長歌行(ちょうかこう)ネタバレあらすじと感想18話・19話・20話。延利可汗が阿詩勒隼に褒美として送ってきた奴隷の中にひときわ美しい女奴隷がいました。夜、酔っぱらった兵士たちがその女奴隷を連れ去ろうとした時、李長歌は彼女を助け……。
長歌行 18話ネタバレあらすじ
延利可汗は阿詩勒隼が朔州を勝ち取った褒美として多数の女奴隷を送ってきます。
その中にひときわ美しい女奴隷がいました。
夜になり、酔っぱらった兵士たちがその女奴隷を連れ去ろうとします。
騒ぎ声を聞きつけた李長歌は彼女を助け、自分の天幕に招き入れてやりました。
女奴隷は弥弥古麗(ツァオ・シーユエ)と名乗ります。
弥弥古麗は身の回りの世話をするので、ここに置いてほしいと懇願するのでした。
翌朝、穆金には弥弥古麗をここに置くことはできないと言われますが、李長歌は阿詩勒隼に直訴して同じ天幕に住む許可をもらいます。
一方、李楽嫣は機織りがなかなか上達せず、とうとう布工房を追い出されました。
李楽嫣が泣きながら首を吊ろうとした時、柴女将が追いかけて来て「さっきは言いすぎたわ」と言って連れ帰ります。
2人が布工房に戻った時、大口の注文をした商人が布を取りに来ていました。
その商人は店にあった李楽嫣が刺繍した手巾を見かけて大変気に入り、大量に注文したいと言い出すのでした。
ある夜、阿詩勒隼は李長歌を外に呼び出して焚火で羊肉を焼いてやります。
李長歌はこの時初めて本名を名乗り、阿詩勒隼と生い立ちを語り合いました。
その後、李長歌が突然倒れ、阿詩勒隼は天幕に運びます。
そして一緒に看病しようとした穆金と弥弥古麗も李長歌が本当は女性だと知ってしまいます。
弥弥古麗は李長歌が女性だと知ってがっかりするのでした。
後日、弥弥古麗が洗濯のために川で水を汲むのを手伝いに行った穆金は川岸に落ちていた釘を踏んでしまいます。
その場では大丈夫だと言った穆金でしたが……。
長歌行 19話ネタバレあらすじ
夜になり、弥弥古麗は穆金の天幕に水汲みを手伝ってくれたお礼を言いに行きます。
すると錆びた釘を踏んだ穆金は高熱を出して倒れていました。
弥弥古麗が一晩中看病し、穆金は一命をとりとめます。
回復した穆金は、物資の調達で雲州に行く時、看病のお礼に弥弥古麗も連れて行くことにしました。
それを聞いた李長歌は自分で刺繍をした袋に銭を入れて渡し、弥弥古麗を送り出します。
その頃、布工房では李楽嫣の提案で、注文をキャンセルされた布を市場に出て売ることにしていました。
雲州の市場に着いた穆金と弥弥古麗は、李楽嫣が出している店に立ち寄ります。
弥弥古麗の気に入った布が見つかり、李楽嫣は何気なく「今日は中秋節 よかったら家族にも布を選んでは?」と声をかけました。
ところが”家族”という言葉に敏感な弥弥古麗は気を悪くして立ち去ってしまいます。
その後、月餅を買おうとした弥弥古麗は李長歌にもらった銭袋がないことに気づきました。
弥弥古麗は穆金と二手に分かれて銭袋を探すことにします。
来た道を戻った弥弥古麗は李楽嫣が自分の銭袋を持っているのを見つけました。
実はそれは以前李長歌が李楽嫣に贈った全く同じ銭袋だったのですが……。
弥弥古麗は銭袋を返せと言い、李楽嫣はこれは自分のものだと言い張り、野次馬たちも集まってきてしまいます。
押し問答の末、弥弥古麗が持ち主にしかわからないはずの袋の内側の刺繍まで言い当て、野次馬たちが口々に李楽嫣を泥棒だと言い始めました。
李楽嫣は仕方なく銭袋を弥弥古麗に渡します。
その後、合流した穆金も同じ銭袋を拾ってきたことに驚く弥弥古麗。
弥弥古麗は慌てて銭袋を返しに行きますが……。
この頃、北の国境に近い雲州では戦乱が続いていたため、民は希望すれば兵隊と一緒に南に避難できるという通達がありました。
市場から布工房に戻った大半の織子は兵隊に従って南下することにします。
李楽嫣も兵隊が洛陽を通ると聞いてついて行くことにしました。
市場で李楽嫣を探していて閉門の時間に間に合わなかった穆金と弥弥古麗は、その日は雲州に泊まることにします。
宿についた2人は穆金が買っておいた月餅を分け合って食べ、お互いの生い立ちを語り合うのでした。
翌日、阿詩勒部に戻った弥弥古麗から2つの銭袋を見せられた李長歌はもう1つは李楽嫣のものだと確信し、急いで雲州に向かいます。
一方、晧都は雲州を離れた後、偶然出会った商人が李楽嫣のものとそっくりな刺繍の手巾を持っているのを見かけました。
商人から入手先を聞き出した晧都は慌てて雲州へと引き返すのでした。
長歌行 20話ネタバレあらすじ
晧都が布工房に着いた時、李楽嫣はすでに洛陽へ向かった後……。
柴女将たちは、晧都が来たことで妄言だと思っていた李楽嫣が王女だという話が本当だとわかって驚くのでした。
晧都は急いで李楽嫣を追います。
李長歌も晧都と入れ違いで布工房を訪ね、李楽嫣がもうここにはいないことを知るのでした。
阿詩勒部では李長歌の留守中に、阿詩勒隼に涇州攻めに加わるようにと延利可汗からの命令が下っていました。
李長歌に唐を攻めることを知られたくない阿詩勒隼は穆金に口留めして出発します。
しかし阿詩勒部に戻った李長歌は、阿詩勒隼の机の上の地図につけられた印から涇州が攻められると気づくのでした。
李長歌は一行を追いますが阿詩勒隼に気づかれてしまいます。
阿詩勒隼は配下に李長歌を送り返すように命じますが、その道中で逃げ出す李長歌。
そして李長歌は李世民の野営地へ向かいます。
李長歌に会った李世民は、朔州のことは軍報が届かかなかったため陥落するまで状況がわからなかったと説明しますが、李長歌は辺境の民を見捨てたと言って李世民を責めました。
すると李世民は今の唐は大軍に見せかけているだけで本当は少ない兵力しか持っていないと説明し、李長歌は驚きます。
その時、阿詩勒部が夜襲を仕掛けてきたとの知らせが入りました。
李世民は野営地にいた魏叔玉に李長歌を安全な場所に避難させるように指示し、自ら出陣して行きました。
魏叔玉は李長歌を長安へ連れ帰ろうとしますが、李長歌はお前の世話にはならないと言って馬に飛び乗り野営地を出て行くのでした。