【長歌行】全話のあらすじ一覧とネタバレ感想を最終回まで紹介します。本作は日本でも連載された人気マンガ原作の大型ロマンス時代劇。
中国のトップ女優ディリラバが父の仇をとろうとする聡明で武術に長けたヒロイン長歌を演じています。
長歌行│あらすじ概要
唐代初期。遊牧民族である阿詩勒部の阿詩勒隼(ウー・レイ)は唐の都に来て、繁華街で唐の兵たちといさかいになりました。
そこへ馬で現れた1人の青年の顔を見て、兵たちは驚いて退散します。実は青年は唐の皇太子である李建成の娘、李長歌(ディリラバ)の男装した姿だったのです。
翌日は唐と阿詩勒部の蹴鞠の試合があり、李長歌の母は娘が阿詩勒部に嫁ぐ候補にならないように絶対に外出しないようにと命じますが……。
長歌行│1話ネタバレあらすじ
唐代初期。
遊牧民族である阿詩勒部の阿詩勒隼は唐の都に来て、繁華街で唐の兵たちといさかいになりました。そこへ馬に乗った1人の青年が現れ、その顔を見た兵たちは驚いて退散します。
青年は名乗らずに立ち去りますが、それは実は唐の皇太子である李建成(リー・ジンロン)の娘、李長歌の男装した姿だったのです。
李長歌が帰ると母の瑾夫人(シュ・ロンジェン)が、明日は阿詩勒部が申し込んできた蹴鞠の試合があるので絶対に外出しないようにと命じました。
阿詩勒部が以前に唐の皇帝と約束した宮中の女子を娶る話を持ち出してくるかもしれないが、瑾夫人は李長歌にずっと唐にいてほしいと言うのです。
夜になり、瑾夫人は李建成に明日もし阿詩勒部が婚姻の話を持ち出してきても李長歌は嫁がせないでほしいと言いに行きます。
その時、瑾夫人は李建成と第4皇子の李元吉が、第2皇子の李世民(ゴン・ロー)について密談しているのを立ち聞きしてしまうのでした。
翌日、李長歌は母に禁止されたにもかかわらず従妹である李世民の娘、李楽嫣(チャオ・ルース―)を誘って蹴鞠の試合を見に行くことにします。
李楽嫣が想いを寄せる魏叔玉(ファン・イールン)が蹴鞠の試合に出場するからです。お守りを2つ取り出した李楽嫣は1つを李長歌に渡し、もう1つを魏叔玉に渡すと言いました。
2人は会場に行く途中、李世民の配下の武官である晧都(リウ・ウーニン)が冷酷に裏切者を斬るところを目撃してしまいます。驚いた李楽嫣は魏叔玉に渡すつもりのお守りをその場に落としてしまいました。
2人が立ち去った後、晧都がそのお守りを拾うのでした。会場に着いてお守りを落としてきたことに気づく李楽嫣。李長歌は自分がもらったお守りを代わりに魏叔玉に渡すように言いました。
試合は阿詩勒部チームが優勢な中、魏叔玉が敵の選手と衝突して負傷してしまいます。
その頃、観覧席では阿詩勒部の使者が李建成と李世民に婚姻の話を持ち出していました。使者が会場で目をつけたのは李楽嫣でした……。
また、李楽嫣は救護所に駆けつけ、魏叔玉にお守りを手渡します。その後、魏叔玉が怪我を押して再出場しようとした時、選手のユニフォームがなくなっていました。
実は仮面をつけた李長歌が魏叔玉のユニフォームを着て試合に出場していました。李長歌は的確な指示で唐チームを立て直します。
試合中、転倒して李長歌の仮面がずれたのを見た阿詩勒部チームの阿詩勒隼は、それが先日の青年ではないかと思うのでした。
李長歌の活躍で試合は唐チームの勝利となります。その直後、李世民の指示で晧都が李楽嫣を迎えに来ました。
一方、観覧席では試合に負けた阿詩勒部の使者が悔しがりながら賭けていた宝刀を置いて立ち去ろうとします。
李建成はそれを引き留め、李世民に当てつけるように李楽嫣の婚姻の話を進めようとしました。阿詩勒部の宝刀は試合で活躍した青年(李長歌)に授けられることになります。
試合後、李長歌は宝刀を叔父である李世民に贈りました。子供の頃から武術や兵法を教えてくれたお礼だと言います。李世民は蹴鞠の布陣に兵法を応用していたことを褒め、宝刀を受け取りました。
感想
原作がコミックということでドラマの中に時々アニメーションが挿入されますが、李長歌役のディリラバがとても美しいので違和感がありませんでした。
ディリラバは原作のヒロインと同じ場所にホクロがあることもあり、コミックから抜け出してきたようと言われていたというのも納得です。
殺陣や蹴鞠の試合でのアクションも満載でこれからの展開に期待がふくらみます!
長歌行│2話ネタバレあらすじ
父の李建成は李長歌が仮面をつけて蹴鞠の試合に出場していたことを指摘します。李長歌は叱られるかと思いますが、李建成は宝刀も手に入り皇帝も称賛していたと言って褒めました。
そして李建成は先ほどの宝刀をじっくり見せてくれと言います。李長歌が宝刀は李世民に贈ったと答えると、李建成は実の父より叔父を慕うのかと激怒しました。
そこへ魏叔玉の父であり、李長歌の師匠である魏徴(タン・ジェンチャン)が駆けつけてとりなし、李長歌は解放されるのでした。
その後、母のところに行った李長歌は、約束を破って外出したことを咎められます。そして明日から宮廷外で謹慎するように言い渡されるのでした。
翌朝の出発時、瑾夫人は徹夜で作った菓子と衣を李長歌に渡しながら、許可なく宮廷に戻らないようにと言いました。
その言葉を聞いて李長歌は思わず瑾夫人に菓子と衣を突き返してしまいます。地面に落ちる菓子と衣。最後に瑾夫人は「もう1度”母”と呼んで」と言いますが、李長歌はそれには応えずに馬車に乗り込んでしまいます。
しかし馬車の中でやはり母の態度は何かおかしかったと思い直した李長歌は馬車を飛び降りて宮廷へと引き返しました。
すると宮廷の庭には血が飛び散り、侍女たちが連行されていくところだったのです。李長歌は建物に身を隠しながらなんとか瑾夫人の部屋まで行きました。
その時、部屋から血の付いた鎧を着た李世民が出て行くのが見えました。そして李長歌が部屋に入ると息絶えた瑾夫人が横たわっていたのです。
そこへ怪我を負った瑾夫人の侍女が逃げこんで来ましたが、彼女はなぜか父の配下の者に追われていました。
侍女は李長歌に、こいつは裏切者だから逃げるようにと言います。また、李長歌は李世民に贈った宝刀が血の付いた状態で床に落ちていることに気づきました。
李長歌は侍女が配下の者を押さえている隙に宝刀を持って窓から飛び出します。追われた李長歌は橋から川に身を投げ、行方知れずということになりました。
実は川から上がった李長歌は男装して逃げていたのです。李長歌がとある菓子店に隠れていると、身なりの貧しい少年が盗み食いをするために忍び込んできました。
店の者に見つかりそうになった少年を李長歌は咄嗟に自分と同じ場所に隠れさせます。少年は阿竇と名乗り、お礼に李長歌を自分のねぐらに連れて行きました。
阿竇はもし金に困っているなら、皇太子妃の副葬品を盗みに行かないかと持ちかけます。”皇太子妃”とは母のことではないかと思った李長歌は遺体が安置されている寺の場所を阿竇から聞き出しました。
李長歌は寺の見張りに薬入りの菓子を届けて眠らせ、霊安室に忍び込みます。そして母の柩の前で黒幕への復讐を誓うのでした。
感想
李長歌は叔父や師匠には可愛がられているのに、実の父とは不和だったのですね……。
そして今回は唐の李世民が皇太子であった兄を倒して皇帝になったという歴史上の出来事を題材にしているのも興味深く、これから李長歌がどうやって復讐に向かっていくのか今後の展開が気になります!