【武則天-The Empress-】39話・40話のネタバレ感想は。今回は、稚奴が初めて朝議に参加をして北伐に関する意見を述べました。果たして、周囲の反応はいかに!?一方の武媚娘は、陛下に李牧のことが知られて大ピンチに陥ってしまう!?
【武則天-The Empress-】ネタバレ39話
北伐について意見を述べる稚奴
徐慧は、李牧の存在を陛下に告げ口し、早急に始末するべきだと進言しました。
陛下は「よかろう」と答えたものの、何か考え込んでいる様子です。
徐慧は昭容に昇格となりましたが、階級よりも陛下の心がほしい彼女はどこか不満気なのでした。
数日後。
朝議では北伐について話し合い、陛下は皇子たちに意見を聞きました。
まずは第4皇子の李泰が「北伐を実行したとしても良い結果は望めないでしょう」と答えます。
逆に、第3皇子の李恪は北伐との戦をすすめました。
そんな中、第9皇子の稚奴が朝議に現れて意見を述べはじめます。
✓かつて北の賊軍を指揮していた段済は、弱小国を装い国を拡大していった。その上、唐に礼を尽くしてこちらに手を出せないようにする腹黒さもあった。
✓もしも段済が生きていれば、いつかは唐を出し抜いて北を統一していたはず。
✓しかし、現在 北の賊軍を指揮しているスロハンは知恵が浅いため、長期的な対策をすれば10年で北の賊軍を撲滅できる。
稚奴の話を聞いた皇子や大臣たちは、以前とは違う目で稚奴を見つめます。
陛下も納得したような表情で話を聞いていましたが、“10年”は待てないとのことで稚奴の政策を採用はしませんでした。
稚奴の決心
武媚娘は、蕭薔が錯乱しているフリをしているとは知らず毎日のように面倒を見に行っています。
同行した徐慧は、ふと思い出したかのように、皇太子の謀反の件で何か分かったかと武媚娘に探りをいれました。
以前よりも徐慧を疑っている武媚娘は、のらりくらりと話をかわして自分の考えをあまり語りません。
その後、蔵書閣で作業している武媚娘のもとに稚奴がやってきて、朝議の報告をします。
「大臣たちの私を見る目が今までとは違った、敬うような視線が心地よかった」と嬉しそうな稚奴。
武媚娘は、王座に近づくほどに大臣の視線は熱くなるけれど、兄弟とは溝ができてしまうから、もしも引き返すなら今だと話します。
けれども、稚奴の心は決まっていました。
「私が帝位について、兄上たちと武媚娘を守る!」
陛下の目論見
陛下から呼び出された武媚娘が参内すると、陛下はまだ来ておらず、陛下お付きの宦官である王徳が出迎えてくれました。
王徳は「陛下はこれから、逆賊の子孫の身上書に目を通されます」と言い、これ見よがしに机の上に置くのです。
陛下の目論見を知らない武媚娘は、李牧の身上書を抜き取りました。
【武則天-The Empress-】ネタバレ40話
陛下の疑い
李牧の身上書がないと報告を受けた陛下は、夜伽と称して武媚娘を呼び出します。
武媚娘が到着すると、陛下は多数の身上書を机に広げ、彼女にイジワルなことを頼みました。
この中で、ひとりの身上書だけが足りないから、名簿と照らし合わせて誰のものが足りないのかを調べてくれと言うのです。
武媚娘はすぐに李牧のことだと直感しますが、自分が抜き取ったとも言えず「李牧のものがありません」とだけ伝えました。
陛下は、話題を転換して問います。
「そなたは朕を欺いたことはないだろうな?」
陛下の問いに対し、疑っているようだから答えたくないという武媚娘。
すると、陛下は激怒して武媚娘の頬をたたき甘露殿から追い出しました。
陛下の命を守るための決断
部屋に戻った武媚娘は、抜き取った李牧の身上書を燃やしている途中で彼の両親の死因に気づきます。
李牧は病死だと言っていましたが、実は逃亡をおそれた役人が、李牧以外の170名を焼死させていたのです。
ゆえに李牧は陛下に恨みを抱いているはずで、陛下を暗殺する可能性がある……。
そう思い至った武媚娘は、李牧と共に宮殿を去ることを決意するのです。
後日。武媚娘は楊淑妃のもとへ行き、宮殿を出る手助けをしてほしいと頼みました。
事情を聞いた楊淑妃は、陛下の命を守るための決断だと理解し、武媚娘を助けることを約束します。
共通の敵
蕭薔の父親は、韋一族と結託していたため流刑になりました。
そのうえ、五行草の副作用により子が産めない体になってしまった蕭薔は、岩影に隠れて泣き崩れます。
そこに徐慧が現れて、私の前では錯乱したフリをする必要はないと言い、一緒に共通の敵(武媚娘)を倒そうとそそのかすのです。
【武則天-The Empress-】感想39話
今までの稚奴は、人の上に立つことや政治には興味がありませんでしたが、今回 朝議の場で大臣から尊敬のまなざしを向けられて喜びを感じたようです。
稚奴が意見した北伐の話は難しくて理解しきれませんでしたが、周りの人たちの反応から推測するに、なかなか素晴らしい意見だったのではないかと。
稚奴はこれを機に、政治に目覚めていくのかもしれませんね。
武媚娘を守るためだけに皇太子になるのも良いですが、臣下たちに見下されたり利用されないためには、政治の知識はあったほうが良いはずですし。
そしてやはり稚奴は、武媚娘のことになると血気盛んになるらしく、李牧に突っかかっていました。
2人はバチバチやり合いながらも、「お前を殺せば武媚娘が悲しむから命は助ける」と2人ともが武媚娘のことを第一に考えているのが印象的でした。
また、陛下が李牧の正体を知ってしまったので、この先また一波乱ありそう……。
【武則天-The Empress-】感想40話
武媚娘が「陛下への想いは愛でなく打算」だと語りはじめた時はショックでしたし、李牧と宮殿を出ると決めた時はさらに驚きました。
でも実は宮殿を出ると決めたのは、陛下の命を守るためだと分かり一安心。
武媚娘の陛下への思いが、打算ではなく本物で良かったです。
しかし、肝心の陛下には武媚娘の想いが伝わっておらず、むしろ李牧との関係を疑っている模様。
陛下もハッキリと聞けばよいのに、わざわざ策を弄して回りくどいやり方で武媚娘の気持ちを試そうとするものだから、余計に事態がこじれているような気がします。
それにしても、武媚娘と徐慧の友情関係の行く末はどうなるのか……。
今のところ武媚娘は、徐慧を完全には信用していないけど裏切られたとは思いたくない、といった感じに見えます。
一方の徐慧は、蕭薔と手を組んで武媚娘を陥れるつもりのようです。
徐慧が武媚娘を妬むのは分かるのですが、蕭薔はなぜ武媚娘を恨んでいるのでしょう??
錯乱した自分の面倒を毎日見てくれているのだから、むしろ感謝の気持ちが湧くはずではないかと思うのですが。
何にせよ、武媚娘の宮殿の暮らしは波乱ばかりでハラハラします!
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