ローランを守るために
キャロルはアッシュに「ダリルとローランをアメリカに連れて行って欲しい」と頼んでいましたが、アッシュは「よく言えたもんだ、嘘をついたあんたの頼み事を聞けと?」とぶっきらぼうに答えます。
アッシュがフランスに来た決意を考えると、怒りはそう簡単に収まるはずがありません。その態度にキャロルは「彼らに八つ当たりしないで」とだけ伝えました。
その頃、コドロンとファロウ、アキラ(ジャミルの姉)の3人は、廃病院に薬や物資が残っていないか探しに行きました。そこは精神病院だった場所で、コドロンとファロウが中に入りアキラは外で待機します。
ところが、そこに生者の力の残党がやってきてファロウを人質に取り、コドロンに「飛行機のある場所を教えろ、教えないとファロウを殺す」と脅したのです。そこにアキラがやって来てファロウに銃を向けてる2人を弓で射ると、コドロンは自分に銃を突き付けている男を倒します。
飛行機が狙われていると知った3人は、ダリルたちに警告するため飛行機のある場所へと向かいました。
一方で、ダリルたちと別れたアナは帰り道でロサンの妻(シスターでした)率いる生者の力の残党に捕まってしまいます。アナは飛行機のある場所を言うよう脅されますが、彼女は動じることなく「故郷に帰りたい、飛行機とパイロット」を条件に飛行機が置いてある場所に連れて行きました。
しかし、アナが連れて行ったのは飛行機が置いてある反対の場所です。そこからなら見えないと伝えたのですが、これはウォ-カーに生者の力を襲わせるためだったのです。アナの先導で地下に入っていきます。
そこを通り抜ければ出るという鉄格子を開けて少し歩くと、大量のウォーカーが襲い掛かってきました。アナはその場所のことを知っていたのです。生者の力の男たちが次々と襲われ、シスターも腕を噛まれながらも逃げ出しました。
ところが、アナが出ようとした直前鉄格子は閉められてしまったのです。アナは背後からウォーカーに襲われても叫び声ひとつあげることなく、そのまま犠牲になってしまいました。