【大宋宮詞~愛と策謀の宮廷絵巻~】14話・15話・16話のあらすじとネタバレ感想。大臣らの説得により、ついに親征を決意した趙恒は王旦に密詔を託します。その密詔には「10日以内に勝報が届かなければ、第2皇子の趙佑を即位させよ」と書かれていました。
14話のあらすじネタバレ
瀛州の戦で9万の兵を失った遼の蕭皇太后は、南下して大名府を攻めることにしました。
その動きに気づいた劉娥は、趙恒宛てに親征を求める文をしたため、宋出身の木易に託します。
木易は宋に届けようとしたものの、妻の鉄鏡長公主に呼び戻されたため届けられませんでした。
宋では、親征するしないで大臣らの意見が割れていました。
再三 趙恒(以前の第三皇子/趙元侃)に親征を進言するも、聞き入れてもらえない寇准は宰相の畢士安を訪ねます。
すると、趙恒がすぐに親征を決意しないのは弟の冀王を警戒しているからだと教えられました。
事実、冀王を取り巻く曹鑑たちは着々と王位簒奪の準備を進めていたのです。
そんな中、ついに親征を決意した趙恒は、出征前に大臣の王旦を呼び出し密詔を託します。
その密詔には「親征して10日以内に勝報が届かなければ、第2皇子の趙佑を即位させよ」と書かれていました。
14話の感想
初期の頃に比べて、劉娥の声が低くなっているのは俳優の演じ分けによるものでしょうね。
声の演じ分けと言えば、【三国志 軍師連盟】の司馬懿や、【大明皇妃】の朱瞻基なども素晴らしかったです。
さて今回、趙恒がついに親征を決意しました。
出征前に妻たちにそれぞれ会いに行ったのは、皇帝としての務めでしょうか。
でもまさか、趙恒が自ら潘玉姝に“懐妊を回避する薬”を飲ませるとは驚きました。
15話のあらすじネタバレ
趙恒は出征前に、“懐妊を回避する丸薬”を潘玉姝に飲ませました。
しかし、潘玉姝は趙恒が去った後でその薬を吐き出します。
その後、趙恒は親征に出発するも、20万の遼軍が大名府に接近していました。
王超が援軍を拒んだために大名府がピンチだと知った趙恒は、王欽若を大名府へ向かわせます。
大名府に到着した王欽若は、曹瑋将軍からわずか3万の兵しかいないと聞かされ絶望します。
そこに曹利用(曹鑑の息子)が到着し、王欽若は「心強い味方が来た!」と安堵しました。
しかし曹利用は、講和を口にしたことで曹瑋将軍を怒らせてしまい投獄されます。
一方、遼軍の中に劉娥と趙吉がいると知った趙恒は、精鋭部隊を救出に向かわせました。
劉娥だけは救出できたものの、趙吉と李婉児は遼軍に捕まったままでした。
趙吉と離れたくない劉娥は、遼軍に残ることを決意します。
宋の軍営では、冀王派の李継和が蜂起しようとするも、寇准に見抜かれていたため失敗します。
その報告を受けた冀王は、「蜂起が私の指示だと知られたらどうしよう!」と曹鑑に相談。
曹鑑は、まずは事態を静観するべきだと助言します。
大名府では、20万の遼軍を目にした王欽若がパニくっていました。
曹瑋将軍は、大騒ぎする王欽若が軍紀を乱して邪魔なので牢にぶち込みます。
結果、大名府は死守され遼軍は撤退しました。
15話の感想
王欽若のダメダメっぷりに笑ってしまいました。
こんなにダメダメなのに、よく今まで重臣の立場を守ってこれましたね(笑)
大臣の数が多すぎて、誰がどの派閥なのかいまだに把握できていませんが、おそらく、王欽若と寇准は敵対している感じでしょうか?
16話のあらすじネタバレ
曹鑑は、講和のために遼に向かったはずの息子 曹利用から何の便りもないことを心配していました。
するとちょうど曹利用からの手紙が届き、大名府で投獄されていることを知ります。
激怒した曹鑑は、すぐに趙恒に報告しました。
結果、曹利用は釈放され講和のために遼へ出立します。
一方で遼軍は、表向きは講和を提案しておきながら、宋の都の入り口である澶淵を攻略するために南下していました。
この動きを知った趙恒も、戦の場を澶淵に定め ただちに行軍します。
ところが、道中で懐妊中の文伽凌が体調不良を訴えたため、趙恒は行軍を止めて休ませました。
そこに潘良が現れ、立て続けに報告します。
潘玉姝が懐妊したこと、都の王超が大軍を動かしたこと、冀王に蜂起の動きがあること。
潘良はこれらの理由をもって都に帰還するよう進言しました。
他の大臣からも帰還を勧められた趙恒は帰京に心が傾きます。
一方で宋の都にいる曹鑑は、帰京する趙恒を暗殺しようと企んでいました。
16話の感想
文伽凌は懐妊しているのに戦に同行したのでしょうか。
もしそうなら、少し無謀な気がしますが、趙恒と生死を共にしたいと願う彼女の気持ちも理解できます。
ところで、遼の蕭皇太后と韓徳譲は、「燕雲台」では主役だった2人ですね。
本作でも心が通じ合っている2人の様子に、思わずにんまりしてしまいました。