【大宋宮詞~愛と策謀の宮廷絵巻~】37話・38話・39話・40話のあらすじとネタバレ感想。潘良と潘玉姝は、流産を引き起こす甘露を劉娥が食べたにもかかわらず一向に流産しないことを疑問に思います。一方の王氏は、替え玉となる赤子の助産準備をするも妊婦の陣痛が止まってしまい……。
37話のあらすじネタバレ
潘良と潘玉姝は、流産を引き起こす甘露を劉娥が食べたにもかかわらず一向に流産しないことを疑問に思います。
そこで、潘玉姝は茶会の席で 劉娥に羹を食べさせました。
その羹には、妊婦以外の者だけが腹痛を引き起こす薬が入っており、劉娥は激しい腹痛に襲われます。
潘玉姝の差し向けた侍医が診察するも、劉娥は懐妊中と同じ脈になる薬を飲んでいたため、偽装妊娠がバレずに済みました。
劉娥は今回の一件で、潘玉姝に懐妊を疑われていることに気づきます。
しかし、なぜ疑われているのか、その心当たりはありませんでした。
そして劉娥は、李婉児のお産が近づくにつれ彼女への罪悪感に苛まれます。
そんななか王氏は、李婉児の子と取り換える予定の赤子の出産準備をするも、妊婦の陣痛が止まってしまいました。
宮中では李婉児のお産が始まり……。
37話の感想
妊婦以外の者のみが腹痛を起こす薬やら、懐妊中と同じ脈になる薬やら、とんでもアイテムが次々と出てきますね。
劉娥はいつもは聡明なのに、なぜ甘露が原因だと気づかないのでしょう(笑)
王氏が泥団子を投げられた際の、変な効果音に笑ってしまいました。
「ビヨヨヨーン」って(笑)
あと、扁額を受け取った曹鑑が感謝を述べたシーンでも、「ピコピコピン……♪」という効果音が流れて噴き出しました。
38話のあらすじネタバレ
李婉児が産気づくと、潘玉姝は山猫に襲わせようと考えます。
その頃、王氏は替え玉となる男児の助産準備に取りかかっていましたが、一向に生まれてきません。
諦めて後宮に戻った王氏は、すぐに李婉児の助産を始めます。
同じころ、曹鑑の長寿祝いが盛大に開かれ 大臣らが集まっていました。
そのさなかに飛ばした孔明灯の火が、皇宮に燃え移ってしまい大火事に……。
火事の近くで出産に臨んでいる李婉児は、無事に皇子を出産するも産屋が火に包まれ気を失ってしまいます。
王氏はギリギリまで李婉児を助けようとしたものの、最後は諦めて皇子だけを抱いて産屋を出ました。
王氏は皇子を劉娥に渡した後、李婉児の弟・李載豊に李婉児の救助を頼みます。
火は燃え広がっていましたが、ちょうど雨が降ってきたおかげで 李婉児は李載豊に救出されました。
ところが、一緒に救出された“布にくるまれた赤子”が、赤子ではなく山猫だったので周囲は驚愕します。
そんな中、劉娥が皇子を出産したとの知らせが届き……。
38話の感想
孔明灯の火が燃え移ったぐらいであんなに大火事になるのかは疑問ですが、タイミング良く雨が降って良かったです。
潘良が画策したのは山猫だけで、火事は偶然なのでしょうか。
みんなが火事に気を取られていたおかげで、劉娥がほぼノーマークで出産(したフリ)できたのは良かったです。
ただ、目覚めた李婉児は、生んだはずの赤子がいなくなったことをどう思うのでしょう。
今は彼女のことが心配です。
39話のあらすじネタバレ
劉娥が産んだ(ことになっている)皇子は受益と名付けられました。
朝議では、曹鑑が火事の責任を1人で負うと申し出ます。
趙恒は「今後は朝議に出席不要だ」と言い、官位を下げるのみにとどめました。
一方の李婉児は意識を取り戻したものの錯乱状態で、自分は確かに赤子を産んだと訴えます。
弟の李載豊が死産した胎児を土から掘り起こすと、それは山猫でした。
何者かに陥れられたに違いないと思う李載豊は、李婉児の汚名をそそぐために真実の究明を趙恒に訴えます。
しかし、趙恒は全く相手にしないどころか李載豊の拘束を命じました。
一方で潘良は、山猫のことを知った李載豊を探すよう配下に命じます。
39話の感想
曹鑑は王位簒奪を狙ってはいたものの、それ以外は特に悪いことはしてな……いや、してたか。
潘良の「悪さ」が目立ちすぎているせいで、他の人が多少悪いことをしても印象に残りません(笑)
曹鑑がどうであれ、息子の曹利用はいい子ですよね。王位簒奪をずっと止めようとしていましたし。
そして李婉児は……かわいそうに(涙)
絶対に赤子を産んだと主張する彼女に対し、どう言葉を返すのが正解なのでしょう。
山猫を産んだなんて言うのは論外として、死産だと告げても傷つきますよね。
結局のところ、替え玉の赤子を用意しておくのが一番傷つかない方法だったのかもしれません。
それか いっそのこと、劉娥が代わりに育てることを初めから李婉児に相談するべきだったのでは?
40話のあらすじネタバレ
宮中では、受益の百日祝いの宴が開かれました。
宴の席には李婉児も現れ、泣き止まない受益をあやして泣き止ませます。
一方、李載豊から話を聞き出した潘良は、受益の誕生には何か裏があるかもしれないと潘玉姝に話しました。
床に伏せっている王氏は、率直で無謀な娘の瓔珞を1人残して死ぬことが心配でなりません。
王氏は、赤子の取り換えという重大な秘密を知る瓔珞がいつか不要な発言をしてしまわぬよう、自分の死の間際に喉を潰す薬を瓔珞に飲ませました。
王氏の死後、瓔珞は劉娥の口添えにより受益の養母となり 淑妃に昇格します。
そんな中、かつて潘家で働いていた6本指の鍾樵の行方がわからないとの知らせが入ります。
それを聞いた劉娥は、潘玉姝の娘である寿安公主の手に、指を切り落としたような傷があったことを思い出しました。
そのことから、寿安公主の父親は鍾樵かもしれないと疑った劉娥は潘玉姝を問い詰めます。
するとそこへ、鍾樵のことを調べていた曹利用と趙恒が現れ、鍾樵と潘玉姝の不義密通の証拠を突きつけました。
言い逃れができなくなった潘玉姝は密通を認めるのと同時に、積もり積もっていた趙恒への恨み言をぶつけます。
40話の感想
赤子に挨拶する王欽若がかわいくて笑ってしまいました。
このところ、彼の出番や活躍が少なくて残念。
潘良は勘が鋭いので厄介な相手ですが、劉娥の赤子のすり替えがバレるより先に、潘玉姝の密通がバレました。
これでもう、潘玉姝は再起不能に近いので潘良も諦めるのでは?
密通を知った趙恒が激怒するのは当然といえば当然ですが、潘玉姝の恨み言も理解できます。
10年間の冷遇は本当にかわいそうでしたし……。