【武則天-The Empress-】あらすじネタバレ63話・64話。

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【武則天-The Empress-】63話・64話。武媚娘は、子の復讐を果たすためなら悪魔にだってなると李恪に話します。彼女は本当にこのまま復讐の鬼になってしまうのでしょうか!?

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【武則天-The Empress-】ネタバレ63話

地位を固めるための養子

李忠皇子を養子にしたい王皇后は、彼を宮に招待してお菓子を振るまった。

楽しそうに過ごす李忠だが、もしここで暮らせば母・劉氏とは会えなくなると聞いて顔が曇る。

その晩、王皇后のもとに長孫無忌からのふみが届く。

はやく李忠を養子にするよう文で催促された王皇后は、本来ならば養子になった後は母親とは会えない決まりだが、その慣例を破って定期的な面会を許可することにした。

その条件を引っさげて、王皇后の侍女はさっそく劉氏を説得しに行くがまたもや拒まれてしまう。

いまだに宮中では、呉王・李恪と武媚娘が親密だという噂が流れていた。

それを気にする李治(陛下)は、一言でも噂を口にする者がいれば舌を切れと部下に命じる。

武媚娘は悪魔になってしまうのか

李恪は、頼まれていた猛毒入りの指輪を武媚娘に手渡す。

この毒は、養子の申し出を断った劉氏が、王皇后の報復をおそれて武媚娘に頼んだものらしい。

劉氏の命が危険なことは武媚娘も承知だが、劉氏を守るつもりはないと話す。

なぜなら、もしも王皇后が劉氏を殺めたとして、それを陛下が知れば王皇后を失脚させられるから。

王皇后への復讐を果たすためならば、どんな代償も払うし悪魔にでもなるという武媚娘。

そんな彼女を李恪は諭す。

「あなたは別離の苦しみを誰よりも知っているはずだ。それなのに、李忠から母親を奪って平気なのですか」

李恪はそう言うと、今日を限りに二度と会わないと告げて去った。

武媚娘は眠れずに寝がえりをうつ。

それに気づいて目覚めた陛下は、操り人形を使って武媚娘を笑わせた。

その後、陛下は眠った武媚娘を見ながら「なぜ心の内を明かしてくれないのだ」と寂し気に呟く。

命がけの作戦

何者かに毒を盛られた劉氏は、毒に内蔵をおかされ余命わずかとなった。

死を覚悟した劉氏は、武媚娘に李忠を引き取ってほしいと頼み込む。

すると武媚娘は、王皇后がいる限り引き取ることはできないから倒さなければいけない、そのための策はあるが劉氏の命が犠牲になってしまうと答えた。

劉氏は、どの道あと7日しかもたない体だから、命を犠牲にしても構わないと了承する。

これから李忠とともに王皇后の宮を訪れる劉氏は、宮に着いた後の段取りを李忠に説明する。

宮に着いて少ししたら指輪(毒入り)をあなたに渡すから、外に出て指輪を埋めなさいと。

その頃、武媚娘は陛下を連れて王皇后の宮に向かおうとしていた。

おそらく劉氏は、指輪の毒で自害してその罪を王皇后に着せるつもりだと思われる。

その現場を陛下に見せるため、武媚娘は陛下を誘ったのだろう。

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【武則天-The Empress-】ネタバレ64話

李忠の裏切り

劉氏と李忠は、王皇后の宮を訪れる。

劉氏は湯飲みに指輪の毒を塗り、外した指輪を李忠にそっと渡した。

段取りどおり、ここで李忠は部屋の外へ出て指輪を埋めにいく。

同じく劉氏も計画どおり毒入りの茶を飲み干し、陛下が来るのを見計らって「なぜ私を殺そうとするのですか!」と一芝居うつ。

ちょうど到着した陛下は、劉氏が死亡する姿を目撃した。

調べの結果、劉氏が毒死であることと、湯飲みに毒が塗られていたことが判明する。

完全に王皇后が殺したと思い込んだ陛下は、皇后を捕らえるよう配下に命じた。

ちょうどそこに長孫無忌がやってきて、この件は裏がありそうだから李忠皇子に証言させてはどうかと進言する。

呼ばれた李忠は、指輪を埋めるよう劉氏に頼まれたと証言。

指輪を調べてみたところ、劉氏が口にした毒と同じものが仕込まれていた。

これにより、今回の件は “自害した劉氏がその罪を王皇后に着せようとした”と結論づけられた。

武媚娘と李恪

王皇后の父親は、皇后を助けてくれた長孫無忌に礼をいう。

長孫無忌は、劉氏の事件は武媚娘が絡んでいるかもしれないが、確実な証拠がなければ訴えられないゆえ、ひとまず今は皇后の地位を固めることを優先するべきだと話す。

その晩、李忠を気にかける武媚娘は彼の住まいに向かった。

その道中で瑞安は、実母の劉氏を裏切るなんて李忠は同情に値しませんよと不満そうな様子を見せる。

2人が到着すると、先に王皇后が李忠に会いに来ていた。

武媚娘は瑞安をひとりで帰らせ、自分はその足で承慶殿へと向かう。

承慶殿では、李恪が剣舞を踊っていた。

それを見た武媚娘は、初めて先帝と蘭陵王を踊ったときのことを思い出し、李恪に近づいていく。

同じ頃、瑞安から武媚娘の居場所を聞き出した陛下は承慶殿へ足を運んだ。

到着した陛下は、武媚娘と李恪が共に踊るのを目にしてしまう。

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【武則天-The Empress-】感想63話

稚奴ちぬ(陛下)の妃になってからの武媚娘は、衣装がゴージャスになり一段と美しいかぎりです。

先帝時代の武媚娘は若くて位も高くなかったため、淡い色味の衣が多くて髪飾りもシンプルでした。

現在は、役柄の年齢と女優本人の年齢が近づいてきたため衣装が今まで以上にマッチしており、美しさがとても自然かつ際立っているのです。

ただ、今の武媚娘は復讐心に燃えているため笑顔が減り、ふと冷たさを感じることもしばしば。

復讐のために劉氏を犠牲にしようとした武媚娘に、李恪がしっかりお説教してあげるシーンが良かったです。

かつて、李恪が道を誤ったときには武媚娘が諭していました。

どちらかが道を誤ればどちらかが諭すといった2人の関係性がとても素敵です。

一方で稚奴は、李恪と武媚娘が親密だという噂を耳にしてジェラシーを燃やしている模様。

普段はあんなに兄・李恪を大切に思っているのに、噂を聞いた途端に李恪の左還を考えだしたりと、冷静ではいられない稚奴の姿が印象的でした。

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【武則天-The Empress-】感想64話

無実なのにハメられる王皇后が可哀想で見ていられませんでしたが、最終的に嫌疑が晴れてひと安心。

武媚娘には早いところ、流産の黒幕が高陽公主だと気づいてほしいものです。

今回は、李恪と武媚娘の美しい舞も見どころでした。

ただ目撃した稚奴は、さらにジェラシーに火がついてしまうかもしれません。

彼にとって武媚娘は、安らぎであり心強い存在であることは確かですが、彼女のこととなると冷静でいられなくなる部分も……。

稚奴の強みであり弱みにもなってしまう武媚娘の存在が、この先は吉と出るのか凶と出るのか見守りたいところです。

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Writer

Kino

アジア古装劇を愛するライター、kinoです。涙腺の緩さに定評があります。
古装劇以外だと、BL作品も大好きです。マイベストは【月に咲く花の如く】と【山河令】。

ストーリーを分かりやすくお伝えできるよう心がけておりますので、最終話までお付き合い頂けると嬉しいです。

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