【ARROW/アロー】シーズン7ネタバレ解説。シーズン6のラストでオリバーはFBIに協力を要請した、しかしそれはオリバー自身の勾留と引き換えだった。囚人として勾留されたオリバー。しかし街にはグリーン・アローが現れた。彼は一体何者なのか?
【ARROW/アロー】シーズン7のあらすじ
シーズン6で、オリバーは他のメンバーには伏せていたが、FBI捜査官サマンダ・ワトソンとの司法取引で、自分の勾留と引き換えにFBIにディアスの逮捕を要求していた。
その結果として、オリバーはスラブサイド刑務所に収監され、刑務所で彼は囚人番号4587と呼ばれる。
しかし、オリバー不在にもかかわらず、グリーン・アローがスター・シティに現れた。
レネは娘ゾーイをアローの模倣犯に救われ、徐々に模倣犯を信頼するようになる。
【ARROW/アロー】刑務所編の流れ。
オリバーは、同じ刑務所に収監されていたブリックを通してデーモンなる人物と接触を図ろうとするが、トラブルになり凶悪犯罪人が収監されるレベル2に移された。
レベル2でオリバーは、精神科医パーカーに薬によって人格を矯正されようとしていた。
オリバーと同じレベル2に収監されていたシーズン5の宿敵プロメテウス=エイドリアン・チェイスは投薬の結果死亡。
オリバーにとって幸運なことに、レベル2にはラーズ・アル・グールの娘タリアも収監されていた。
オリバーはタリアと共同でパーカーを倒してレベル2から逃亡を計る。
パーカーが違法な治療している証拠をUSBメモリーに保存し、逃亡するタリサにそれを託した。
オリバー自身は逃亡者ではなく正当な手続きで刑務所を出る道を選択し、刑務所に踏み留まり、脱獄したタリアは精神科医パーカーを殺害した。
ローレルは裁判所での面会時に撮影したオリバーの写真を提出し、スラブサイド刑務所では違法な矯正治療が行われていただけでなく、FBIのディアスを逮捕するという約束も守られていないとしてオリバーの釈放を要求したが、裁判長はローレルの申し出を却下。
ディアスは工場を爆破しようと目論んだが、アローの模倣犯の手によって起爆用のスマートフォンを射られ、爆破を阻止されただけでなく勾留されてしまった。
しかしながら、ディアスの目的はスラブサイド刑務所に収監されているオリバーを倒す事だった。
スラブサイド刑務所に収監される前にディアスは逃げる事に成功。
その後、ディアスはオリバーと面会して「オリバーを倒す」と脅した後、ぬけぬけと刑務官になりすまし囚人を扇動して暴動を起こした。
ブリックとサンプソンはオリバーに襲いかかったが、ターナーが助けに入りオリバーは難を逃れる。
ディアスは刑務所を停電させ、房の鍵をアンロックして全囚人を逃し刑務所を混乱に陥れ、真の目的であるオリバーと対決した。
闘いはディアス有利に運んだが、余裕を見せるディアスの隙きを突いてオリバーが反撃。
ディアスは再度捕まる。
ブリックは死体置き場を通って刑務所を脱出しようとしたが、長年いじめていたスタンリーによって殺された。
捕まったディアスはAGUSによってチャイナ・ホワイト、キューピッド、デスストロークらと共にダンテ逮捕に協力させられる。
しかし、ディアスはダンテを取り逃がしたためダンテとの内通が疑われた。
その後、独房に収監されたディアスは何者かの手によって独房に火を放たれ死亡してしまう。
ターナーはローレルに連絡し、息子との面会と引き換えに見たことをすべてローレルに話した。
ARROW/アロー】エミコ・クィーン編の流れ。
模倣犯が現場に残した血液をフェリシティがDNA解析した結果、オリバーの父ロバートのDNAが入っていた為、オリバーの義理の妹エミコ/シー・シモオカが模倣犯だと判明。
更に、ターナーの証言からエミコがディアス殺害の犯人であることも明らかになる。
エミコ・アダチは母親をオリバーの父ロバート・クィーンに捨てられ、ロバートとクィーン家に恨みを募らせている。
- エミコは実質育ての親であるダンテに従っている。
- エミコとダンテはナインス・サークルに属している。
- エミコはクィーンズ・ギャンビットの陰謀を知っていた。
- エミコがオリバー達に接触を図ったのはダンテの陰謀を実行するためだった。
- エミコの母親カズミはエミコを精神的に強くするためダンテに殺された。
誰がエミコの母親カズミを殺したか調べたオリバーは、ダンテがカズミを殺したとエミコに教える。
オリバーから事実を知らされたエミコはダンテを殺害した。
その後、エミコはオリバーとチーム・アローを爆弾を仕掛けた建物に誘い込み、爆弾を爆発させる。
オリバー以外は無事だったが、電源を止めないと誘爆する危険があったためロイが体を張って電源を落とした。
建物に取り残されたオリバーの元にトミーの幻影が現れ、エミコを殺さないようオリバーを説得した。
やがて、オリバーがトニーを幻影だと認めて我に返ると、瓦礫が崩れて出口が見つかった。
*
次に、エミコはオリバーを旧クィーン産業、現パーマ・テックに誘い出して対決する。
エミコはクィーン一家全員を憎くんでいるため、その象徴であるビルを対決場所に選んだのだ。
対決はオリバーの勝利に終わったが、オリバーは負の連鎖を断ち切るためエミコを殺さなかった。
そこに、ナインス・サークルの新たなリーダーとなったベアトリスが現れ、エミコにナイフを放つ。
負傷したエミコは「クィーン家の一員になりたかった」と言い残して死んだ。
ベアトリスはビルを爆破したがオリバーは間一髪ビルを脱出し、オリバーとチーム・アローはアローケイブを閉鎖して皆立ち去る。
この後はシーズン8のネタバレとなる重要な部分のため割愛。
【ARROW/アロー】シーズン7の解説
この世界での敵はギャラクシーワンの社長デールで、スターシティの爆破を目論んでいた。
船を雇ってリアン・ユー島に辿り着いらウィリアムは、ロイ・ハーパーを探して2人でフェリシティを捜索する。
途中でダイナと出会い、スター・シティが崩壊したこととフェリシティは死んだと聞かされた。
その後、ウィリアム一行には成長したゾーイも加わり、一行はファイトクラブでブラックスターと呼ばれる人物を探す。
ブラックスターの正体はフェリシティの娘、つまりウィリアムの妹ミア/キャサリン・マクマナラだった。
ウィリアムとミアの2人はルービックキューブの中からミニカセットテープを取り出し、ブラックマーケットで購入したボイスレコーダーでテープを再生。
フェリシティが残したメッセージから彼女がいる場所を特定し、ギャラクシーワンのビルに監禁されていたフェリシティを解放した。
ダイナとロイ、そして市長となっていたレネもフェリシティとの再会を喜ぶも、フェリシティによるとメッセージは爆弾の位置を示していると言う。
- 2040年のスター・シティを取り仕切るのはギャラクシーワンのCEOデール
- デールはスター・シティを爆破してアーチャーを普及させようと目論む。
- レネは市長だが、デールの爆破計画に加担していた。
爆弾はクレイズ地区がターゲットだったが、ロイやダイナの活躍で爆破を阻止した。
レネはゾーイを見て翻意し、表向きはデールに従うフリを続けた。
その後、彼らは爆破は表面上で実際はヴィジランティー(義賊、自警団、正義の味方)の排除とアーチャー(個人用の高度な警戒、ディフェンスシステムのようなもの)の普及が真の目的だと気付く。
ミアはギャラクシーワンの内部に潜入して爆弾を仕掛けアーチャーの破壊に成功した。
感想
シーズン7の終わり方からしてシーズン8はかなり不穏な成り行きが予想されますが、シーズン8をまだ見ていない方は【クライシス・オン・インフィニット・アース 最強ヒーロー外伝】を先に視聴する事を強くオススメします。
その理由はシーズン8全体が【クライシス・オン・インフィニット・アース 最強ヒーロー外伝】の後日譚のようになっているため。
さて、シーズン6、7でオリバー達を散々苦しめたディアスですが、オイルを撒かれた上で火を放たれあっさり死亡してしまいます。
【ARROW/アロー】はシーズン8で終了なので、スレイド・ウィルソンのように獄に繋がれてからも何度も再登場しませんよ、という意思表示なのでしょう。
カーク・アセヴェト演じるディアスは【ウォーキング・デッド】のジェフリー・ディーン・モーガン演じるニーガンを想わせるしゃがれ声と容姿で(結構2人は似ています)ニーガンと同様に視聴者に恐怖感を与える事に成功しました。
カーク・アセヴェトは【フリンジ】や【12モンキーズ】などにも出演しています。
【ARROW/アロー】もシーズン7まで来てマンネリ感は否めず、途中 番組内でドキュメンタリーを制作したりと試行錯誤感もありました。
反ヴィジランティー法をクリアする為に、こっそりと義賊のように犯罪者を倒すのではなく、堂々と顔を晒して警察の一員として協力するのだったらもはやこれまでの流れの完全否定では?
しかしながら、第21話の「負の連鎖」は超オススメ。
オリバーの記憶の中に蘇るトミーがオリバーを諭していくシーンは泣けました。
✓音響機器メーカーにパラゴンという会社がありますが、業界の規範になるような製品という意味がこめられているのでしょう。
パラゴンとは規範や典範の意。
✓第22話「街の救世主」の原題は”You have saved this city”。これはお馴染みの決め台詞”You have failed this city”(お前は街を汚した(堕落させた))をもじったもの。
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