【武則天-The Empress-】65話・66話。武媚娘と李恪が踊るのを見てしまった陛下は、なぜ裏切ったのだと武媚娘を問い詰めました。そこから2人は口論になってしまい……!?
【武則天-The Empress-】ネタバレ65話
高陽公主と青玄、共通の敵を倒すために
李治(陛下)は、李恪と武媚娘の2人が踊るのを目撃し、怒りに任せて蕭淑妃と一夜を過ごす。
※
朝議では、長孫無忌が皇太子を冊封してはどうかと提案する。
陛下が「誰を皇太子にすべきか」と意見を求めると、大臣たちは口を揃えて李忠を推薦した。
一方で朝議を休んだ李恪は、李勣将軍に「末永く力をお借りしたい」と頼む。
その後ろを、馬車が通った。
馬車の中では、高陽公主と青玄がなにやら話し込んでいる。
2人は、長孫無忌という共通の敵を倒すために今後の計画を立てているのだ。
ただ青玄は、綿密な計画に沿って動くよりも、一か八かでさっさと謀反を起こしたいと思っている様子。
そんな青玄に、高陽公主は「武媚娘が子を産み、寒門の家臣たちが力をつけるまで謀反の決行は待て」と伝えた。
先帝の存在
陛下は、劉氏が死んだ日のことを武媚娘に問う。
「なぜ朕は、あれほどタイミング良く皇后の宮を訪れたのか」
すると武媚娘は、劉氏の死を陛下に見せて皇后を陥れようとしたことを告白。
なぜ皇后を陥れようとした、なぜ朕に報告しなかったのだと陛下は武媚娘を責め立てる。
「言ってみよ、朕を愛しているから皇后を陥れたのだと。さすれば許してやろう」
しかし、武媚娘は愛していると言えない。
陛下は苦しそうな表情で言葉を発する。
「そなたの心のなかに朕がいないことは分かっている。
だが真心を込めて愛せば、いつかはそなたの心が動くと信じていた。
なのになぜ裏切った、なぜ李恪兄上なのだ」
陛下は、武媚娘と李恪が踊るのを見たという。
武媚娘は「誤解です。人影が見えたので先帝だと思い近づき……」と言いかけて自分の失言に気づく。
常に先帝と比べられ、常に先帝の影に悩まされている陛下の前では、先帝という言葉は禁句なのだ。
武媚娘の心にまだ先帝がいると知り、打ちのめされた陛下は武媚娘に問う。
「そなたは朕を永遠に愛さない、そうであろう」
武媚娘は違いますと答え、信じてくださいと言いながら倒れてしまう。
侍医に診てもらうと、武媚娘は懐妊していた。
【武則天-The Empress-】ネタバレ66話
蒸し返される女帝・武氏の予言
朝議では、家臣たちが「女帝・武氏」の予言を蒸し返し、武媚娘を追放するべきだと陛下に訴える。
追放する気のない陛下に、家臣たちは「ですが先帝は予言を憂いていました」と先帝時代を持ち出して説得しようとする。
それでも陛下はブレることなく、今もこれからも武媚娘を信じ続ける、朕の決意は変わらないと言い切った。
※
武媚娘は皇子を出産し、李弘と名付けた。
大喜びの陛下は、さっそく代王に冊封すると張り切っている途中で頭痛にみまわれ倒れてしまう。
侍医によると、陛下は中風の病に侵されているらしい。
不治の病で、最終的に激痛に悩まされ視力も失ってしまうだろうと聞いた武媚娘は動揺を隠せない。
肝心の陛下は、祖父も父上も患っていたから遺伝的なものだろうと、武媚娘に心配かけまいとする。
陛下暗殺!?
王皇后と蕭淑妃は、手を組んで武媚娘を排除することにする。
※
長孫無忌は、100点の武器を盗んだという男を拷問にかける。
男は、落雲荘に運ぶつもりだったと自白。
落雲荘は、李恪の母・楊淑妃がひそかに買っていた土地だった。
落雲荘に大量の武器が運ばれる=李恪に謀反の疑いがかけられるということ。
それを知った青玄は「李恪に謀反の罪を着せるための、長孫無忌のワナに違いない」と李恪に報告をする。
こうなってしまっては、すぐにでも長孫無忌と陛下を暗殺しましょうという青玄。
ちょうどそこに陛下がやってくる。
青玄は、盃に毒を塗り、陛下のところに運ぼうとする。
【武則天-The Empress-】感想65話
武媚娘の心のなかに、多少なりとも稚奴への情があるようでホッとしました。
彼女は、先帝と一緒にいる時はいつも穏やかで冷静で、感情的になることはほぼありませんでした。
それは、先帝が落ち着いた男性だから、対峙する武媚娘も自然と穏やかになっていたのでしょう。
逆に、強い感情をぶつけてくる稚奴に対しては武媚娘も感情的になってしまうようで、泣きながら気持ちを訴える彼女の姿が印象的でした。
感情をぶつけ合ったことで、2人の絆が深まっていると良いのですが。
ただ稚奴は、武媚娘の心のなかに自分はいないと思い込んでいる節があるので、またすぐに愛されていない苦しみに苛まれるかもしれません。
【武則天-The Empress-】感想66話
女帝・武氏の予言がまたまた蒸し返されました。
武媚娘を排除したい大臣にとっては、彼女を追放するための一番の口実なのでしょう。
しかし稚奴は、全力で武媚娘を予言から守りました。
彼は、政務のことで大臣に強く主張されるとタジタジになるのですが、武媚娘のことだけは大臣の前でも全く揺るぎません。
まさに全力で愛する男性という感じで、これほどまでに愛を真っ直ぐにぶつけられれば、武媚娘の心も動くというもの。
前回は激しい口論をしていた武媚娘と稚奴も、今ではすっかり仲の良い夫婦になり微笑ましいかぎりです。
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