アメリカで行われているの俳優たちによるストライキにより、2024年の劇場公開スケジュールに大きな打撃を与えている。情報筋によると、マーベル・スタジオの「デッドプール3」は、2024年5月3日の公開日には間に合わないとの見方を示している。
映画公開スケジュールに大打撃
Deadlineによると、たとえストライキが数週間内に終了し2024年に撮影が再開しても「デッドプール3」は未完成の状態であるため、現時点では2024年5月の公開日に間に合わないと見ている。
情報筋によれば、「キャプテン・アメリカ: ブレイブ・ニュー・ワールド」は、5月3日から7月26日に延期されたが製作は終了している。とはいえ、今の状態では再び延期される可能性もあるとのこと。
ディズニーでは通常、公開時期を保持しているため「デッドプール 3」の公開が2024年7月26日に行われない場合でも11月初旬など他の選択肢がある。
これは「ブラックパンサー: ワカンダ・フォーエバー」(世界興行収入859.2百万ドル)や「マイティ・ソー バトルロイヤル」(世界興行収入855.3百万ドル)などの作品が公開され、マーベルにとって成功した時期である。
また、2024年12月20日にはMCUの映画「サンダーボルツ」が公開予定だが、先日の報道によればマーベルはストライキの発生に伴い「サンダーボルツ」の制作開始を5月に変更した。
なお、「テイラー・スウィフト: ザ・エラズ・ツアー」、「ザ・ナン2」、「イコライザー3」などは、アクターズ・ストライキによる影響をほとんど受けず、開幕週末の興行収入に大きな影響を受けなかった。
しかし、配信情報筋によると俳優たちが映画を宣伝できない分 興行収入が減少していると言う。ディズニー側は「デッドプール 3」の動きについて公式には発表しておらず、コメントの要請にも応じていないようだ。
いずれにしろ、俳優によるストライキは映画化に大きな影響を与えていることは間違いない。