【エージェント・オブ・シールド】シーズン7第5話ネタバレと解説。クロニコムの狙いがインサイト計画であることに気づいた時、既にヒドラはシールドに入り込んでいた。計画を阻止するためライトハウスを浸水しようとしたがマックの両親がライトハウスに監禁されているのに気づき……。
【エージェント・オブ・シールド】シーズン7第5話あらすじ
物語の舞台は1973年。
1970年代風にアレンジしたオープニングで始まる。
コールソンは、70年代のファッションに身を包み「これが私の時代のNYだ」と嬉しそうにメイに話しかけるが、メイは触った相手の感情しか持てないため特に反応しない。
その直後、2人は70年代ファッションに着替えたデイジーと合流。
そこにスーザが登場するも、彼は変わらぬスーツ姿だった。
どうやら彼は、象の足みたいな裾(ベルボトム)が気に入らない様子。
スーザの頭は時代の流れに追いつけないようだ。
次に4人は”あの酒場”に向かった。
イノックが居るモグリ酒場であり、シールドの隠れ家だ。
そして、イノックにとって仲間との再会は40年ぶりとなる。
ドアは施錠され、合言葉を入力する形に進化していた。
「SWORDFISH(メカジキ)」
コールソンが暗号を打ち込むとロックが解除された。
ところが、中に入ると隠れ家は派手に様変わりし、イノックに話しを聞こうとしたが彼の姿は無かった。
定員に聞いても、1年以上イノックの姿を見ていないという。
4人は、このままもう少しイノックの情報を集めることにする。
その頃、ゼファーではシモンズが首に違和感を感じ、ディークは攫われたことに多少ショックを受けていた。
シモンズが「フレディは3年前に死んだからもう攫われない」と話すと、ディークは複雑な表情を見せた。
「ジジ(フィッツ)から連絡あった?」
ディークがシモンズに問いかける。
しかし、シモンズは一瞬ディークが何を言っているのか理解できないような表情を見せた。
「じいちゃんのことだよ」
その言葉でシモンズはジジ=フィッツの事だと思い出す。
ディークが訓練に戻った直後、シモンズは再び辛そうに首の後ろをさすった。
彼女の首は、オレンジ色に光る何かが埋め込まれていたーーー。
【エージェント・オブ・シールド】シーズン7第5話ネタバレ
時系列の変化
隠れ家にある大物が姿を現した。
コールソンの時代では、シールドの上層部の将軍で、スーザの時代では銃もロクに扱えないほどの新人エージェントだったリック・ストーナ。
ストーナはすぐに演説を始め、今回の計画の立役者であり上司、そしてシールドの友として「ウィルフレッド・マリック」を紹介する。
マリックは生きていたのだ。
そして、コールソンはマリックの演説の内容から、ヒドラは計画を40年早めたと推測した。
それがインサイト計画だ。
シールドの大半は忠実な職員だが上層部の数人がヒドラだった。
彼らはヒドラの陰謀を知らずインサイト計画を喜んでいたのだ。
ヒドラの計画が早まったのはクロニコムの仕業だと察した。
コールソンが取引を断ったから、クロニコムは時系列を変えてマリックを死なせなかったのだ。
その情報を得るため、コールソンとスーザは職員たちから話しを聞くことにしたが、有名人であるスーザは気配を消して行動することにした。
一方で、メイはストーナに人事部のエージェント・マクブライドと名乗り、「インサイト計画の完成はあと3年くらいかかるが、1976年の建国200年には新しい自由が生まれる年となる」という情報を得た。
さらに、デイジーはギデオン・マリックと弟のナサニエル・マリックの存在を確認していた。
彼らもシールドに潜り込んでいたのだ。
デイジーはギデオンの「父はいつも窓のない事務所で仕事をしている」という言葉から、モグリ酒場の裏部屋に何か隠していることに気づく。
コールソンは得た情報をゼファーのシモンズに伝えた。
デイジーは秘密の部屋にあるコンピューターから、インサイト計画の標的になっている人物リストを探す。
大半がシールドの人材で、数十年後アベンジャーズとなるブルース・バナー(ハルク)やニック・フューリー、ペギー・カーターの名もあった。
4人は、収集した情報を持って酒場を後にしようとしたが、そこでマリックがコールソンを呼び止めた。
実は、マリックはコールソンたちに気づいていたのだ。
デイジーとスーザは、マリックの息子ナサニエルを人質に取り見逃すよう要求。
クロニコムハンターがやって来てコールソンたちに銃口を向けたが、息子を守るためにマリックが止め、4人はナサニエルを解放して酒場から脱出した。
追ってきたクロニコムを、デイジーがパワーで吹き飛ばしたが、この瞬間をナサニエルが目撃。
その直後、イノックが車でやってきて4人は無事ゼファーに戻った。
インサイト計画の阻止
マックとヨーヨーはライトハウスに侵入し偵察していた。
シールドは1972年にライトハウスを引き払ったはずだが、隠れるには最適な場所だ。
その狙いは当たった。
マックに調べで、何か大きなものに電力を回していることが判明。
そこに、青い作業服を着た男がとあるドアを開けた。
それはまるで、巨大なビルほどもある大きな衛星だった。
マックとヨーヨー、そしてコールソンたちもゼファーに戻りインサイト計画を潰す計画を立てる。
ところがその20秒後、ゼファーが時間移動してしまう。
どうやらクロニコムは計画を早めて移動する模様。
移動したのは1976年7月4日。
アメリカ建国200年を迎える日だった。
インサイト計画のゴーサインも出て、打ち上げも間近に迫っている。
衛星の発射を止めるため、コールソンとメイが地上から潜入してライトハウス浸水させる計画を立てた。
しかし、予定外の出来事が次々と起こるーーー。
【エージェント・オブ・シールド】シーズン7第5話の解説
ライトハウスを浸水するに当たり、監禁されている者がいないかどうか確かめるため監視カメラをハッキングすることにした。
この任務には、元天才ハッカーのデイジーとスーザがあたる。
しかし、ハッキングに成功した直後マリックの次男ナサニエルに拉致されてしまう。
ナサニエルは、デイジーがライトハウスのシステムに侵入することを知っていた。
*
コールソンとメイはライトハウスへの侵入に成功し、マックからのGoサインを待つばかり。
ディークとヨーヨーは、インサイト計画を中止させるためマリックを連れて行こうとしたがマリックは拒否する。
「クロニコムは全部お見通しだった。お前たちに希望を持たせただけだ。それに気づいた時は手の打ちようがない。」
クロニコムはすべて知っての上で計画を立てていたのだ。
ディークはその場でマリックを撃ち殺した。
そして衛星の発射1分前のカウントダウンが始まった頃、コールソンとメイも爆弾の設置が完了した。
ところが、デイジーが繋げた監視映像を見ていたマックは、あることに気づく。
なんと、マックの両親がライトハウスに監禁されていたのだ。
マックは、インサイト計画の阻止ではなく両親の命を優先してライトハウス浸水計画を中止した。
衛星は発射される。
これまで、ゼファーの居場所を知られないように気を付けていたが、衛星を爆破しなければ未来を守れない。
そこでマックは、ゼファーの場所を知られるのを承知で衛星を攻撃させる。
インサイト計画は阻止したものの、ゼファーの居場所がクロニコムに知られシールドは危険にさらされることになった。
そしてラスト。
ナサニエルは公衆電話から何者かに電話し、監房Dにいるダニエル・ホワイトホールから詳細な指示が欲しいと連絡を取っていた。
ダニエル・ホワイトホール。彼は超人能力を移植する方法論を持っていた。
ダニエル・ホワイトホール(本名ヴェルナー・ラインハルト)
オベリスクに執着していた人物でペギー・カーターに捕えられて幽閉された。デイジーの母ジャーインから臓器を奪い若返っている。ウィンター・ソルジャーを影で操っていたヒドラの中心格アレクサンダー・ピアースの死後、ヒドラのリーダーとなる。
【エージェント・オブ・シールド】シーズン7第5話の感想
オープニングは時代に合わせてポップで軽快なシーンから始まった。
毎回違うオープニングで楽しませてくれると同時に、今シーズンがファイナルであることへの寂しさも過る。
*
今回はデイジーとスーザがナサニエルに拉致されてしまった。
モグリ酒場から逃げる時、デイジーが使った力にナサニエルは興味を示したようだ。
ダニエル・ホワイトホールからの指示が欲しいこと、デイジーを拉致したことを考えればナサニエルはデイジーの力を取り込もうとしていることに間違いない。
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