「ウォーキング・デッド:デッド・シティ」シーズン1第3話ネタバレあらすじ。今回はニーガンの妻アニーのこと、世界崩壊直後のクロアトの家族のことが描かれた物語です。そしてラスト15分には、ついにアームストロングを通じ、ニーガンの名前がクロアトの耳に入ります。
「デッド・シティ」あらすじ
謎の集団に息子のハーシェルをさらわれたマギーは、リーダーが吹く口笛からニーガンとの関係を疑い、彼のもとを訪ねる。ニーガンに深い過去の因縁を持つマギーだが、息子奪還のため彼と共闘体制をとり、大量のウォーカーがひしめくマンハッタンに潜入する。
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3話ネタバレあらすじ
同じスタンス
冒頭はニーガンがジニーと出会って数ヶ月が過ぎ、ジニーの避難先を見つけようとしているシーンから始まります。ジニーはウォーカーに襲われそうになっても声を上げなかったため、ニーガンは声を荒げて怒りました。
そして現在。ジニーはヒルトップを抜け出してニーガンの後を追い、マンハッタンに渡ります。
ニーガンとマギーは、前回生き残った生存者たちと行動を共にしていました。マンハッタンで育ったと言うアマイアが、世界が壊れ始めた当時の状況について話し始めます。
アマイアは、混乱が起きてから数週間地獄のような日々を過ごしましたが、軍がやってきた時に救助かと思い安心しました。しかし、軍は橋やトンネルを爆破し彼らを見殺しにしたのです。
その頃、クロアトがマンハッタンにやって来て”安全で快適な暮らし”を売りに仲間を募っていました。ニーガンがクロアトの目的を尋ねるとアマイアは「住民の保護」と答えます。
トマッソによると、クロアトのスタンスは”殺すか殺されるか”で島を封鎖したがっていたようです。これにニーガンは気まずそうな表情をしました。かつてのニーガンのスタンスと同じだからです。
今ではクロアトは、ほかの生存者を殺して物資を奪ったり、そのために仲間をさらって拷問していましたが、運よくトマッソだけ助かったのでした。
彼らの話を聞いたマギーは不安になりその場を離れてしまいました。
ニーガンとマギーたちは、目的のビル近くまで到着しましたが入るのは難しいものでした。下水道は軍が捨てたウォーカーたちでいっぱいなのと、塞がれているため通るのは不可能。
そこで生還したトマッソが脱出できたなら入ることも出来るだろうとニーガンは予測しました。アマイアは、一層のことトマッソに案内するよう促しましたが、仲間のルーサーが「ダメだ。みんなで決めたルールだ」と拒否したのです。
アマイアは、クロアトにやられっぱなしでいることに不満を感じていましたが、仲間も失ったことやトマッソ自身がデジャブによる恐怖を感じてしまうと断ります。
そこでニーガンが口を開きました。
「12~15年前、南の方にいた男の話だ。そいつも突然現れた。男は人々が何を何を望んでいるか熟知していた。安全と聖域だ。だから強固な要塞とサイコ野郎の軍団を築き仲間を集めた。拒んだ者にはハンマーを振り下ろす。やがてヤツに不満を抱く人々が協力し鉄槌を下すことにした」
トマッソ:「結果は?」
マギー:「成功した」
まさにニーガン率いるグループと、リック率いるグループの壮絶な戦いのことでした。
話を聞いたトマッソは、案内する方向でほかの仲間と相談することに。トマッソは脱出した経緯から、マギーたちは侵入するための計画を立てました。
かつてクロアトと仲間だったニーガンを餌にして敵をおびき出し、ハーシェルの居所を吐かせるつもりでいました。
ブラージ
マギーたちが身を潜めているビルの前の道路に車が3台走ってきました。クロアトのビルに入るとアームストロング保安官が下ろされ、クロアトのところに連れて行かれます。
クロアトはアームストロング保安官に「ここに来た目的と同行者が誰なのか」と質問していました。クロアトは、アームストロングを受け入れる前のリスクを見極めるといい、食事に手を付けようとした時。
肉の中からウジ虫が出てきました。するとクロアトは食事を運んできた男の口の中にアームストロングの手錠の鍵を入れ、そのまま手すりに頭を打ちつけて無残に殺害したのです。
その様子を見たアームストロングは驚き、眉にシワを寄せながら肩を落としました。夜になり、アームストロングは囲いのある場所へと連れて行かれます。
何かを嗅がされて意識が朦朧とし、気がつくと囲いの中で手錠に繋がれていました。そこに先ほどクロアトが殺したウォーカーが入れられます。
アームストロングは繋がれた状態でウォーカーを倒し、腹の中から手錠の鍵を取り出しました。しかし、手錠を外す前に今度は複数のウォーカーが差し向けられます。
アームストロングはギリギリのところで手錠を解錠し、すべてのウォーカーを叩きのめしました。
ニーガンとアニーのこと
マギーはハーシェルが殺されているかもしれないことへの不安で押しつぶされそうになり、ニーガンに心の内を話し始めました。
そんなマギーを慰めるかのように、ニーガンはアニー(ニーガンの2番目の妻)のことを話し始めます。
数年前、ニューバビロンの近くで家族と暮らしていた。アニーが街に出掛けた日のことだ。彼女が夕方になっても戻らず俺は胸騒ぎを覚えた。それで捜しに出て彼女を見つけた。
彼女は奪略に遭ったあげく暴力を振るわれ…彼女は俺をなだめた。俺が聞くはずがない 犯人を見つけた。5人全員だ。酒場でたむろしてた。殺そうとまでは思わなかった。その後の逃亡生活はアニーには酷だったから 息子とミズーリに行かせ俺を待つよう言った。
そして残った。2人を思わない日はない。家族の無事を願う資格など俺にはないだろう。でもなマギー、ほかに何が出来る?願う以外に。
ジニーのこと
ジニーは見つけたボックスに乗って川を超え、マンハッタンに辿り着きました。街中に溢れるウォーカーを交わしながらビルの影に隠れます。
しかしその時、大事にしていた恐竜のぬいぐるみを落としてしまったのです。
ぬいぐるみは、冒頭でニーガンと出会って数ヶ月というシーンでも落としており、危険を承知で探していました。ここでまた当時の様子が描かれます。
森の中で恐竜のぬいぐるみを探し歩いている中で、ニーガンはジニーに話し掛けました。話す努力をすることや呼ばれたら返事をすること、困った時は言うこと。
でもジニーは首を横に振ります。ニーガンは「昔なら医者に頼んでトラウマを克服できたが今は無理だから心のケアはすっ飛ばして生きることに集中しろ」と言い聞かせましたがジニーはニーガンを睨みつけるだけでした。
するとニーガンは優しく「現状の問題はヒントがないことだ。それか至る所にあるヒントを見逃してる」と教えたのです。
いま置かれている危機的状況のなか、ジニーはニーガンのその言葉を思い出していました。しかしその時、大きな荷物を抱えて歩いてきたひとりの生存者が、ウォーカーを始末してぬいぐるみを持ち去ってしまったのです。
ジニーはその人物の後をつけて行きました。
ラスト15分
マギーたちのところに仲間が帰ってきます。それはさっき恐竜のぬいぐるみを拾った人物でした。マギーは彼の荷物にあったぬいぐるみがジニーの物だと気づき「知り合いの子が好きそう」と言って貰いました。
一方で、クロアトはアームストロングに「ああいう蛮行は苦手だがやむを得なかった」と話し、世界が崩壊し始めた頃の話をし始めます。
クロアトは家族で郵便局に身を寄せましたが、食料を探して戻ると局内に異臭が漂っていたとのことでした。妻のミア、娘のニカとハナ、息子のフィリップが別の一家の食料になっていたと言うのです。
呆然自失の状態が過ぎ自殺する気力が戻る頃に”ある男”と出会ったと話しました。彼から大事なものの守り方を学んだと話している最中、男がアームストロングの背後を取ります。
「君は靴の中に大事なものを隠してる」そう言って、アームストロングが靴の中に隠してあったメモを取り出しました。それはアームストロングがパーリーという人物に宛てた助けを求める手紙でした。
クロアトが声を出して手紙を読んでいる途中、アームストロングは「やめろ、俺だけだ。ほかにはいない。同僚2人は死んだ」と叫びます。
そこでクロアトはアームストロングから「ニーガン」という名前を聞くことになります。
また、ニーガンは手配書から危険人物だと誤解され、ルーサーに出て行くよう言われてしまいました。それでもニーガンは、「俺を頼っている人がいる」と譲りません。
結局、ルーサーに妨害されて争うハメになり彼を殺してしまったのです。そしてジニーは、マギーが恐竜のぬいぐるみをこっそりを燃やそうとしているところを見ていました。
ジニーはニーガンとのことを思い出します。恐竜のぬいぐるみを探してくれたのも、喋らなくても口笛で伝えればいいと教えてくれたのもニーガンでした。大事なのは行動だ。
「デッド・シティ」シーズン1第3話の感想
今回はクロアトの過去、ニーガンの妻アニーとお腹にいた子供がどうなったのかが分かりました。生きるために、生かすために別れたみたいですが今はただ離れて暮らしているだけということなのかと思います。
でも、アニーを襲った男5人を殺すつもりはなかったと言うことは、5人とも殺してしまったのでしょう。そんな自分は側にいない方がいいと判断したのかもって思います。
そしてクロアトにも悲惨な過去がありました。だからと言って、自分が残忍になる必要はないのですがやはりクロアトはどこか壊れているのでしょうね。
クロアトの耳にニーガンという名前が入りました。家族だと思っていたのに銃口を向けられて殺そうとしたニーガンを許すはずがありません。マンハッタンにニーガンがいると聞けば必ず探そうとするはずだし、どんな残酷な方法で殺してやろうかと考えてるような気がしますね。
しかし、ニーガンはクロアトと会う前に思いがけずルーサーを殺してしまうと言う…。これは厄介な流れになるんじゃないかな?っていう予感がします。
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