近年、スマホやPCが普及したことで様々なストリーミングサービスが登場し、AppleもストリーミングサービスApple TV+を開始しました。潤沢な資金源を持つAppleは、スティーヴン・スピルバーグ監督やウィル・スミスなど著名な監督や俳優陣と契約を交わしており、クオリティの高い作品を日々生み出しています。そこで、今回はApple TV+のおすすめドラマを10選に厳選してご紹介していきます。
サーヴェント ターナー家の子守
スタッフ&キャスト
- 監督:M・ナイト・シャラマン
- 原題:Servant
- キャスト:ローレン・アンブローズ、トビー・ケベル、ネル・タイガー・フリー、ルパート・グリント他
あらすじ
M・ナイト・シャラマン製作。
耐え難い悲劇に見舞われてしまったフィラデルフィアの夫婦。
深い悲しみに引き裂かれる2人は、彼らが住む家へ奇怪な何かを引き寄せてしまう。
引用元:Apple TV+
おすすめポイント
M・ナイト・シャラマンと言えば、【シックス・センス】(1999)で一躍名を馳せた映画監督で、観客を手玉に取って翻弄する手法を得意としており、【サーヴェント ターナー家の子守】もまさにM・ナイト・シャラマン全開の心理スリラーです。
また、【シックス・センス】(1999)は公式がネタバレを禁じたネタバレ禁止映画の代表格でもあり、本作もネタバレ絶対禁止の物語となっているので詳細は省きますが、唯一言えるとしたら”子守”を巡るストーリーで手に汗握る展開が待ち受けます。
アメージング・ストーリー
スタッフ&キャスト
- 監督:スティーヴン・スピルバーグ
- 原題:Amazing Stories
- キャスト:ディラン・オブライエン、ビクトリア・ペドレッティ、ヘイリー・キルゴア、ロバート・フォスター、ミッチェル・ウィルソン、エドワード・バーンズ、オースティン・ストウェル他
あらすじ
スティーヴン・スピルバーグ、エドワード・キッツィス、アダム・ホロウィッツら時代を先取りしてきたプロデューサー陣が、名作オムニバスをリバイバル。
いつもの日常が、不思議と可能性、そして想像力に満ちた世界へと一変する。
引用元:Apple TV+
おすすめポイント
【アメージング・ストーリー】の最大の特徴は、なんと言ってもスティーヴン・スピルバーグが1985年に製作した【世にも不思議なアメージング・ストーリー】(1987)を、自らリブートしていること。
とはいえ、シリーズ全てをスティーヴン・スピルバーグが手掛けるのではなく、1話完結のアンソロジーシリーズで各話ごとに監督が異なるので、それぞれの監督の世界観が楽しめます。
神話クエスト
スタッフ&キャスト
- 監督:ロブ・マケルヘニー
- 原題:Mythic Quest
- キャスト:ロブ・マケルヘニー、シャーロット・ニクダオ、デヴィッド・ホーンズビー、ダニー・プディ、F・マーリー・エイブラハム、ジェシー・エニス、イマニ・ハキム、アシュリー・バーチ、エリシャ・ヘニグ
あらすじ
史上最大級のマルチプレイヤーオンラインゲームを支えるチーム。
仮想世界を構築し、英雄を生み、伝説を作り出すのが彼らの仕事。
しかし、最も熾烈なバトルが繰り広げられていたのは、ゲームの中ではなくーそのオフィスだった。
引用元:Apple TV+
おすすめポイント
【神話クエスト】は、主演のロブ・マケルヘニーが製作総指揮を務めるゲーム開発現場を舞台としたコメディドラマで、大手ゲーム開発会社”Ubisoft”が製作に参加したことでも話題を呼びました。
実際のゲーム開発会社が製作に参加しているだけあって、普段あまり取り上げられないゲーム業界の裏側や事情が知れたりと、ゲーム好きには堪らない内容となっています。
真相 – Truth Be Told
スタッフ&キャスト
- 監督:ニシェル・トランブル・スペルマン
- 原題:Truth Be Told
- キャスト:オクタヴィア・スペンサー、アーロン・ポール、リジー・キャプラン、エリザベス・パーキンス、ブレット・カレン、マイケル・ビーチ、メキ・ファイファー、トレイシー・トムズ、ロン・セファス・ジョーンズ他
あらすじ
犯罪ドキュメンタリー系ポッドキャストを主軸に描いた、全米黒人地位向上協会イメージ・アワード受賞のドラマ。
主演のオクタヴィア・スペンサー演じるポッドキャスターが、自分の人生はもちろん、すべてを懸けて正義と真相を追い求める。
引用元:Apple TV+
おすすめポイント
【真相 – Truth Be Told】は、キャサリン・ハーパー著書の「Are You Sleeping」を原作としたミステリードラマで、主演のオクタヴィア・スペンサーを始め豪華キャスト陣が名を連ねています。
【ブレイキング・バッド】(2008)のアーロン・ポール、【キャッスルロック】(2018)のリジー・キャプラン、【アクアマン】(2019)のマイケル・ビーチなど、受賞歴のある実力派俳優が多く起用されており、熟練された演技力にご注目ください。
ゴーストライター
スタッフ&キャスト
- 監督:アプリル・ウィニー、Stephen Reynolds
- 原題:Ghostwriter
- キャスト:アイザック・アレラネス、Amadi Chapata、ハナー・レヴィンソン、ジャスティン・サンチェス、ヌール・ジュード・アサフ、プリンセス・K・マップ、Daire McLeod、ジョゼッテ・ヘルパート、ロメル・デ・シルヴァ、トニー・オフォーリ他
あらすじ
書店に出没する幽霊が架空のキャラクターを現実世界に解き放ち始めると、子供たちは幽霊の心残りにまつわる不思議な謎に立ち向かう。
引用元:Apple TV+
おすすめポイント
【ゴーストライター】は、1992年〜1995年の間にアメリカにて放送された同名ドラマをAppleがリブートした作品で、第47回デイタイム・エミー賞で8部門受賞、第48回デイタイム・エミー賞では5部門ノミネートされるなど、非常に高い評価を得ています。
本作は子供向けSFドラマではあるものの大人でも十分に楽しめる内容になっており、何よりも圧倒的な映像美が織りなす世界観は必見です。
不思議の国のアリスのように非常に小さい体になったり、ネズミやカタツムリが人間の言葉を話したりする姿や様子はとても滑らかで美しく、まるで目の前で繰り広げられているかのような錯覚さえ覚えます。
ファウンデーション
スタッフ&キャスト
- 監督:デヴィッド・S・ゴイヤー
- 原題:Foundation
- キャスト:ジャレッド・ハリス、ルー・ロベル、リア・ハーヴィ、リー・ペイス、カシアン・ビルトン、テレンス・マン、ラウラ・ビルン、リース・シェアスミス、エイミー・タイガー、アルフレッド・イーノック、クラーク・ピータース、ダニエル・マクファーソン、エリオット・コーワン、クブラ・サイト
あらすじ
アイザック・アシモフのヒューゴー賞受賞小説シリーズを基に、銀河帝国の崩壊のさなか、人類の救済と文明再建を担う追放者たちを描く壮大なるSF叙事詩。
引用元:Apple TV+
おすすめポイント
【ファウンデーション】は、アメリカのSF作家アイザック・アシモフ著書の同名小説を原作とするSFドラマですが、原作シリーズに忠実に基づくのではなく、全7部の原作小説を再構成しているため登場人物や舞台設定などが大きく変更されています。
【ファウンデーション】の最大の魅力は、CGを惜しみなく使った演出を始めとする壮大なスケールで、惑星のロケーションのリアルさには目を見張ること間違いないでしょう。
フォー・オール・マンカインド
- 監督:セス・ゴードン
- 原題:For All Mankind
- キャスト:ヨエル・キナマン、マイケル・ドーマン、サラ・ジョーンズ、シャンテル・ヴァンサンテン、ジョディ・バルフォー、レン・シュミット、ソーニャ・ヴァルゲル、クリス・マーシャル、シンシー・ウー、キャシー・W・ジョンソン、コラル・ペーニャ他
あらすじ
あの時、もしも世界の宇宙開発競争が終わっていなかったとしたら。
ロナウド・D・ムーア(『アウトランダー』『バトルスター・ギャラクティカ』)が、危険と隣り合わせのミッションに挑むNASAの宇宙飛行士たちと、その家族の物語を、架空の歴史の世界でスリリングに描く。
引用元:Apple TV+
おすすめポイント
【フォー・オール・マンカインド】の特徴は、なんと言っても「もしも〜だったら(if)」を見事に再現していること。
それは、「人類初の月面着陸を成功させたのがアメリカではなくソ連だったら?」という”if”であり、いわゆる歴史改変SFです。
しかし決して夢のある宇宙開発が続くわけではなく、宇宙開発競争が米ソ対立を激化させていき、その影響は政治以外の様々な歴史に変化を与えていくバタフライ効果も見られるなど、色々な要素が散りばめられています。
バッド・シスターズ
- 監督:レベッカ・ガットワード
- 原題:Bad Sisters
- キャスト:シャロン・ホーガン、アンヌ=マリー・ダフ、クレス・バング、エヴァ・バーシッスル、セーラ・グリーン、イヴ・ヒューソン、ブライアン・グリーソン、ダリル・マコーマック、アッサード・ブアーブ他
あらすじ
固い絆で結ばれたガーベイ姉妹は、いつも互いに助け合ってきたが、義理の兄弟ジョンが死亡する。
彼の生命保険会社は悪意を証明しようと調査を始め、姉妹に基準を合わせる。
全員にジョンを殺す十分な動機があった。
引用元:Apple TV+
おすすめポイント
【バッド・シスターズ】の最大の見どころは、ガーベイ姉妹の次女グレース(アンヌ=マリー・ダフ)の夫ジョン(クレス・バング)の最低っぷり。
ジョンはとにかく救いようのない最低な男で、自分には甘いにもかかわらず他人には厳しく、都合の悪いことは全て他人のせいにしたり、自分の倫理観から少しでも外れたことをしている人は何としても強制しなければ気が済みません。
どこまでも身勝手なジョンには苛立ちを覚えますが、そんな視聴者の気持ちを代弁してくれるのがガーベイ姉妹で、彼女たちの大胆な復讐計画は見ているだけで爽快です。
CALLS コール
- 監督:フェデ・アルバレス
- 原題:Calls
- キャスト:ダニー・プティ、マーク・デュプラス、オーブリー・プラザ、ジェイデン・マーデル、カレン・ギラン、ジュディ・グリア、リリー・コリンズ、ベン・シュワルツ、ダニー・ヒューストン、ニック・ジョナス、ロザリオ・ドーソン、アーロン・デイラー=ジョンソン他
あらすじ
電話で交わされる会話のみで展開される斬新なシリーズ。
そこに描かれるのは、人生が混乱に陥り破滅的な出来事に至る、様々な人々の奇怪な物語。
引用元:Apple TV+
おすすめポイント
【CALLS コール】は、タイトルにもあるように電話口の会話のみで構成される新感覚ミステリー・スリラーです。
映像は心電図のような波形など最小限のエフェクトのみが使用され、後は誰かの電話が流れるだけ。
流れる電話の内容は様々で、緊迫した様子の電話から恋人同士の会話などバリエーションに富んでいますが、普段ではあり得ない誰かの電話を聞くという非日常的な感覚がより恐怖を際立たせます。
セヴェランス
- 監督:ベン・ステイラー、イーファ・マッカードル
- 原題:Severance
- キャスト:アダム・スコット、ブリット・ロウアー、パトリシア・アークエット、ザック・チェリー、トラメル・ティルマン、ジェン・チュロック、ジョン・タトゥーロ、クリストファー・ウォーケン、ディーチェン・ラックマン他
あらすじ
マークは、手術で仕事と私生活の記憶を分離された社員たちのチームを率いる。
職場以外の場所で謎の同僚から接触を受けたことで、彼らの仕事に関わる真実が明らかになっていく。
引用元:Apple TV+
おすすめポイント
タイトルにもなっている”セヴェランス(Severance)”とは、分離や切断との意味を持ち、本作では社内外の記憶を分離するシステムを導入している会社に勤める主人公の葛藤を描いています。
それだけ聞くと行き過ぎたようにも感じるこのシステムですが、会社としてのメリットは大きく、機密保持や生産性で見ると大きな恩恵を受けることができるのです。
とはいえ、社内にいる自分は社外でのプライベートに関する記憶を持っていないため戸惑いを隠せず、常に「何かがおかしい」という感覚と葛藤しており、そんな主人公の葛藤する姿には思わず釘付けになります。