【大宋宮詞~愛と策謀の宮廷絵巻~】47話・48話・49話・50話のあらすじとネタバレ感想。皇太子の趙禎は、冷宮で李婉児に出会います。いろいろと聞いてくる李婉児に対して不審に思う趙禎でしたが、帰る頃にはまた会いたいと思うようになっていました。
47話のあらすじネタバレ
皇宮では、郭賢の孫娘である郭清悟が凧を飛ばして遊んでいました。
凧が冷宮の方へと飛ばされたため、郭清悟は皇太子の趙禎(受益)に取って来てほしいとお願いします。
仕方なく取りに向かった趙禎は、冷宮で李婉児に出会います。
いろいろと聞いてくる李婉児に対して不審に思う趙禎でしたが、帰る頃にはまた会いたいと思うようになっていました。
しかし、会ったことは誰にも言ってはならないと李婉児に口止めされます。
一方、趙恒一行は泰山に到着しました。
そこへ、寇準からの上奏文が届き、内容に激怒した趙恒は寇準を都へ呼び戻すよう勅令を下します。
頂上に登る前に蘇義簡と2人きりになった趙恒は、自身の死後に劉娥を補佐するよう頼みました。
その後、趙恒は大臣らの心配をよそに1人で頂上へと登ります。
なかなか戻ってこないことを心配した大臣たちが駆けつけると、趙恒は頂上で亡くなっていたのでした。
47話の感想
とうとう趙恒が崩御してしまいました。
誰にも看取られず、たった1人でこんな亡くなり方をするなんて……。
大臣たちはいくら命じられたとはいえ、病身の趙恒を1人で行かせるべきではありませんでしたね。
今までドラマをけん引してくれた彼が居なくなるのは、やはり少し寂しい気がします。
一方の趙禎は、生みの母である李婉児と出会いました。
母親だとは分からなくても何か感じるものがあるのか、趙禎はまた会いたいと思ったようです。
いつか、趙禎が真実(赤子の取り換え)を知ったら どうなってしまうのでしょう……。
48話のあらすじネタバレ
泰山。
大臣たちは国の混乱を防ぐため、当面の間 趙恒の崩御を伏せることにし、棺も秘密裏に都へ届けることにしました。
誰が劉娥に崩御を知らせるかという話になり、蘇義簡は自分が伝えに行こうとしましたが、王欽若と丁謂に阻止されてしまいます。
結局、曹利用が知らせに行くことに。
しかし蘇義簡は、曹利用を行かせてしまえば冀王を擁立するのではないかと懸念しました。
その心配をよそに、曹利用は劉娥のもとに直行し崩御を知らせます。
劉娥は悲しみの中、郭崇信を呼び寄せ、冀王府や重臣たちの屋敷を包囲させました。
劉娥は冀王を特に警戒し、趙恒の棺が到着するまで冀王を皇宮で軟禁します。
冀王妃は冀王を「あなたが即位するべき」と説得し、兄の曹利用にも、冀王の即位に協力して欲しいと頼みました。
しかし、曹利用は自分はあくまでも宋の臣下だと言い、冀王即位の協力を拒みます。
一方の劉娥は、趙禎に趙恒の崩御を伝えました。
48話の感想
なぜずっと王欽若が足を上げているのかと思えば、前回足をくじいたからか(笑)
細かい伏線回収に笑ってしまいました。
そして、曹利用はさすがです。
冀王を擁立できるチャンスを手放し、国を優先した彼の功績はかなり大きいと言えるでしょう。
劉娥も、今後は曹利用を重用するはず。
そして劉娥は、悲しみの中でこれだけ抜かりなく色々と手配できるのはお見事。
このまま無事に趙禎が即位できそうですね。
49話のあらすじネタバレ
曹利用は、父の曹鑑と妹が皇位簒奪を企てたことを謝罪しました。
劉娥は曹利用の誠意に免じて許し、曹家に重い罰は与えませんでした。
翌日、趙恒の棺が宮中に届きます。
崩御を知った李婉児は気を失い、そのまま亡くなってしまいました。
劉娥は大切な2人を同時に亡くし、深く悲しみます。
そんな中、宮中に到着した寇準は、趙恒の棺の前で切々と思いを述べました。
蘇義簡は大臣たちの前で、趙恒の口勅を伝えると言い、趙禎の即位と劉娥の摂政を発表します。
ほとんどの大臣が劉娥の摂政を賛成する中、曹鑑と寇準だけは反対しました。
遺詔があるはずだと考える寇準は、趙恒のお付きの宦官・張景宗を呼び出し、生前の趙恒の行動を聞き出したところ、泰山への出発前に李婉児に会いに行ったことが判明。
一同は李婉児が遺詔を持っているはずだと判断し、李婉児の宮を捜索しました。
49話の感想
寇準は忠臣だし大切にすべき家臣ですが、頑固でもあります。
彼はなかなか意見を曲げないので、たとえ遺詔が見つかったとしても劉娥の摂政を心からは賛成しないはず。
ただ、今のところ反対しているのは寇準と曹鑑だけなので、どうにかなりそうですね。
50話のあらすじネタバレ
李婉児の宮を捜索するも、趙恒の遺詔は見つかりませんでした。
劉娥は、新帝となる趙禎の補佐は大臣たちに任せると言います。
しかし、趙恒の口勅を重視する蘇義簡は、劉娥も補佐するべきだと主張し、劉娥と重臣が共同で補佐することが決まりました。
寇準の妻は寇準の非礼を劉娥に詫び、遠戚の蘇洵を紹介します。
劉娥は聡明な蘇洵を気に入り、趙禎の学友としました。
そんな中、趙恒お付きの宦官である張景宗は、職を辞して趙恒の御霊に仕えたいと願い出ます。
劉娥はその願いを聞き入れたい気持ちは山々でしたが、残って自分を支えてほしいと頼みました。
やがて、趙禎が即位して初めての朝議が開かれます。
丁謂は朝議を月2回に減らし、政務については上奏文を通じて報告することを提案。
劉娥は丁謂との敵対を避けるため、やむなく承諾しました。
曹家では曹鑑が、冀王擁立の邪魔をした曹利用を罰していました。
曹利用は「自分が冀王の擁立を止めたからこそ曹家は無事でいられた」と反論。
さらに、劉娥に敵だと思われれば、曹家も潘家のような末路を迎えることになると曹鑑に忠告します。
すると、曹鑑は曹家の未来を曹利用に託すと言って立ち去りました。
50話の感想
曹鑑と曹利用の対峙シーンは見ごたえがありました。
なるほど、曹利用が冀王を擁立しなかったのは、どうせ成功しないと分かっていたからなのですね。
結局のところ、曹利用の行動はすべて曹家を守るためだったようです。
そんな慎重な曹利用が、今後どのように世渡りをするのか注目したくなりました。
他に気になるのが、蘇義簡が発表した趙恒の口勅です。
劉娥に「口勅の内容は本当なのか」と聞かれて、蘇義簡は動揺していたように見えました。
もしかして、口勅の内容を少し変更した??