「ウォーキング・デッド」のスピンオフ作品「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」にアリシア・デブナム=ケアリーが復帰したことが、米紙によって報じられました。アリシアはシーズン6でウイルスに感染したもののウイルスは消え、母との再会を果たしました。
「FTWD」にアリシア・デブナム=ケアリーが復帰
「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の最終シーズンでは、亡くなったと思われていた人々が大復活を遂げました。まず、シーズン4で野球場で亡くなったと思われたマディソン・クラーク役のキム・ディケンズがシーズン7で再登場しています。
次に、シーズン3でハンマーによって亡くなったと思われていたトロイ・オットー役のダニエル・シャーマンも戻りました。チャーリー役のアレクサ・ニーゼンソンもサプライズ登場を果たしますが、チャーリーは末期の放射能中毒により亡くなります。
しかし、「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の最終シーズンにはファン待望のリターンがもう1つあります。それはアリシア・クラーク役のアリシア・デブナム=ケアリーの復帰。
実は、アリシアはシーズン7エピソード15の最後で仲間を見送ったあとに倒れこみ、再び目を覚ました時には”いつもの自分”に戻っていたのです。その後、メッセージを聞いた人を捜しに出ました。
そして「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」フィナーレの終盤、アリシアは母に再会するためにテントの中へと入っていきました。
再会した母と娘、そして新しく迎えた養子のトレイシーも加わり、全てが始まった場所であるロサンゼルスに戻る旅にでることに。マール・ハガードの”Mama Tried”が流れ、トリオはジープに乗って西へと向かい幕を閉じるのです。
「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の終着点はマディソンが家族と再会することだった
「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の製作総指揮を務めるイアン・B・ゴールドバーグとアンドリュー・チャンブリスは、米紙Entertainmentのインタビューでアリシアが復帰した経緯を明かしました。
これには、物流と創造的な理由の2つが絡み合っていました。それというのも最終シーズンにアリシアが復帰することはすでに決定事項だったため、彼らはアリシアを復帰させるための物語を考えなければならなかったのです。
とはいえ、彼らもファン同様に”マディソンとアリシアの再会で物語が終わる“という夢があり、シーズン1から家族のために戦っていたマディソンは家族と再会しなければならないと感じていました。
そのためマディソンとアリシアが再会するフィナーレは必然となり、再会を果たした2人は全ての始まりの地ロサンゼルスへと戻るところで物語は幕を閉じました。
このマディソンとアリシアがロサンゼルスに戻るというのも、ロサンゼルスで暮らしていた時には、マディソンは息子ニックと娘アリシア、そしてマディソンの彼のトラヴィスとの”混合家族”で暮らしていました。
そしてフィナーレでは、マディソンとアリシア、そして新しく家族になったトレーシーの”混合家族”が、すべての始まりであるロサンゼルスに戻るという形でシリーズの始まりと終わりを繋げているのです。