【ARROW/アロー】シーズン1第8話。
今回も前回「復讐の女神」に引き続きヘレナの話となります。
オリバーはヘレナを説得して仲間に加えようとする。
果たしてオリバーは彼女を味方にできるのか?
それともフィアンセへの復讐心に燃えるヘレナの心は変えることが出来ないのか?
先行きが気になる【ARROW】シーズン1第8話「歪んだ心」のネタバレと徹底解説をお届けします。
シーズン1第8話「歪んだ心」ネタバレと徹底解説
恋人同士になる?オリバーとヘレナ。
前回の続きから。
オリバーと一夜を共にしたヘレナは、目を覚ますとオリバーを部屋に残しひとりでトライアードを襲撃しに向かう。
トライアードにヘレナが銃を向けた瞬間、アローが放った矢がヘレナを妨害する。
アロー(オリバー)に、何故止めるのかと怒るヘレナだった。
ヘレナは、トライアードにヘレナの父バーティネリの組織を襲うように仕向けたかったのだ。
オリバーは、この時も前回同様にヘレナの行為は復讐で、自分がやる事は正義だと言い張る。
その後、2人はディグルの義理の妹が務めるハンバーガー店に立ち寄ったが、2人の主張は食い違い、両者は相容れないまま一旦別れた。
ディグルは「ヘレナは単に復讐したいだけ」とオリバーを諭すが、オリバーはディグルにヘレナの考えは変えられると自信を見せる。
バーティネリ邸で再会したオリバーとヘレナは、サラ・ランスの墓へと向かう。
サラの墓の前で、かっての愚かだった自分を反省し「マイケル以外を愛する事は出来ない」と言うヘレナに「絶対君を傷付ける事はない」と彼女への愛を誓うオリバー。
その後、アローの秘密基地でオリバーはヘレナに寄り添って、手取り足取りで弓のトレーニングを授け「俺達2人は共に父の為に行動している」とヘレナに語りかける。
オリバーが父のリストをヘレナに見せると、ヘレナは”アンソニー・ベンザ”の名前があると指摘する。
アンソニー・ベンザはバーティネリの部下で違法薬物をアンソニー・ベンザは販売しているのだった。
2人が会話している所へディグルが現れ、オリバーは言葉を選んでディグルを相棒(アソシエイト)と紹介するが、ディグルはオリバーを仲間では無いという。
面倒な気配を察したのかヘレナはその場を後にした。
ヘレナが去った後、オリバーとディグルはヘレナが信頼出来る人物かどうかで揉めるのだった。
蜜月!?行動を共にするアローとヘレナ。
オリバーの父・ロバートが残した手帳のリストにあるアンソニー・ベンザを、2人は一緒に襲撃する事にする。
ヘレナには、アイマスクとボーガンがオリバーから与えられ、更に一般市民を巻き込まないアロー流の戦いをするようヘレナに誓わせるオリバー。
2人はアンソニー・ベンザ達の違法薬物製造現場に潜入し、彼らを殺す事なく警察の手に渡す。
すべてが済んだ後、オリバーに「こういう戦い方はどうか」と聞かれたヘレナは「満足した、別の意味でも」と答え2人はキスをするのだった。
ローレル&トミーとレストランで鉢合わせになる。
トミーがローレルの弁護士事務所にやって来て、新装開店のレストランへ行こうとデートに誘う。
案の定レストランは混雑していたが、トミーはいつものクセで案内係に札を握らせて順番を早めてもらおうとするが、父マルコムから勘当された今のトミーは金がなく諦めるしかなかった。
そこへオリバーとヘレナが現れ、4人で同席することになる。
4人の会話が進むにつれて、ローレルとオリバーが以前付き合っていた事が判明するとヘレナは立腹。
ヘレナと同様にトミーも腹を立てていた。
両者は共にローレルとオリバーの関係は終わっておらず、心の底では2人は繋がっていると見抜いたのだ。
オリバーの最愛の人はローレルで、自分は利用されたと感じたヘレナはオリバーから離れた。
これで、オリバーとヘレナの決別は決定的なものになったのだった。
その後ディグルと会ったオリバーは、彼に「ヘレナの心は変えることが出来ない」と語り、ディグルが正しかった事を認めた。
結末、トライアードVSバーティネリ。
オリバーと決別したヘレナは、ひとりでトライアードに立ち向い、数名を銃殺して「バーティネリがやったと伝えろ」と言い残してその場を去った。
ヘレナは、トライアードとバーティネリの間で抗争を引き起こそうとしていた。
チャイナ・ホワイトに率いられたトライアードは、フランク・バーティネリ邸に襲撃を開始する。
事態を予測していたアローは、チャイナ・ホワイトからバーティネリを助けた。
しかし、フィアンセのマイケルを父に殺されたヘレナは「ファミリーの為にやった、仕方がなかった」と言い訳をする彼女の父親フランク・バーティネリを殺そうとするが、またしてもマイケルが彼女を阻止する。
ヘレナとアローが揉めて取っ組み合いをしていると、フランク・バーティネリが娘を狙って矢を放つ。
アローは傷を負ったヘレナを秘密基地に連れ帰る。
ヘレナは軽傷で済んだが、父を殺さなかったとオリバーを責める。
オリバーは、持ち出そうとしていたラップトップと共にバーティネリは警察に逮捕され、一生刑務所から出て来られないだろうと、ヘレナに語った。
これが自分の正義だと言うオリバーに対して、復讐こそが自分の正義と主張するヘレナ。
両者の意見は食い違ったまま再び彼らは別れた。
ウォルターが見つけた謎の手帳とは!?
モイラの負傷でオーストラリアから一旦帰国していたウォルターだったが、モイラはウォルターに対してもっともらしい事を語り、ウォルターのモイラに対する疑念は晴れたかに見えたが……。
しかし、ウォルターの下にフェリシティーがテンペストに関する新たな情報をもたらして事情は変わる。
フェリシティーはテンペストの資金の流れを追っていて、自分以外に誰かが同様に資金の流れを追跡している事に気付いたが、追跡者が残した痕跡は何かを示した円形の図だけだった。
ウォルターは、妻モイラの事を勝手に調べたと言ってフェリシティーを叱責するが、自らもそれについて調べ始める。
モイラが立ち去ったのを確認したウォルターは、部屋を探ってフェリシティーが示したものと同じマークの入った箱を発見、箱の中には白紙の手帳が入っていた。
一旦は、フェリシティーを叱責したウォルターだったが、フェリシティーに手帳の調査を依頼する。
フェリシティーが調査した結果、手帳は 紫外線を当てると判読できるようになっており、白紙と思われた手帳にはびっしりと情報が書き込まれていたのだった……。
「歪んだ心」原題Vendetta 2012年12月5日 アメリカ初回放送
感想とトリビアなど。
ドラマ史上最強の決め台詞のひとつ、「お前は街を汚した」(You have failed this city.)を、今回はアローではなく、ヘレナがボーガンを構えながら言うのですが、「歪んだ心」ではこのシーンのヘレナが最高にかっこよくてシビレました。
アローとヘレナの二重奏、実にかっこよかったです。
また、例の手帳なのですが、前回は炙り出しだったのに対して今回は紫外線ライトでしたね。
長期間放っておいたら、あの程度の木の箱の中では自然に字が浮かび上がってしまうのでは?などとつい余計な事を思ってしまいました。
尚、原題のVendettaですが、イタリア語由来の英語で復讐の意味で、ドラマや映画でよく使われているのを耳にすると思います。
前回の原題”Muse of Fire”は、シェークスピアの【ハムレット】由来でしたが、自分も含めて日本人には良く解らないので前話を「復讐の女神」と名付けた都合上、2回連続で復讐をタイトルにするのを避け、内容をイメージした「歪んだ心」と命名したのだと思います。