「長歌行(ちょうかこう)」36話・37話・38話ネタバレあらすじと感想。

歴史 / 時代劇
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「長歌行」36話・37話・38話ネタバレあらすじと感想。李長歌一行は漠北で知り合った少女から、紫草の売買は禁止されているが、お祓いに使うのは禁じられていないと聞きます。李長歌一行は紫草をお祓いに使う祭りに参加して大量の紫草を入手し……。

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36話:漠南の少女

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李長歌一行が漠北で食事をしていると、1人の少女が店主に財布を忘れたから唐皇室の珍しい手巾を代金の代わりにしたいと交渉していました。

怪しんだ店主は李長歌一行を唐から来た商隊とみて手巾の真価を尋ねてきます。李長歌たちは手巾を一目見て皇室のものではないと答えました。

少女は役所に突き出されそうになりますが、兵を連れた叔父らしき人物が来て代わりに代金を払ってとりなします。その後、叔父のもとからまた逃げ出した少女は店の外で李長歌一行と鉢合わせしました。

追って来た兵を見て李長歌一行が動揺したのを見た少女は一行に捕まっているふりをします。李長歌は咄嗟に少女を気絶させて連れて逃げました。

李長歌一行の宿で目覚めた少女は窓から逃げた後、偶然李長歌と弥弥古麗の話を耳にします。弥弥古麗が漠北人だと聞いて、少女は自分は漠南人の珍珠ジェンジューだと名乗りました。漠南国から漠北の祭り、乞寒節を見に来たと説明します。

乞寒節では疫病神役の踊り手に人々が紫草を投げてお祓いをするとのこと。紫草の売買は禁止されていてもお祓いに使うのは禁じられていないと聞いた李長歌はある策を思いつき……。

李長歌一行は珍珠とともに乞寒節で疫病神に扮して踊り、大量の紫草を集めます。ところが集めた紫草を積んで漠北を発とうとした李長歌一行は、阿詩勒部に支配されている漠北王の菩颯(プーサーワン・ルイチャン)に捕らえられてしまいました。

なぜ大量の紫草が必要なのかと問い詰められた李長歌は巨額の富を得るためだと言ってごまかしますが、一行は投獄されてしまいます。

獄中で李長歌一行が紫草を届ける10日間の期限に間に合わないのではないかと焦る中、漠南王の夷男イネルが漠北国にやってきました。なんと珍珠は漠南国の王女だったのです。

最初は珍珠だけが牢から出されますが、珍珠の懇願により漠北王は李長歌とも面会して話を聞くことにします。

李長歌が漠北王に面会する直前、阿詩勒部からの使者がやってきます。使者は漠北と漠南に兵1万ずつと、人質として王の母、妻、娘を差し出すように言って帰って行きました。帰り際、李長歌の顔を見た使者は李長歌のことを知っているようで……。

感想

偶然知り合った少女が漠南国の王女だったとは!ここからまた新たな物語が展開しそうですね。

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37話:砂漠の結盟

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李長歌は急いで漠北王と漠南王に自分は”鷹師”の軍師だと身分を明かし、次のように伝えました。

”鷹師”で蔓延している疫病の治療に必要な紫草の売買を阿詩勒部は禁止した。つまり”鷹師”は阿詩勒部に捨てられた。家族を人質として差し出したくなかったら”鷹師”と結盟して阿詩勒部に対抗するべきだ。私は”鷹師”の軍師として顔を知られている。結盟を知られたくなければ今の使者を阿詩勒部に帰してはいけない。

漠北王は使者を討ち取るように命じます。李長歌は仲間が解放されて紫草が無事に届けば自分が”鷹師”に結盟を交渉する、信用できなければ自分1人が人質としてここに残ると言いました。

阿詩勒部では可敦が延利可汗の天幕で毒を仕込んだ香を焚き、病状を悪化させていました。その上、可敦は延利可汗に口を利けなくする薬を飲ませ、阿詩勒部を自分が操ろうとするのでした。

”鷹師”では穆金の病状が急激に悪化し、孫思邈は今夜中に熱が下がらなければ助からないと診断します。阿詩勒隼は穆金を冷水に浸からせ一晩中励まし続けるのでした。

弥弥古麗、秦古、緒風、羅十八と雁行門一行は”鷹師”を目指して紫草を運んでいました。一行が夜営している時、薪を集めに行った弥弥古麗は”紫草を燃やせば人質になっている弟は殺さない”という矢文を受け取ります。

”鷹師”の仲間と弟のどちらを助けるか苦悩する弥弥古麗……。雁行門の夜営地が刺客に襲われます。秦古は弥弥古麗、緒風、羅十八に紫草を積んだ馬車で先に行くように言い、自分は雁行門の配下たちとともに迎え撃ちました。

しかし馬車にも追っ手が迫り、緒風と羅十八も飛び降りて応戦。紫草は弥弥古麗1人に託されたのでした。

翌朝、阿詩勒隼の必死の努力にもかかわらず、穆金は昏睡状態に陥ってしまいます。そこへ紫草を持った弥弥古麗が現れました。弥弥古麗は”鷹師”の仲間を助けることを選んだのです!

急いで薬草を煎じた弥弥古麗ですが、穆金はもう自分で薬湯を飲むことができません。そんな穆金に弥弥古麗は口移しで薬湯を飲ませます。薬が効き、穆金は意識を取り戻すのでした。

その後、可敦が延利可汗の名で”鷹師”と土喀設率いる”熊師”に漠北討伐の命令を出します。阿詩勒隼は李長歌を漠北から救い出す絶好の機会だと考えますが、実は可敦は戦場の混乱に乗じて土喀設に阿詩勒隼を始末させようとしていたのです。

感想

咄嗟に漠北と漠南の窮状を見抜いて交換条件を提示する李長歌の観察眼は相変わらず鋭いですね。
弥弥古麗が”鷹師”の仲間を助けることを選び、薬草が間に合ってよかったです。穆金に告白された時は拒んでしまった弥弥古麗でしたが、これをきっかけに愛は成就するのでしょうか。

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38話:弥弥古麗の正体

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”鷹師”と”熊師”が攻めて来たと知った漠北の使者が手土産を持って和議を申し入れに来ます。使者が阿詩勒隼に手渡した箱の中には、かつて阿詩勒隼が李長歌に贈った珠が入っていました。

李長歌からのメッセージだと察した阿詩勒隼が箱の底を見ると落ち合う時刻と場所が書かれていたのです。

約束の場所で再会した阿詩勒隼と李長歌は思わず抱き合います。阿詩勒部から酷い仕打ちを受けても離反することをためらう阿詩勒隼に、李長歌はある策を授けるのでした。

そんな中、戦場での”熊師”の本当の標的を知らせるため、弥弥古麗が”鷹師”の軍営に来ました。弥弥古麗がどうやってそれを知ったのか疑問に思う穆金。

弥弥古麗は穆金に、自分は可敦に弟を人質にとられ、”鷹師”に送り込まれたスパイだと打ち明けます。それを聞いた穆金は自分が必ず弟を救い出すと約束するのでした。

阿詩勒隼は土喀設に、漠北を攻める予定の前夜に急襲をかけることを提案します。その一方で阿詩勒隼は弥弥古麗を漠北に使いに遣り、今夜の急襲で”鷹師”は先陣を切るが全滅を装うので呼応してほしいと伝えていました。

夜になり、何も知らずに後から漠北を攻めた”熊師”は待ち構えていた漠北・漠南軍に挟み撃ちにされ壊滅状態に。兵を置いて1人で逃げようとした土喀設を阿詩勒隼と穆金が追いかけて討ち取ります。

穆金は”鷹師”の全滅を信じ込ませるため、自分が血のついた阿詩勒隼の冠を持って阿詩勒部に報告に行くと名乗り出るのでした。

漠北国に李長歌を迎えに行く阿詩勒隼。そして阿詩勒隼は李長歌が”鷹師”の軍師に登用してもらう代わりに叶えると約束した3つの願い事の1つ目を”女らしくなれ”と言います。その時、突然、何者かが放った矢が阿詩勒隼の胸に刺さり……。

一方、穆金が阿詩勒部に着くと、可敦が前王朝復活のために幕営を定襄に移そうとしているところでした。穆金は可敦の策が成功したと思い込ませるため、阿詩勒隼が内部の裏切りに遭って死んだと伝えるのでした。

感想

弥弥古麗が奴隷として”鷹師”に送られたのは可敦のスパイとしてだったとは……。それが弥弥古麗が穆金の告白に対して釣りわないと言った理由だったのですね。阿詩勒隼はやっと土喀設を斬って李長歌の恨みを晴らすことができたのに、謎の人物が放った矢に倒れてしまうなんて!”鷹師”と結盟したはずの漠北国内に裏切り者がいるということでしょうか。矢を放った人物の正体が気になります。

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本ページの情報は2023年11月のものです。最新の情報は公式ページまたは動画配信サービスにてご確認ください。