キャサリンはジョナサンを恨んでいる
第4話で家を出ざるを得なくなったキャサリンは、ロバートとの口論にて、「彼(ジョナサン)の死は望んだ」との発言をしました。これは、ジョナサンの件を黙っていたことに憤慨するロバートが、「恋人の死は好都合か?」と聞いたことへの返答です。
その際のキャサリンはかなり強い口調で言い切り、とても嘘をついているようには見えませんでした。キャサリンがここまでハッキリとジョナサンへの想いを口にしたのは初めてですし、キャサリンの口調からも、彼女がジョナサンに対して相当な恨みや憎しみを抱いているのは確実でしょう。
ただ、ここまでキャサリンがジョナサンに対して強い負の感情を抱く理由まではわからず、2人の間に何があったのか気になるところ。
「行きずりの人」の物語では、ジョナサンがキャサリンについてこようとしたため、家庭があるキャサリンにとってはジョナサンが邪魔になり、彼の死を望んだかのように描かれていました。
ところが、それだと第2話で「行きずりの人」と当時のキャサリンのセクシーな写真を見たロバートに問い詰められたキャサリンの発言に説明がつきません。
キャサリンは当時の状況を説明しようとして、自分たちを置いて行かないように頼んだことを覚えているかとロバートに尋ねました。それに対するロバートの「僕のせいだと?自分は常に被害者か」との返答には、「それはそうよ」と自分が被害者であることを認めています。
とはいえ、ジョナサンとの件はロバートのせいではないと否定していたので、キャサリンは責任転嫁で被害者ぶった訳ではなさそうです。
ここまで緊迫した状況で”置いて行かないように頼んだ”こと、”自分は被害者である”ことを、あえてキャサリンがロバートに話したのはそこに真実が隠されているからではないかと考えられます。
この2つのキャサリンのワードから、キャサリンとジョナサンの関係は同意の上ではなかった可能性が浮上します。
例えば、元々ジョナサンがキャサリンのストーカーだったり、ジョナサンが一方的にキャサリンに好意を抱いていたとしたら……。そのような状況でジョナサンがキャサリンに迫ったのだとすれば、全ての辻褄が合います。