ディスクレーマー夏の沈黙(Apple TV+)第5話のネタバレ解説と考察。ジョナサンの父スティーヴンの復讐は止まるところを知らず、キャサリンの職場と、キャサリンの息子ニコラスにもジョナサン扮したSNSのアカウントを利用して本のことを暴露します。また、ジョナサンへの嫉妬に駆られるキャサリンの夫ロバートは自らスティーヴンと接触を図り、自分とニコラスだけは許してほしいと申し出ました。
第5話のあらすじ
ロバートに長期出張をでっち上げられてしまったキャサリンは実家に戻り、認知症の母と暮らし始めます。キャサリンは「行きずりの人」を利用したスティーヴンの復讐に、すっかり疲弊していました。そんな中、キャサリンを更なる悲劇が襲います。
「行きずりの人」を出版したジョナサンの父スティーヴンがキャサリンの職場を訪れ、この本の主人公はキャサリンだと暴露したのです。さらに、「行きずりの人」を出版したことにより、キャサリンから脅迫されていると被害者を装います。
これによりキャサリンは皆の前で本のことを追及され、真実を話すよう迫られます。まるでキャサリンが加害者だと決めつけるかのような上司の口ぶりに、キャサリンは我慢の限界に達し、上司を振り切って会社を後にしようとしました。
しかし、その際にキャサリンの手が上司の顔に当たり、キャサリンは上司を殴ったと思われてしまいました。しかもその様子は複数の社員によって動画が撮られていたため、キャサリンの元に人事部から連絡が入ります。
一方、キャサリンの息子ニコラスのSNSにジョナサンという青年からコンタクトがありました。これは、スティーヴンがニコラスに接触を図るために作ったジョナサンの偽アカウントで、ニコラスを苦しめるためのものでした。
スティーヴンは教師の経験を活かしてニコラスの気を惹き、DMでのやり取りを始めます。すると、すぐに「行きずりの人」がニコラスの母キャサリンのことであることに加え、ジョナサンはニコラスを救って亡くなったことを実際の写真を交えて暴露しました。ニコラスはあまりに衝撃的な事実に耐えきれず、薬物に依存していきます。
ニコラスの父ロバートは、未だジョナサンに対する嫉妬心に駆られていました。「行きずりの人」のサイトに何度もコメントを残し、ついに作者スティーヴンと会う機会を得ます。
ロバートの1番の望みはスティーヴンに許してもらうことだったようで、キャサリンの行動を全面否定して自分と息子ニコラスへの許しを乞いました。そして、自分たちもキャサリンの非情さに苦しめられた被害者なのだと明かします。