「長歌行(ちょうかこう)」24話・25話・26話ネタバレあらすじと感想。

歴史 / 時代劇
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「長歌行」24話・25話・26話ネタバレあらすじと感想。阿詩勒隼は羅義を救うのは無理だと言いますが、李長歌は聞き入れません。翌日、李長歌は羅義を大きな桶の中に隠して阿伊児と一緒に水汲みに行くふりをして門を出ますが……。

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24話:羅義救出の顛末

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李長歌の言葉を聞いて、阿詩勒隼は阿詩勒渉爾に仕えるがいいと言い放ちました。また、阿詩勒隼と阿詩勒渉爾は決闘での負傷のため、庫里台大会翌日の慣例となっている狩猟には行かないことになります。

夜になり李長歌が外に出ると、部屋の前で阿詩勒隼が待っていました。李長歌が今日のことを謝ると、阿詩勒隼は羅義を救うのは無理だと忠告しました。

しかし李長歌は阿詩勒隼に関わるなと言って立ち去ります。翌日、延利可汗が狩猟に行った後、李長歌は羅義を大きな桶の中に隠し、阿伊児と一緒に水汲みに行くふりをして門を出ました。

李長歌は羅十八と落ち合う場所で羅義を桶から出し、阿伊児が1人で桶を乗せた馬車を引いて帰ります。李長歌と羅義の行方がわからなくなったことに気づいていた阿詩勒渉爾の配下、雷蒙レイモンは戻ってきた阿伊児の馬車を詳しく調べました。

雷蒙は荷台に血がついているのを見つけ、阿伊児を捕らえます。そして雷蒙は兵を率いて李長歌と羅義を追いました。追っ手に気づいた羅義は羅十八に今日からは李長歌に仕えるように命じて2人を逃がします。

その後、羅義は1人で雷蒙の軍を迎え撃ち、討ち死にするのでした。報告を聞いて追ってきた阿詩勒渉爾が李長歌と羅十八の行く手を阻みます。その時、阿詩勒隼も兵を引き連れて現れ、阿詩勒渉爾の軍と対峙しました。

両軍がにらみ合う中、雷蒙が追いつきます。雷蒙はなぜか阿詩勒隼に、李長歌を解放するからそちらも手を出すなと言いました。

阿詩勒隼が李長歌を連れて立ち去った後、不満そうにする阿詩勒渉爾。雷蒙は、これは羅義を逃がした李長歌が阿詩勒隼と関係があることを延利可汗にわからせ、阿詩勒隼の立場を悪くするための作戦だと説明するのでした。

軍営に戻る途中、穆金が阿詩勒渉爾から阿詩勒隼宛てに届いたという包みを持ってきます。その中には女性用の耳飾りが入っていました。それを見て青ざめる阿詩勒隼。阿詩勒隼は穆金に李長歌を軍営に連れて行くように頼み、1人で阿詩勒渉爾のところへ戻ろうとします。

李長歌が何があったのかしつこく問い詰めると、阿詩勒隼は怒り出し「お前が招いた結果だ」と言いました。さらに阿詩勒隼は唐に帰れと怒鳴り、李長歌は羅十八を連れて立ち去ることにします。それを見た阿詩勒隼は穆金に李長歌を唐まで見届けるように言いました。

李長歌は追いついてきた穆金に、先ほどの包みには女性用の耳飾りが入っていたようだが、何か心当たりはあるかと尋ねます。

穆金は阿伊児のものではないかと答えました。実は阿伊児は孤児だった阿詩勒隼を拾って育てた養母だったのです!それを聞いた李長歌は阿詩勒隼の後を追うことにします。一方、阿伊児を人質にとった阿詩勒渉爾は、到着した阿詩勒隼に跪いて地面に頭をつけるように言いました。

感想

阿詩勒渉爾は正直に言ってあまり頭が良くなさそうですが、仕えている雷蒙はなかなか策略家ですね。また阿伊児が以前、阿詩勒隼を見つめていることがあったと思っていたら、なんと育ての親だったとは!阿詩勒隼は阿伊児を救うことはできるのでしょうか……。

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25話:謎の剣客

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阿詩勒隼が地面に頭をつけようとした時、阿伊児は自分の首に突きつけられていた阿詩勒渉爾の刀を自ら引いて自害してしまいます。阿詩勒隼は逃げ出した阿詩勒渉爾を怒りに任せて弩で射ました。

阿詩勒隼は倒れた阿詩勒渉爾にとどめを刺そうともう1度弩を放ちます。その時、突然可敦が間に入り、背中に矢を受けて阿詩勒渉爾を守りました。

相手を庇い合う阿詩勒渉爾と可敦を見て、阿詩勒隼は弩を地面に叩きつけます。その時、雷蒙が駆けつけて阿詩勒隼を捕らえようとしました。

そこへ李長歌たちも駆けつけ、阿詩勒隼を守ろうとします。雷蒙は阿詩勒渉爾と可敦を連れて一旦退散することにしました。阿詩勒隼は追おうとしますが、李長歌が気絶させて連れ帰ります。

李長歌は穆金と羅十八に負傷している阿詩勒隼と、阿伊児の亡骸を軍営に運ぶように指示し、自分は残りの兵を連れて追っ手を引きつけることにしました。

しかし李長歌は雷蒙に射られて落馬してしまいます。そこへ突然、凄腕の剣客が現れ、李長歌を助けるのでした……。

その後、阿詩勒隼は”鷹師”の兵たちは阿詩勒渉爾の捕虜になったが、李長歌の行方はわからないとの報告を受けます。穆金たちが必死に探しますが見つけられず、阿詩勒隼は李長歌も密かに阿詩勒渉爾に捕らえられているのではないかと考えました。

阿詩勒隼は阿詩勒渉爾と1対1で会って李長歌の行方を問い詰めますが、阿詩勒渉爾は李長歌が謎の剣客に助けられたことを隠すのでした。

一方、目覚めた李長歌に剣客は司徒郎郎しとろうろう(リウ・ハイクアン)と名乗り、孫思邈そんしばく(リー・グァンフー)という老医と旅をしていると言いました。

狩猟中に”阿詩勒隼が可敦を傷つけた”と報告を受けた延利可汗が阿詩勒隼を罰しようと戻ってきました。しかし阿詩勒渉爾にその原因は自分のせいで阿伊児が死んだからだと説明され、延利可汗は考えを変え阿詩勒隼を慰めるために天幕を訪れます。

望むものは何でも与えると言う延利可汗に、阿詩勒隼は生前広い世界を見たがっていた母の代わりに”鷹師”を他の者に任せて自分が旅に出たいと申し出るのでした。

感想

阿詩勒隼の阿伊児を見る目が今までになく優しかったので、母を亡くした悲しみがとても伝わってきました。それにしても阿詩勒渉爾が延利可汗に自分の罪を告白し、阿詩勒隼が罰せられるのを防いだのは意外でした。阿詩勒渉爾が阿詩勒隼と敵対していたのは自分の意志ではなく、母や配下から言われてのことだったのですね。

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26話:洛陽へ

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延利可汗は仕方なく阿詩勒隼が旅に出るのを許可します。その後、阿詩勒渉爾は阿詩勒隼を呼び出し、李長歌のためにここを去るのかと尋ねました。肯定する阿詩勒隼。

そこへ弥弥古麗が駆けつけ、阿詩勒渉爾に跪いて李長歌の行方を教えてほしいと懇願しました。弥弥古麗の態度を見て阿詩勒渉爾は今まで隠していた李長歌が謎の剣客に助けられたという事実を教えることにするのでした。

一方、羅十八は自分で描いた下手な人相書きを持って李長歌のことを尋ね回っていました。その様子を朔州から逃げて来た緒風が偶然見かけます。

緒風が探している人物の名前を尋ねると、羅十八は李長歌だと答えました。李長歌の追っ手だと思い込んだ緒風は羅十八を捕らえようとしますが、腕の立つ羅十八に逆に剣を突きつけられてしまうのでした。

なんとか誤解を解いた緒風は、羅十八を秦古のところへ連れて行きます。秦古と緒風は雁行門という商隊を装いながら、李長歌を探していたのです。

羅十八の話を聞いた秦古は、李長歌のうまく描かれた人相書きと暗号表を渡してこれからは情報を共有しようと言いました。

その頃、生気を失っている李長歌を見兼ねた司徒郎郎は剣術を教えて生きる希望を与えようとします。しかし李長歌が復讐をしようとしていると知ると、司徒郎郎は信念が違う者には習得できないと言い放ちました。

習得できないと言われたことに憤慨する李長歌に孫思邈は、治療を頼まれてこれから洛陽に行くが一緒に行かないかと誘うのでした。

都では李楽嫣が洛陽に向かっているらしいという報告を聞いた李世民が、流民が溢れている洛陽の情勢を心配します。都を離れることができない李世民は自分の代わりに李楽嫣の弟である皇太子を民を慰めるために洛陽に派遣することにしました。

皇太子は幼く腕白なため、李世民は監視役として魏叔玉に付き添わせることにします。病をおして李楽嫣と旅を続けていた小五の熱は一向に下がらず洛陽を目前にしてとうとう力尽きてしまいます。

それでも李楽嫣は小五をおぶったまま洛陽に入ろうとしますが、官兵に疫病を防ぐために死者は入れないと言って止められます。この子は生きてると言い張る李楽嫣から官兵が小五を引き離そうとしているところに晧都が到着しました。

晧都は官兵を追い払い、小五にすがりついている李楽嫣を抱き起こします。晧都の顔を見た李楽嫣は泣きながら気を失ってしまうのでした。

感想

羅十八の描いた人相書きが下手すぎて笑ってしまいました。剣術に長けている分、絵心は持ってないようです(笑)司徒郎郎と孫思邈はまだまだ謎の人物ですが、言動から良い人たちそうで安心して見ていられます。そして雲州から苦楽を共にしてきた小五を洛陽を目前にして失ってしまった李楽嫣の悲しみは計り知れないですね。晧都と再会できたことがせめてもの救いです。

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本ページの情報は2023年10月のものです。最新の情報は公式ページまたは動画配信サービスにてご確認ください。