「風起隴西(ふうきろうせい)」12話・13話・14話ネタバレあらすじと感想

サスペンス
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「風起隴西(ふうきろうせい)」12話・13話・14話ネタバレあらすじと感想。翟悦は黄預が燭龍から届いた密書を五仙道の典籍を見ながら解読しているのを目撃。

その直後、翟悦が部屋に忍び込んで典籍を見ていると黄預がすぐに戻って来て……。

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12話:馮膺の復職

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その後、高堂秉は天幕の外から五仙道の仕業に見せかけ、矢で李邈を射るのでした。

五仙道は新しい陣営を設置。翟悦はそこで黄預が燭龍から届いた密書を五仙道の典籍を見ながら解読しているのを目撃します。

典籍の中に暗号解読のカギが隠されていると考えた翟悦は黄預が出て行った直後に部屋に忍び込み、典籍の中を探しました。

すると黄預がすぐに戻って来て、先ほど解読した暗号は”五仙道の高位にある蜀漢の密偵は女子おなご”という内容だったと言うのでした……。

李邈の葬儀で馮膺は荀詡に、山神廟に火を放ったのはお前だろうと囁きます。続けて馮膺はそこまでしたのは、実は白帝は生きていて糜冲に成りすまして五仙道に潜入しているからではないかと尋ねました。

荀詡は誤解だと言ってごまかしますが馮膺は納得していない様子。

その後、容疑が晴れた馮膺は再び全面的に司聞曹を仕切ることになります。狐忠から山神廟で起きた火事についての調査を命じられた馮膺は荀詡に調べるように言うのでした。

五仙道では翟悦が密偵だとバレて捕らえられたと聞いた陳恭が、自分は間軍司の司馬だから尋問経験があると言って翟悦に会いに行きます。

陳恭は翟悦に近づいて口の動きで”助け出す”と伝えますが、翟悦はわざと悪態をついて陳恭を遠ざけました。その態度を見た黄預は「楽には死なせぬ」と言って翟悦に麻薬を飲ませるのでした。

司聞曹では陰輯が高堂秉に馬盛を殺したのは自分だと明かしていました。高堂秉は捜査の手が及ぶのを待つより、自ら罪を白状して馮膺側につく意志があることを示した方がいいと助言します。

感想

山神廟で荀詡と翟悦が落ち合うのを見ていた高堂秉はやはり黄預に知らせたのですね。荀詡が危ないと思っていましたが、翟悦の方に災難が降りかかるとは……。

それにしても荀詡の行動を見通してる馮膺はすごいですね。火事が荀詡の仕業だとわかっていながら山神廟の調査を荀詡に命じるところもさすがです。

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13話:翟悦の最期

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黄預が翟悦に薬が効いてくるのを待つと言って長老たちと酒を飲んでいる間に、陳恭は牢に忍び込みました。陳恭は一緒に逃げようとしますが、翟悦は今逃げたら燭龍を捕らえられないと言って拒否します。

そして翟悦は陳恭に暗号と解読文を伝え、燭龍の暗号を解くカギは典籍の中にあると教えました。教え終わった後、翟悦は陳恭に荀詡からもらった毒塗りの刀を渡してほしいと言います。

最初は断りますが、翟悦に麻薬のせいで無様に死にたくないと言われて陳恭は仕方なく刀を渡します。陳恭は泣きながら翟悦を抱きしめました。翟悦は私が無駄死にならないように絶対に燭龍を捕まえてと言うのでした。

蜀漢では陰輯が高堂秉の助言どおり馮膺に全てを告白。馮膺は罪を不問に付して陰輯の弱みを握ることにしました。その上、馮膺は自ら罪を告白するのは高堂秉の考えた手だなと見抜きます。

五仙道では、薬が効いた頃を見計らって黄預が牢に行くと翟悦はすでに死んでいました。

陳恭が設計図を盗み出す日の夜、連弩の製造所近くの駐屯軍の巡視当番は陰輯でしたが、高堂秉は先日の助言の見返りに当番を自分と交代する約束を取り付けていました。

その日の朝、馮膺は高堂秉を呼び出し、柳瑩を李厳に引き合わせる前に一度話がしたいと言います。高堂秉は今日の昼に紫煙閣で食事の席を設けると約束しました。

2人の会話を偶然聞いた荀詡は昼前に柳瑩に会いに行きます。そして今日の昼に馮膺が紫煙閣に来たら肌身離さず持っている官印を持ち出してほしいと頼みました。

柳瑩は「あなたのためなら何だってするわ 理由は尋ねず見返りも求めない」と言って引き受けます。

その後、柳瑩は馮膺を紫煙閣の庭の温泉に誘い、その間に自分の侍女に馮膺の衣から官印を持ち出させます。荀詡はその官印を自分で偽造した通行証に押すのでした。

感想

こうなってしまったら翟悦の選択肢は他になかったと思いますが、悲しすぎる最期でした。

本当は間諜の柳瑩にとっては官印を持ち出せるように仕向けるくらい簡単なことなのでしょうね。でも柳瑩を間諜だと知らない荀詡はよくそんなこと頼めたなぁと思いますが……。

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14話:設計図の盗難

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設計図が盗み出される日、荀詡は司聞曹の当直でしたが配下の裴緒を代わりに泊まらせ、偽造した通行証を使って連弩の製造所へ向かいました。

~黄預の計画~

陳恭が精鋭を率いて製造所に忍び込み、同時に黄預が率いる信徒が倉庫を襲う。軍が倉庫に駆けつけて警備が手薄になったところで設計図を盗む。設計図を盗んだ陳恭は竹鵲を使って東側の谷に飛び降り、黄預と落ち合う。

~陳恭の計画~

黄預の計画に従うように見せかけ、設計図を盗み出した後は黄預の待つ東側の谷を通らずに直接燭龍が指定する場所に行く。そのために荀詡に製造所の裏門の鍵を開けておくことを頼んだ。

陳恭は設計図を盗み出した後、東側の崖の上で同行してきたかん長老を刺し、裏門へ向かいました。関長老は黄預に危険を知らせるために最後の力を振り絞って自ら崖を落ちて行くのでした。

その後、陳恭は荀詡が鍵を開けておいた裏門から出て無事に燭龍が指定した場所に向かって竹鵲で飛んで行きます。

一方、荀詡が任務を終えて司聞曹に戻ろうとすると、五仙道の襲来のせいで周辺が封鎖されていて足止めされてしまうのでした。

通行証は持っていても合言葉を知らない荀詡は怪しまれ、確認のために馮膺の屋敷に兵が遣わされます。

その夜、馮膺は柳瑩を連れて李厳の屋敷に行っていて不在でした。代理で孫令が司聞曹で当直しているはずの荀詡を確認しに行きますが、そこには荀詡の衣を着た裴緒がいたのです。裴緒も捕らえられてしまいます。

その頃、李厳は柳瑩の琴の演奏を聴いて大変気に入っていました。

明け方になっても黄預が待つ東側の谷に陳恭は現れず、関長老の骸だけが見つかります。黄預は異常を察知し、私の見込み違いだったかと言って天水へ逃げることにしました。

朝になって孫令が駐屯軍に到着すると、連弩の設計図が盗まれたことが明るみに出ていました。それまで黙秘を貫いていた荀詡が初めて口を開き、設計図はいずれ戻るが今はまだ詳しいことは打ち明けられないと言います。

孫令は荀詡を司聞曹に連れ帰ろうとしますが、駐屯軍は荀詡が五仙道を手引きしたと疑い拷問にかけるのでした。

感想

陳恭は無事に脱出できてよかったですが、荀詡が捕らえられてしまうとは!確かに事件が起こったら周囲は封鎖されますよね。

荀詡にとっては馮膺の不在が幸運だったのか、不運だったのか……。

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