「ウォーキング・デッド:デッド・シティ」シーズン1第2話「敵の正体」ネタバレあらすじ。暗闇から急に現れた老婆にリュックを奪われてしまったマギーとニーガンは、思わぬ形であるグループと知り合います。しかし彼らは2人を敵と思っていたようで―――
「デッド・シティ」あらすじ
謎の集団に息子のハーシェルをさらわれたマギーは、リーダーが吹く口笛からニーガンとの関係を疑い、彼のもとを訪ねる。ニーガンに深い過去の因縁を持つマギーだが、息子奪還のため彼と共闘体制をとり、大量のウォーカーがひしめくマンハッタンに潜入する。
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2話「敵の正体」ネタバレ
老婆
マギーとニーガンが暗闇の中、逃げ口を探しているところで老婆と遭遇しリュックを奪われてしまいます。その老婆はビル内を知り尽くしているかのように逃げ回りながらも2人を誘導しているようでした。
すると老婆は、ビルの窓から隣のビルに繋げてある鉄線を使って器用に隣のビルに渡り、2人にも来るよう手招きをします。マギーは高いところが苦手なのかニーガンを先に行かせ、次に自分も渡りましたがスピードが足りずにあともう少しのところで止まってしまいました。
下には無数のウォーカーがウロウロしていたため、ニーガンが手を差し出しましたがマギーは断り自力で渡り切ります。ビルの中に入っていくと老婆がリュックを漁っていましたが、ニーガンが荷物の中にあった何かを「それは譲る」というと老婆はハトの肉を差し出しました。
どうやら奪うのではなくブツブツ交換をしようとしていたらしいです。ニーガンは、どんな状況でも順応してしまうようですが、マギーは荷物をまとめながら先に行くと言います。
そこでニーガンは、煙が出ている場所を指さしながら老婆に「煙が出てるあの建物まで道案内を頼みたい」と言いました。すると老婆は、手を両手に広げて止めているような動きをしたのです。
ニーガンは、老婆の雰囲気から止めていることが分かると「老婆についていくか引き返すかのどちらかだ」とマギーに選択を迫りました。戻ったところでそこには保安官とウォーカーがいる、そこで仕方なくマギーは老婆についていく方を選択したのです。
老婆の名前はエスター。彼女は2人を仲間のいる場所に連れて行きましたが、マギーとニーガンは銃を向けられてしまいます。どうやらエスターは”肉を探しに行く度に観光客を連れて来る”ようで、マギーとニーガンを連れて来たことで仲間たちが言い合いを始めます。
その会話を聞いていたマギーは、彼らはクロアチア人ではないと確信し「カナダに行く途中、嵐で船が流された。物資が揃えば出て行く」と嘘をついたのです。でも、その嘘は見破られ閉じ込められてしまいました。
一方で、現ヒルトップに預けられたジニーは、その環境に戸惑い馴染めずにいました。ベッドに座りシャツをひざ掛けにして膝を抱えます。ここでシーンは、同じ部屋にハーシェルがいた時に変わります。マギーはハーシェルが訓練をさぼった事に怒っていると、ハーシェルは「備えておけ、知ってる。僕は死ぬ」と話しました。
それを聞いたマギーは何も言い返せず、側にあったハーシェルの絵を褒めます。しかしハーシェルは失敗だと言って絵を奪うとくしゃくしゃに丸めて部屋を出て行ってしまいました。
そして現在、ニーガンは幽閉されたのはマギーが嘘をついたからだと言い、双方が情報交換したりすることで解決する問題であり、ここに閉じ込められているのは彼らなりの理由があるからそれを利用すればいいとマギーに話します。
クロアチア人について
情報ならあなたが持ってるでしょ。マギーはニーガンに詰め寄りました。するとニーガンは”クロアチア人”について話し始めます。
世界がイカれ始めた頃、クロアチア人が俺の元に現れた。当時ヤツはいわゆるどん底の状態で地獄を経験した。俺が保護しないと銃を咥えてたはず。奴は俺と居ると安心するらしく、兄弟と呼ぶようになった。あの頃は、誰もが絶望の中にいて、ちょっとした聖域を求めてた、すべてを失ったから。
だから俺は人助けのつもりだった。俺が怪物になる時はやむを得ない時だけで仲間を守るためのパフォーマンスだ。でもあのクロアチア人は人の心が読めた。人をもてあそび心を引き裂ける。脅威に対するうえで便利な能力(拷問係)だった。だが度が過ぎた。
王国と衝突を始めた頃、聖域の数キロ先で女性が車に隠れていた。ただの浮浪者で自分たちに危害を加えるようではなかったため解放を指示したがクロアチア人は別の可能性を疑た。実際彼女はスパイだったがまだ子供だった。クロアチア人は彼女に自白させたあと……。
ニーガンは暴走野郎のクロアチア人を始末すべきと思いました。そのチャンスは1度きりでしたが、ニーガンはチャンスを逃しクロアチア人の片耳だけ服飛ばして終わってしまったようです。
クロアチア人はそれ以来消息不明になったとのことでした。そうなると、クロアチア人はニーガンを殺したいと思っているはず。かつての仲間だからハーシェルを解放出来るというのではなかったのです。
そこでドアの向こう側が騒がしくなっているのに気づきます。男が入って来て2人を連れ出すと「こいつらがブラージを誘導した」と責めてきました。男はニーガンとマギーがブラージの仲間だと思っているようで、興奮状態になっていました。
ニーガンは隙を見て男の背後を取って脅しましたが、すぐに開放し「俺たちは味方だからな」と伝えます。すると女がニーガンとマギーに荷物を返しました。マギーはクロアチア人の仲間を待つつもりでしたが、ニーガンは向こうが優勢の時はダメだと引き留め、彼らの後に続き屋上に向かいます。
しかし、そこでエスターが敵に捕まってしまいました。ニーガンはエスターを助けようと男を説得しようとしましたが、男は<ここが我が家 ここが我が家>とつぶやいて聞いていない様子。
その瞬間エスターは刺されて死亡。ニーガンが男を拘束し、男のことは自分に任せてみんなに逃げろと伝え男を建物の中に引きずり込みます。
アームストロング保安官
気を失っていた保安官が目を覚ましました。そこにはウォーカーが歩き回っており、通路に転がった自分の銃を取りに行こうとしましたが動くことが出来ません。
さらに、一緒に来た仲間の保安官がウォーカーになっていることに気づくと、メモに書かれた「ジョエル・アームストロング」の名前を見て胸を痛めているようでした。
どうにか逃げ出した保安官は、あるアパートの一室のドアを蹴破って侵入し武器の代わりになるものを探し、部屋の住人が自殺で使用した銃を手に入れます。
部屋を出ようとしたところ、ドアの前にウォーカーがやってきたため窓から脱出しましたが、その直後 網の罠にハマってしまったのです。
結末
建物の中に敵が入ってきていましたが、ニーガンは捕えた男を躊躇ない残酷な方法で殺害し遺体を上から投げつけました。その様子をマギーは見ていたのです。「俺が怪物になる時はやむを得ない時だけで仲間を守るためのパフォーマンスだ」と言っていた通り、その時のニーガンはマギーや他の生存者を守るため怪物になったようです。
ニーガンの行動にマギーは戸惑い一言も話さなくなりました。一方で、ニーガンたちを敵だと思っていた男たちは、助けてくれたことに感謝していました。話の中で、ブラージを仕切ってる男の話が出ます。クロアチア人です。
マギーは彼らに「クロアチア人を追ってる。息子をさらわれた」と真実を話しました。すると彼らの中の女性が口を開きます。「アジトに行きたい?それなら力になる死ぬ覚悟があるなら」
そして保安官がハマった罠はクロアチア人が仕掛けたもので、暗くなった頃クロアチア人と数人の男がやって来て保安官は下ろされ、そのまま連れて行かれてました。
感想
ニーガンは真は優しい人だろうと思っていましたが、やっと本人から本音が聞けました。彼もまた仲間を守るために怪物になったわけですが、その理由でマギーは果たしてニーガンを許せるのかと言うことになります。
マギーが怪物になった時のニーガンを見て無言になったのは、自分たちもきっと仲間を守るために同じことをしたかもしれないとか、仲間や愛する者のために怪物になる気持ちが理解できたのかもしれません。
「デッド・シティ」はまだ2話ですが、全体的にマギーのセリフが少なく、どちらかというとニーガンが主役という感じです。現段階での流れがそうなのかもしれませんが、でもここはやはりニーガンの物語と言った方が良さそうです。