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【武則天 The Empress】9話・10話。女帝が愛した2人の男性とは?

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【武則天-The Empress-】10話のネタバレ考察

“あの男”の正体が判明

「武則天」© 2014 ZheJiang Talent Television & Film Co., Ltd. All Rights Reserved.

一か月後。羅玉珊は掖庭の獄から出てきました。如意と羅玉珊は、顔を合わせるなりお互いに名乗りあい、あらためて自己紹介をするのです。一時は争っていた2人が、完全に和解をした瞬間でした。一方で、韋貴妃と李泰り・たいは密会をしていました。(李泰は、陛下の4男で魏王でもあります)

韋貴妃は皇后になるために、李泰に力添えを頼み、李泰は皇太子になるために、韋貴妃に力添えを頼む。という会話から推測するに、2人はお互いの目的のために手を組むようです。もしかすると皇太子の落馬事件は、皇太子の座を狙う李泰の仕業だったのかもしれません。

彭婆のもとに、“あの男”からの贈り物が届きます。“あの男”を恨んでいる彭婆は受け取るつもりがなく、如意に贈り物を返してきてくれと頼みました。

「東南門の前に置いてきてくれ」指定の時間に東南門まで来た如意が、物陰に隠れて様子を伺っていると……。姿を現したのは陛下でした。“あの男”とは、陛下のことだったのです!

「彭婆から何を聞いた」

「ご兄弟を殺した話を聞いただけです。でも私は、誰が何を話そうとも、自分の目に映る陛下だけを信じます」

如意がそう言うと、陛下は本音をこぼします。昔のように彭婆に“恵児”と呼んでもらえることを痛切に願っていると。

稚奴(ちぬ)の登場に注目!

如意が掖庭で洗濯をしていると、ひとりの少年が人形あそびをしていました。如意が声をかけますが、少年は働き人とは親しくしないと言ってそっけなく返します。ところが、やはり如意のことが気になるのか、少年は如意のあとをついてきて名乗るのでした。

「私は稚奴ちぬだ」

稚奴は、第1話で女帝の如意が「愛した男性が2人いる」と言っていたうちの1人で陛下の9男で今はまだ幼い少年です。稚奴は、人形あそびをしながら「兄弟にいじめられている」と如意に打ち明けます。

如意は、やられたらやり返せとアドバイスをした後、人形劇をしたいから新しい人形を作ってくれないかと稚奴に相談。如意は、人形劇を通して陛下と和解するよう彭婆を説得するつもりなのです。

すると、稚奴は影絵芝居にしようと提案し、羅玉珊の手も借りて彭婆に影絵芝居を披露しました。初めは嬉しそうに見ていた彭婆でしたが、物語が核心(陛下の兄弟殺し)に迫った瞬間に憤慨し芝居をやめさせます。

直後、ふと稚奴に目をやった彭婆は、「恵児、恵児や」と言って抱きしめようとしました。そんな彭婆の様子に、稚奴は初めは怯えていたものの、彭婆の涙を見て抱きしめ返してあげるのです。

ある夜、掖庭にいる如意のもとに陛下がたずねてきます。兄弟殺しの真相を知りたいかと問う陛下に、如意は答えました。「真相は必要ありません。私がお慕いしているのは、陛下が陛下ご自身だからです」

何も答えず去る陛下。と思いきや、陛下は門を通りすぎる直前で、如意のほうを振りかえり笑顔を見せるのでした。

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9話・10話の感想

義姉妹の誓いをたてた如意と徐慧。2人は、同じ男性(陛下)を慕いながらもいがみ合うことなく、お互いを大切に思える友情関係がとても素敵です。また、今回は羅玉珊のエピソードが胸に刺さりました。

愛する2人を卑劣なワナで憎しみ合わせるという、韋貴妃のやり口に腹をたてた視聴者も多いことでしょう。羅玉珊を演じる女優の演技もバツグンに巧く、鄭子章への愛憎⇒虚無といった感情の変化が手に取るように伝わってきました。

如意からすると、羅玉珊は自分を襲った相手です。それなのに、気落ちする羅玉珊を心配して食事を届けたりと、如意の純真で優しい性格が際立つ回でもありました。一方、キーパーソンと思われる彭婆の過去も少しずつ浮き彫りに。

もしかすると”あの男”とは、陛下のことでしょうか。彭婆の口ぶりからすると、陛下と何からの関わりがあるような気がします。

そして、”あの男”の正体は、やはり陛下でした!彭婆とのわだかまりを解きたい陛下のために、如意が何とかしてあげたいと力になろうとする姿が素敵です。打算なく純粋に陛下を慕っているのがわかるので、如意の恋路をますます応援したくなります。

「私がお慕いしているのは、陛下が陛下ご自身だからです」という言葉は完全に告白ですね。陛下はそれには何も答えず去ってしまい残念に思っていたところ、門を通りすぎる直前で振り返って如意に笑顔を向けたシーンは最高でした。

また、最大の注目ポイントは稚奴が初登場をしたこと。第1話で女帝の如意が、過去を振りかえりながら言ったセリフがあります。

「かつて愛した2人の男性を思い出す。陛下。稚奴」

つまり、如意は今後 稚奴を愛するようになるということですね。それを知った上で稚奴の言動に注目してみると、ドラマをより楽しめるかもしれません。

初登場の段階から、稚奴の気の弱い性格や、彭婆を抱きしめ返してあげる優しさが描かれていました。また、稚奴がわざわざ如意のあとをついて行って名乗ったことから、この時からすでに如意に対して淡い恋心を抱いているようにも見えます。

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紹介している作品は、2020年2月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は各公式ホームページにてご確認ください。