「陳情令(ちんじょうれい)」あらすじネタバレ感想 全話を最終回まで詳しく紹介。本作は強い絆で結ばれた2人の仙師が激動の運命の中で怪事件を解明していくファンタジー時代劇です。2019年中国WEBドラマ動画再生回数No1を記録しました。
【陳情令】あらすじネタバレ全話一覧
1話あらすじ:16年後の蘇り
五大世家(藍氏、江氏、聶氏、温氏、金氏)が秩序を治める世界。
江氏の一番弟子、魏無羨(シャオ・ジャン)はある罪を着せられ、崖から身を投げようとします。藍氏の第二公子、藍忘機(ワン・イーボー)は手を伸ばし魏無羨を救おうとしますが、江氏の息子、江澄(ワン・ジャオチョン)が剣を降り下ろし、魏無羨は行方不明になるのでした……。
16年後、魏無羨は莫家で莫玄羽として目覚めます。金氏の隠し子だった莫玄羽が自らの肉体を捧げ、死者を現世に召喚する舎身呪を使ったのです。
舎身呪を行う者は復讐したい者の数だけ肉体に傷をつけ、その傷は復讐を果たすごとに1つずつ消えていくのでした。目覚めた時、魏無羨の腕には4つの傷がありました。
そんな中、化け物騒動が起きている莫家に藍氏の仙師たちがお祓いに来ます。魏無羨は莫玄羽がつけていた仮面をつけて仙師たちの前に出て行きました。藍氏が着用する白い衣を見た魏無羨は藍忘機のことを思い出すのでした。
夜になり、莫家の息子がお祓いで邪崇を集めるための招陰旗を盗んだために邪崇に憑りつかれて暴れ出します。藍氏の仙師の1人、藍思追(ジェン・ファンシン)と魏無羨が莫家の息子の体に呪符の印を書いておとなしくさせました。その時、魏無羨の腕の傷が1つ消えます。
ところが邪崇は今度は莫家の主人に乗り移りました。藍思追は藍氏の中でも強力な力を持つ藍忘機を呼ぶことにします。藍忘機を待つ間、邪崇は莫家の使用人、夫人と次々と乗り移りました。
魏無羨は莫家の主人と息子を操って夫人と戦わせ、時間を稼ぎます。そこへ藍忘機が現れて琴の音で莫家の3人を鎮めました。鎮まった3人の前に1本の剣が落ちます。
藍忘機はその剣に陰虎符の痕跡があると言いました。陰虎符は魏無羨がかつて作った死人を操ることができる道具でしたが、16年前に破壊されたはず……。藍忘機は魏無羨が生きているのではないかと考えます。
魏無羨の腕の傷はまた2つ消えていました。翌日、魏無羨はあと1人の仇を探すためにロバを連れて旅に出るのでした。
2話あらすじ:舞天女像の謎
旅の途中、休憩していた魏無羨は通りがかりの一行から、もとは道教の聖地だった大梵山に食魂獣が現れ、人々の魂を吸っていると聞きます。
魏無羨が出発しようとすると、なぜか連れのロバが動こうとしません。その時、1人の女性がロバにリンゴを差し出しました。ロバがリンゴに反応すると、その女性は子供のようにはしゃいで”リンゴちゃんだ”と言います。
女性は阿臙と呼ばれ、付き添っている母親の対応から彼女には何か事情があるようでした。
その後、魏無羨が大梵山を見上げていると、阿臙が来て先ほどとは別人のような表情で急に踊り出します。魏無羨が術を使って止めてやると、母親は次のように話しました。
阿臙は結婚が決まったばかりの時に許嫁が失踪してしまい、探しに行って戻ってきたら急に大梵山に向かって踊り出すようになってしまった。その後、この子の父親もおかしくなって死んでしまった。
その時、助けを求める声がし、魏無羨が行ってみると、罠にかかって網で吊るされている人たちがいました。そこへ金氏の跡継ぎ、金凌(チー・ペイシン)が来ます。慌てて木陰に隠れる魏無羨。
金凌は食魂獣を捕らえるために仕掛けた罠に人間がかかっているのを見てがっかりして彼らを助けずに立ち去ろうとします。
追ってきた阿臙が”リンゴちゃん”と呼んだのでロバが木陰から飛び出し、魏無羨も金凌の前に転がり出てしまいます。この時、魏無羨は莫玄羽の仮面を付けていました。
金凌は仮面を見て莫玄羽が金氏の隠し子だったことから、酷い言葉で非難します。それを聞いた魏無羨が思わず「母親は教育したのか」と口走ると、金凌が斬りかかってきました。
魏無羨は術をかけた人型を使って動きを封じ、金凌の剣を奪って網で吊られた人たちを助けます。
そこへ江澄がやって来ました。16年前の因縁がある魏無羨はその場から逃げ出そうとしますが、江澄に呼び止められて立ち止ります。
江澄によって術を解かれた金凌は再び魏無羨に斬りかかろうとしますが、藍色の光に阻止されてしまいました。その時、仙師たちを従えた藍忘機が現れます。その隙にまた物陰に隠れる魏無羨。
その時、江氏の門弟が、仕掛けていた網が全て藍色の光る剣に切り裂かれたと報告に来ます。江澄はそれが藍氏の仕業だと気づきますが、怒りを抑えながら金凌に早く食魂獣狩りに行くように言いました。
その後、通りかかった人々の噂話から魏無羨は、金凌が金氏の金子軒(ツァオ・ユーチェン)と江氏の江厭離(シュエン・ルー)の間に生まれた子だと知ります。
江厭離は江澄の姉であり、かつて江姉弟と魏無羨の3人はきょうだいのように育ったのです。また、人々は金凌の両親が亡くなったのは魏無羨のせいだと噂していて……。
一方、藍忘機とは分かれて食魂獣を捜索していた藍氏の仙師たちは温氏の墓守の老人から、山頂の祠に祀られている舞天女像が奇妙だと聞きます。藍氏の仙師たちが祠に着くと、金凌と金家の者たちもやってきました。また魏無羨も到着します。
すると突然舞天女像が動き出しますが、魏無羨がお札を投げて動きを鈍らせ、その隙に一行は逃げ出しました。外に出た魏無羨は阿臙の話を持ち出し、仙師たちに自分の考えを話して聞かせます。
許婚が失踪した阿臙は舞天女に祈りに行って魂を吸われた。父親が娘の魂を返してくれるように頼みに行き、舞天女は魂を戻したが、阿臙は舞天女の影響を受けて踊るようになってしまった。
そこへ舞天女像が追いついてきます。金凌が弓で矢を放ちますが、舞天女像はびくともしません。魏無羨は道に生えている竹を切って笛を作って吹きます。するとそこへ鎖を体に巻かれた黒装束の男が現れ、ひと蹴りで舞天女像の右腕を破壊しました。
黒装束の男は16年前に滅亡した温氏の温寧(ユー・ビン)のようでした。魏無羨が驚きながらも笛を吹き続けると、温寧は舞天女像を完全に破壊します。
一行は恐れながらも温寧を包囲します。魏無羨が笛で穏やかな曲を吹くと、温寧は魏無羨に近づいてきました。魏無羨は笛を吹きながら後ずさりして温寧を一行から遠ざけようとします。
魏無羨は後ずさりするうちに誰かにぶつかりました。そしてその人物は魏無羨の手を掴んで笛を吹くのをやめさせようとします。それは藍忘機でした。温寧は逃げて行きます。
藍忘機は仮面を着けている魏無羨をじっと見つめ、そこへ江澄もやってきました。江澄は仮面を取れと言いますが、魏無羨は応じようとせず……。
そして話は16年前に遡ります。魏無羨、江澄、江厭離はきょうだいのように仲良く、各世家の弟子たちが集まる座学の場に向かおうとしていました。