「ザ・ワンズ・フー・リブ」シーズン1第5話ネタバレあらすじ。
「ザ・ワンズ・フー・リブ」ストーリー
リックとミショーンの愛の物語。絶えず変化する世界によって変わり、彼らは生存者との戦いの中で自分たち自身を見つけることができるのか、それとも彼ら自身も「ウォーキング・デッド」であることを発見するのか?
imdbより(訳)
5話ネタバレ
リックとミショーンの新たな旅
市民共同体軍(CRM)から逃げて生き延びることを決めたリックとミショーンは、子供たちのいるアレクサンドリアを目指していました。しがらみから解放されたリックには笑顔が戻り、ミショーンとの旅を心底楽しんでいるようでした。
リックたちはしばらく車を走らせ、スリー・パインズ・トレイルというキャンプ場のような場所にやって来ます。しかもそこにはキャビンがあるようで、その鍵も残っていました。
そこでリックたちは、今夜の寝床になるキャビンを目指します。すると、突然近くで男女の叫び声が響き渡り、リックとミショーンは声のする方へと向かいました。
そこにはウォーカーに襲われる男女3人組の姿があり、リックとミショーンはウォーカーを撃退したうえに食料まで分け与えました。
しかし、リックたちが十分な物資を持っているとわかった男は態度を豹変させ、リックに銃を突きつけて物資を渡すよう迫ります。
男のあまりに無礼な態度にミショーンはブチ切れ、男を返り討ちにしたうえ、銃と渡した食料も回収しました。
ジェイデスとガブリエルの物語
3年前。ジェイデスは神父のガブリエルと森の中で再会していました。
捜していたジェイデスに会えたことを喜ぶガブリエルとは反対に、ジェイデスは自分に会ったことは他言しないでほしいと険しい表情を見せます。
ジェイデスは、ガブリエルの元へ戻る気はないようでしたが、自らの意思でガブリエルに会いに来たのは確かでした。
ジェイデスは信徒を見殺しにしたガブリエルに、どうやって耐えているのかと尋ねます。ガブリエルは祈りと償いと会話だと答え、聖職者である自分には守秘義務があるため、何でも話していいと促しました。
それでもガブリエルたちのことがバレることを恐れたジェイデスは、自分の現状や目的を打ち明けませんでした。
2年前。ジェイデスは1年前と同じ場所で、ガブリエルに会っていました。
そこでジェイデスは、ガブリエルがリックとミショーンの結婚式を頼まれていたことを知ります。実は、ガブリエルは当時、リックが言う未来が見えず結婚式を先延ばしにしていたのです。
そんな中、ガブリエルは森で足元に埋もれていた指輪を見つけ、リックが見つけられる場所に置こうとしていました。しかし、橋での事故でリックが亡くなった(と思っている)ため、ずっとその指輪を持ち歩いていました。
この日は珍しくジェイデスも自分の話をし始め、こうしてガブリエルと会えるのは昔の自分に戻ったみたいで楽しいと笑顔を浮かべます。
どうやらジェイデスは、この頃からCRMのやり方に疑問を感じており、中でも大義のためなら犠牲を厭わないCRMの残酷さに頭を抱えているようでした。
それでもジェイデスは、他者を生かして未来に繋げるためだと信じ、本当の自分を抑えることで何とか正気を保っていたのです。
そんなジェイデスにガブリエルは、先程の指輪を取り出して「信じる心の象徴であるこの指輪がジェイデスを導いてくれるはずだ」と指輪を託します。
ジェイデスは渋々指輪を受け取り、また来年もここで会おうとガブリエルに再会を誓いました。
取引き
リックとミショーンはキャビンで寝ていたところを、銃口を向けたジェイデスに起こされます。ジェイデスはヘリの墜落現場の様子を完璧に把握しており、そこにあったはずの黄色い車がないことから後を追ってきていました。
ジェイデスがリックたちの寝込みを襲わなかったのは、殺した友人に言い残したことがあった経験からで、ジェイデスはリックたちに感謝を述べます。
ここでリックたちが死ねばアレクサンドリアは守られ、子供たちにはより良い世界が待っているからと―――。
ひと通り話し終えたジェイデスは、隙を見てリックとミショーンを撃ち殺そうとしますが、逆にミショーンに腹を切られて深傷を負います。ジェイデスは何とか車に乗り込み、逃走を図りました。
リックたちを振り切ったジェイデスは、先ほどリックたちを脅した3人組に遭遇し助けを求めます。ジェイデスは危険な人物に追われてると説明し、力を貸してくれたら安全な街に連れて行くと協力求めました。
3人組の女性の背格好が自分と似ていたことから、ジェイデスは彼女に自分のコートを着させて囮にし、リックとミショーンをおびき寄せました。
そこら中が布で仕切られている建物の中に入ったリックとミショーンは、コートの女性を追い詰めます。しかし、それがジェイデスではないと気づいた直後に、男2人が銃口を向けて来たのです。
リックとミショーンは隙を見て男たちを倒すと同時に、女性はウォーカーに襲われてしまいます。女性を助けようと男2人が駆け寄りますが、3人ともウォーカーの餌食になってしまったのです。
この間にも、ジェイデスはリックとミショーンに発砲しながら身を隠しました。双方が膠着状態となるなか、ジェイデスは「あなたたちは強いけど、それじゃ子供たちを守れない 私を殺せば子供たちは死ぬ 傷で死んでもウォーカーで死んでも子供たちは死ぬ」と言い両手を広げながら姿を現します。
ミショーンも銃口を向けながら姿を現しました。ジェイデスの背後にはウォーカーが迫ってきています。そして、もう少しでジェイデスガ噛まれるというギリギリのところでミショーンはウォーカーを始末しました。
それと同時にミショーンの銃は弾切れになり、今度はジェイデスがミショーンに向けて発砲。ミショーンは寸前のところで身を隠します。そしてジェイデスもまた、切られた傷の痛みに唸り声をあげながら身を隠しました。
するとジェイデスは、リックに大義を果たす責任のこと、そしてビール少尉がリックにエシュロンを授けようとしていたことなどを話し始めます。
このままCRMに居ればリックは、CRMが世界のためにしようとしていることの真実知るはずだったと言い、リックの心を惑わせました。
ジェイデスは、アレクサンドリアの安全の確保も出来たはずなのにミショーンが台無しにしたと責め、その身勝手さを指摘したのです。
それを聞いたミショーンはリックに目で訴えながらもジェイデスに聞こえるように「彼女が正しい 私は身勝手だった」と、ジェイデスに取引を持ち掛けたのです。
結末
ジェイデスは取引に応じ、銃を置いてリックの前に姿を現します。リックたちに勝てないと悟ったジェイデスにとって、この取引に応じるしかなかったからです。
ところが、すぐにジェイデスは隠し持っていたもう1つの銃を取り出し、リックに向けます。次の瞬間、ジェイデスはガブリエルに銃を向けた1年前の光景が頭によぎり、撃つのを躊躇いました。
その一瞬の隙を見逃さなかったミショーンは、ジェイデスに銃口を向け「銃を捨てなければ殺す」と迫ります。すると、ジェイデスは自分が死ねばアレクサンドリアは滅亡すると余裕を見せますが、背後からやって来たウォーカーに襲われてしまいました。
即座にリックがウォーカーを倒すも、2体のウォーカーに襲われたジェイデスは首を噛まれていました。死を悟ったジェイデスは、これまで隠してきた胸の内を明かします。
それは、多くのものを失って失うことに疲れ果てていた中で長く続くもの(CRM)に出会い、失いたくない一心で自衛のためにファイルを作ったというものでした。
ただ、結局はジェイデスとアン、CRMとアレクサンドリアとの立場の違いに苦悩していたようです。
実際、ジェイデスは1年前にガブリエルと会った際に銃を向けはしたものの、ガブリエルを撃つことはできませんでした。ジェイデスはガブリエルのおかげで答えを見つけたと話し、自らファイルの在処を明かしました。
カスカディア基地にあるファイルを破棄して家に帰るよう求めるジェイデスに対し、ミショーンはファイルと共にCRMも破棄すると断言します。
ジェイデスは少し寂しそうな表情を浮かべながらも、ガブリエルから託された指輪をリックに手渡します。
そして、リックに夢を叶えるよう告げ、リックに「終わらせて」と頼みました。リックはジェイデスを撃ち、ミショーンを連れて中継点へ向かいました。
その道中、リックはジェイデスから貰った指輪を取り出し、ミショーンにプロポーズをしました。「俺は死ぬまで君のもの」と話すリックに、ミショーンも「私はあなたのもの」と答えました。
感想
まさかジェイデスがこんなに簡単に死亡するとは以外でした。彼女はただ単に嫌なやつではなく、やり方はどうであれ”子供たちが安心して暮らすことが出来る未来”を作りたい一心だったことが分かりました。
そのためにリックがどうしても必要だったのでしょう。でも、ジェイデスの死を知らずに、再会を待ちわびるゲイブリエルの姿がなんとも切ないです。
やはりリックとミショーンは”家”に戻らず、ファイルを破棄するために再びCRMに戻ることになりましたね。このままアレクサンドリアに帰るという流れはちょっと違うと思ったのと、やはり暴れてくれないとTWDっぽくないですよね。