「テイルズ・オブ・ザ・ウォーキング・デッド」キャストとシーズン1第6話ネタバレあらすじ。終末世界を旅する夫婦は、妻の記憶を頼りに屋敷へと辿り着きます。
ただ1泊だけでも泊めてもらえればとの安易な考えが、夫婦に思わぬ結果をもたらします。夫婦が招かれてまもなく屋敷の住人は死に、夫婦は命の危険を感じざるを得なくなりました。
「テイルズ・オブ・ザ・ウォーキング・デッド」ストーリー
本作は初登場の人物が中心の6つのストーリーから構成されるスピンオフ作品ですが、そのうちの1話はTWD本編の後半戦に登場する、あるキャラクターの前日譚となっています。
また、終末世界のアメリカで人間たちがぶつかりながら成長していく、TWD本編のドラマ要素を踏襲しつつも、某映画のパロディがみられるコメディタッチから、タイムリープが登場するSF的展開、フィルム・ノワールのような殺伐としたタッチまで、多種多様な描かれ方でそれぞれのエピソードが展開する点が見どころです。
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第6話の登場人物
イダリア役/ダニエラ・ピエダ
俳優情報
- 英語表記:Daniella Pineda
- 出身:アメリカ/カルフォルニア州
- 生年月日:1987年02月20日
- SNS:Instagram
- 出演作
- オリジナルズ
- ジュラシック・ワールド
- カウボーイビバップ
役どころ:エリックの妻。理性的で、例え終末世界であろうがマナーや道徳を大事にします。
俳優について:ダニエラ・ピエダはメキシコ系アメリカ人の女優で、大学で社会学と放送ジャーナルを学び、卒業後はサンフランシスコのラジオ局で働いていました。ところが、不景気で仕事がなくなったため単身でNYに移住し、自身で制作と出演した動画をYouTubeに上げていたところ、それがタレントマネージャーの目に留まって女優業に転身しました。
エリック役/ダニー・ラミレス
俳優情報
- 英語表記:Danny Ramirez
- 出身:コロンビア/ボゴタ
- 生年月日:1992年09月17日
- SNS:Instagram、Twitter
- 出演作
- アサシネーション・ネーション
- 2つの人生が教えてくれること
- トップガン マーヴェリック
役どころ:イダリアの夫。楽天家な性格と終末世界が相まって、何事も自分に都合のいいように捉えるところがあります。
俳優について:コロンビア系メキシコ人の俳優ダニー・ラミレスは、スポーツ選手を目指していたものの怪我で断念し、演技の道へと進みました。2016年からキャリアをスタートさせ、ドラマ「ギフテッド」やNetflixシリーズ「マイ・ブロック」で世間に広く知られるようになりました。
マリア役/アイリス・アルマリオ
役どころ:イダリアとエリックと行動を共にしていた女性。ウォーカーと化して、彼らの後を追っています。
俳優について:アイリス・アルマリオはアメリカ出身の女優、モデル、インフルエンサーです。モデルとしてキャリアを始めた後に、「セックス・アンド・シティ」でTVデビューを果たしました。
ドーニャ・アルマ役/ジュリー・カーメン
役どころ:屋敷に1人で住む高齢女性。霊能力者でもあり、呪文で人を癒せると噂されています。
俳優について:シュリー・カーメンは、アフリカ系キューバとスペイン、ドイツの祖先を持つアメリカ出身の女優です。1976年から女優として活動していますが、それと並行して心理療法士としても活動しています。ドラマセラピストの訓練を受けており、自ら考案した演劇を通して行う治療のプログラムを実施したことも。
第6話ネタバレ
不気味な屋敷
※ 本記事はシーンごとにまとめているので、物語が前後する箇所があります。
イダリア(ダニエラ・ピネダ)とエリック(ダミー・ラミレス)夫妻は終末世界を旅しており、当てもなく森の中を彷徨っていました。その後ろにはマリア(アイリス・アルマリオ)と呼ばれるウォーカーと化した女性がついてきているものの、イダリアたちは気にせず先を急ぎます。
すると、辺りの様子から近くにある屋敷のことを思い出したイダリアは、この近くに霊能力者の女性が住む屋敷があることを明かしました。ただ、彼女がいたら泊まれたとしても1泊とのことで、エリックは彼女がいなければと不敵な笑みを浮かべます。
その夜。屋敷に辿り着いたイダリアたちは明かりが灯っていることに気づき、中へと入りました。
屋敷には警戒心の強いドーニャ・アルマ(ジュリー・カーメン)という霊能力者の女性が1人で住んでおり、この屋敷をどうやって知ったのかとイダリアを問い詰めます。イダリアはマリアからこの屋敷の話を聞いたと説明し、ひと晩だけでも泊めてほしいと頼み込みました。
しかしアルマは決して2人を泊めようとはせず、食事だけを振る舞ってすぐに帰るよう促しました。そんな頑固なアルマに痺れを切らしたエリックは、力尽くで従わせようとアルマの腕を掴みます。
その瞬間、何故かアルマは首を抑えて苦しみながら亡くなりました。
囁き声
思わぬ形で大豪邸を手に入れたイダリアたちは、まるで終末前のように豊かな暮らしを送っていました。そんなある日、イダリアとエリックはそれぞれ謎の囁き声を聞きます。
イダリアは”ここは私の家“との囁き声を、エリックは”ハンサムさん”という囁き声でした。それでも深くは考えないようにして過ごすイダリアたちでしたが、それぞれおかしな行動を取り始めたことで囁き声の存在を無視できなくなっていきます。
イダリアはイエス・キリストの幻覚に襲われ、エリックは知らぬ間に鳥の死骸を握りしめていました。どんどん追い詰められていくエリックは、ついに人の姿をしたマリアを目撃します。
とはいえマリアはとっくにウォーカーと化しており、それはエリック自身も理解しているはずですが、あまりにもリアルなマリアの言動にエリックは混乱していました。
結末
マリアはいくらエリックに断られようが諦めようとはせず、ただひたすらに門の中に入れてほしいと懇願します。やがて罪悪感に苛まれたエリックは門を開け、マリアを招き入れようとしました。
そこへイダリアが駆けつけ門を閉めると、エリックを部屋の中へと連れていきます。未だ状況が把握できずに混乱するエリックに、イダリアは全て幻覚なのだと説明しました。
にかわには信じがたい話に眉を顰めるエリックでしたが、門の前には人の姿をしたマリアではなく、ウォーカーと化したマリアの死骸がありました。それでもエリックはイダリアの話を信じないどころか、イダリアを変人扱いして信用できないと責め立てます。
その夜。イダリアは囁き声に誘われてやって来た地下にて、これまでイダリアたちが生き延びるために殺害した人々が、壁の植物に捕らわれている姿を目の当たりにします。
しかもそこでもまたアルマの霊が「私の家だ」と主張してきたため、イダリアはアルマが罰を与えていると結論づけ、銃を取り出しました。しかし実際にイダリアが取り出したのはクリスタルの十字架で、イダリアのこの行動は更なる波紋を呼びます。
庭に埋めたアルマの遺体が自ら這い出てきて、イダリアとエリックを地下へと追いやったのです。イダリアとエリックは成す術もなく、これまで殺害した人々に引きずり込まれます。
第6話の感想
ストーリーとしてはとてもシンプルだったものの、人が欲望のままに生きたらどうなるかを、イダリアたちの生き方を通して再確認することができました。いくら終末世界とはいえ、他人のものは他人のものだという基本は忘れない方が身のためです。
そもそも本当に怖いのはウォーカーではなく、生きている人なのかもしれません。特に、終末世界ともなると人は理性を失いがちなので、そうなれば人は終末前よりも恐ろしいものとなります。
そんな人の恐ろしさをまざまざと感じることができ、人としての在り方を今一度考えらせられました。
次の話