円卓の騎士
ケイ役/ピーター・ムーニー
*写真中央
エクターの実の息子で、アーサーとは実の兄弟のような育った。
真面目で堅い一面があり、曲がったことは許さないという性分。
アーサーとグィネヴィアの事を知った時は、そのの裏切りにアーサーに怒りをぶつけた。
アーサーが滝の途中の岩に刺さっていた剣(カリバーン)を抜くため、滝を上るのを手伝った。
伝説と比較
伝説でもケイはアーサーの重臣だと書かれているが、馬上槍試合で剣を折ってしまい代わりの剣を自宅までアーサーに取りに行かせた。
しかし、剣が見つからなかったためアーサーは石に刺さっていた剣を抜いて持って行った。
この剣がカリバーンである。
アーサーの即位後、ケイは司厨長に任命された。
彼の最期は、ローマ軍との戦で命を落としたというものがあるが、カムランの戦いで死亡したという説の方が広まっている。
レオンテス(ランスロット)役/フィリップ・ウィンチェスター
*写真右
レオンテスは、名前は違うが本作ではランスロットとして描かれている。
グィネヴィアとは幼馴染で、彼女がアーサーと出会った時は既にグィネヴィアと婚約していた。
王に忠誠を誓っていたが、アーサーとグィネヴィアの事を知りその忠誠心も失い欠ける。
彼の心には2人の裏切りに対する怒りと嫉妬心があったが、最終的には身を挺してアーサーを守り、彼の代わりに矢を受けて亡くなった。
この時、レオンテスはアーサーに「グィネヴィアと幸せに」という言葉を遺している。
伝説と比較
レオンテス(ランスロット)は、円卓の騎士の一員だが同時に円卓の騎士分裂の一因となった人物。
アーサー王の妃グィネヴィアとの不義の現場を円卓の騎士に踏み込まれ、アグラヴェイン卿を初めとする騎士12人を殺してしまう。
これにより追われる身となるも、火刑寸前のグィネヴィアを助けに戻って来た。
しかし、ここでもガウェインの弟ガヘリスとガレスを殺害してしまう。
アーサー王は国中に「ランスロットを捕えよ」との命令を出したが、人望あるランスロットに味方する騎士はアーサーの命令を聞かなかった。
これにより円卓の騎士は二分されてしまった。
ランスロットは、アーサー王が一騎打ちを望んでも決して答えなかった。
それどころか、アーサー王を討とうとする騎士から救うなどグィネヴィアの事を覗き、王への忠誠心は変わらなかったのだ。
その後、ランスロットとアーサー王はロチェスター僧正の仲裁で休戦し、ランスロットは自分を擁護した騎士を連れてフランスに渡り、グィネヴィアはアーサーの元に帰された。
ランスロットは、味方の騎士たちに報いるため自分と同じ大きさの領土を与えた。
✓ランスロットの味方になった円卓の騎士
- ラヴェイン
- ボールス
- ライオネル
- エクター・ド・マリス
- ブレモア
また、クレティアン・ド・トロワとゴドフロワ・ド・ラニー著書による【ランスロまたは荷車の騎士】では、彼の冒険が描かれている。
ガウェイン役/クライヴ・スタンデン
ガウェインは、レオンテスとアーサーの説得で円卓の騎士の一員となった。
アーサーや騎士らとモーガンに招待された晩餐を楽しんでいた時に襲撃を受ける。
アーサーの命令で待機するも、「待つのは死を意味する」とひとりで敵と戦おうとする熱血な一面があるが、実際は戦いに飢えていたようにも見える。
円卓の騎士とひとくくりにするようなタイプではなく、どちらかと言えば一匹狼タイプ。
しかし、次第に円卓の騎士としてアーサーの重臣と変わっていく。
伝説と比較
伝説では、ロット王とモルゴースの間に産まれ、ガヘリス、ガレス、アグラヴェインは弟となる。
初期の伝説ではアーサーの甥であり、勇猛果敢な優秀な騎士として描かれている。
愛用の剣は、エクスカリバーの姉妹剣と言われているガラティーンだが、作中では触れられていないため入手経路や形状なども不明。
なお【ブリタニア列王史】によると、ガウェインはモードレッドが起こした反乱軍との戦いで死亡したとあるが、どうやって死んだかなどの記述はない。
また、【ブリタニア列王史】にはランスロットが登場しないため、弟殺害によるランスロットとの決闘も存在しないのだ。
ウルフィウス役/ジェイミー・ダウニー
ウルフィウスは、ウーサーから仕えて来た円卓の騎士のひとりだが、本作では特に目立った人物ではない。
モーガンの命令によりキャメロットに重要とされる峠が襲われ、アーサーと騎士らで死守した際、敵に放たれた矢を受けて死亡した。
伝説と比較
ウーサーが、コーンウォール公に姿を変えてイグレーヌの元に入った時にウルフィウスが同行している。
その際、ウルフィウスはコーンウォール公の騎士ブラシアスに姿を変えていた。
ペリノア役/アダム・グッドウィン
ペリノアは円卓の騎士のひとり。
目立った存在ではなく、あくまでも一員として登場している。
伝説と比較
ペリノアは円卓の騎士の一員ではあるが、王ということもあり他の騎士より身分が高い。
アーサー王と戦ってエクスカリバー(カリバーン)を折った人物。
武勇に優れ何度もアーサーを打ち破ったが、マーリンによって戦闘不能に追い込まれる。
その後、ロット王とアーサーの戦いでアーサー側について、ロット王を討ち破ったが、この一件でガウェイン卿に恨みを買い、後々にガウェインに暗殺されてしまった。
実際の円卓の騎士
ランスロット卿
ガウェイン卿
パーシヴァル卿
ガラハッド卿
ケイ卿
ベディヴィア(ベディヴィエール)卿
トリスタン卿
ガレス卿
ボールス卿
ラモラック卿
ユーウェイン卿
パロミデス卿
アグラヴェイン卿
ペリノア王
モードレッド卿 他