「麗しの城主様～恋の宮廷騒乱記～」あらすじ/キャスト/相関図の総まとめ。本作は、宿敵同士の城主がお互いの正体を知らずに惹かれ合うラブコメ時代劇です。男装の城主役は「親愛なる君主様」の张悦楠（ジャン・ユエナン）。相手役は「春来恋慕」の严子贤（イエン・ズーシエン）が務めます。
あらすじ
各地で領土争いが起きていた時代。木兮城と軒月城は、積年の敵対関係にありました。木兮の城主には長らく跡継ぎがいませんでしたが、年老いてからようやく妻が懐妊します。ところが、妻が難産で苦しんでしまい、木兮城主は妻を奮い立たせるため戦の際に鳴らす太鼓を叩くよう配下に指示しました。
この太鼓の音を聞いた、木兮の宿敵である軒月城の城主は、木兮が攻め込むつもりだと誤解し深夜にもかかわらず戦闘態勢を取りますが、もともと病に侵されていたこともあり亡くなってしまいます。まだ幼い息子の柳軒冥はこのことにより、木兮を一層憎むようになるのでした。
一方の木兮城ではついに子が生まれてきますが、生まれたのは女の子の葉昭南でした。女子であることが知られれば争いに発展してしまうと危惧した城主は、葉昭南を息子として育てることを決意します。
十数年後。父が亡くなり、男として城主の座を継いだ葉昭南は、男女の区別や身分の差をなくす法律を定めるも大臣たちから反発を食らってしまいます。そんなある時、葉昭南は狩りに出かけた先で柳軒冥と出会いますが、お互いに相手が宿敵の相手だと気づかないまま接します。
そこへ刺客が現れ、柳軒冥に襲いかかりました。応戦した柳軒冥は崖から落ちそうになり、柳軒冥を助けようとした葉昭南は一緒に崖から落下してしまいます。
葉昭南は落下後に頭を打って気を失い、柳軒冥は彼女を命の恩人として軒月城へ連れ帰りました。意識を取り戻した葉昭南は記憶を失っており……。