『ダウントン・アビー』シーズン5のネタバレあらすじと感想。
新たな時代の幕開けとなった1924年。
ダウントン・アビーの人たちも新しい一歩を踏み出す時がやってきていました。
貴族や使用人たちの様々な恋模様が描かれているシーズン5。幸せな道へと歩みだせるのは誰なのでしょうか?
『ダウントン・アビー』シーズン5あらすじ
初の労働党からの首相が就任した1924年。世の中が大きな変化を遂げる中、ダウントン・アビーも影響をうけることになりました。
マシューの死を乗り越え、トニー・ギリンガム卿からの求婚を受け入れる気持ちになってきているメアリー。しかし、結婚する前にトニーと体の相性を確かめたくなってしまいます。そこで、秘密裏に旅行を計画し、2人での時間をたっぷりと楽しむのでした。
スイスで極秘出産したイーディスは、娘をスイスに養子に出し1人帰国していました。しかし、愛するグレッグソンとの子どもを忘れることができずに、誰にも言わずにイギリスへ連れ帰り、小作人ドリュー夫婦に育ててもらうことにします。
しかし、このイーディスの軽率ともいえる行動が、後に大きな問題を引き起こすことになってしまったのです。
そんな中、クローリー家の一員として暮らしていたトムでしたが、自分の新しい居場所を求めてアメリカへの移住を決意するのでした。
『ダウントン・アビー』シーズン5の見どころ
それぞれの”愛”のかたち
さまざまな恋愛模様が巻き起こる今シーズン。中でもメアリーはもちろんのこと、大人女子イザベルとバイオレットの甘酸っぱい恋の話が印象的でした。
イザベルは、マートン卿から求婚され、悩んだ末に一緒になることを決めました。しかし、マートン卿の息子からの猛反対によって彼との関係をあきらめることにします。
結婚は本人同士の意志だけでなく、家族を巻き込んでの問題となるのは年齢は関係なくおこることなのですね。息子に負けずに、マートン卿にはあきらめず頑張ってもらいたいです!
一方、バイオレットは、ひょんなことから昔の恋人クラーギン公爵と再会することになりました。実ははるか昔、既婚者だったバイオレットはクラーギン公爵と恋仲になり駆け落ちしようとしていた過去が……。
今でもお互いを思いやる心が残っていたのですが、行方不明だったクラーギン公爵の妻が見つかり、自分の気持ちを封印して妻の元へと返す大人対応をみせたバイオレットでした。
ローズの結婚話も素敵なエピソードでしたが、シーズン1からずっとダウントンを支えてきたカーソンさんとヒューズさんがゴールインすることに!
引退後の事を考えるようになったカーソンさんは、ヒューズさんとお互いの貯金を出し合って家を購入し、そこでホテルを経営しようと話を持ち掛けました。
素敵な話に心躍らせるヒューズさんでしたが、実はヒューズさんには施設に入っている妹がいて、彼女の面倒を見るために収入の大半を使っていて貯金がまったくないことを打ち明けます。
使用人たちの母親のような立場で、みんなを優しく見守ってくれていたヒューズさんにそんな苦労があったとは驚きです。
しかし、そこで男を見せるカーソンさん。最終エピソードでヒューズさんにプロポーズしました。ヒューズさんもその言葉を待っていたようですんなりOKの返事をだします。お互いずっと惹かれあっていたようで素敵なハッピーエンドとなりました。
いつまでたっても不幸なイーディス
3姉妹の中で1番幸薄めなイーディス。
ようやく出会った運命の相手グレッグソンは行方不明。さらに、結婚前に彼の子供を身ごもってしまい、悩んだ末に叔母に助けてもらいながらスイスで極秘出産します。
マリーゴールドと名付けた娘を養子に出したものの、愛する人の忘れ形見であるマリーゴールドを忘れることができません。結局、叔母にも内緒でイギリスへ連れて帰ってきてしまいました。
しかし、ダウントン・アビーに一緒に住むことはできないので、敷地内に住む小作人ドリュー夫妻に知り合いの子どもと偽って育ててもらうことにしました。
いきなり知り合いの子を養子にしてくれと頼むなんて違和感しかありませんが、やはりドリューもそのことは最初から気づいていたようです。
度々様子を見に来るイーディスの事を、ドリューの妻は快く思っていませんでした。妻とイーディスの間に立つドリューもついに限界に達し、イーディスは出入り禁止となってしまうことに……。
そんな辛い時期に、グレッグソン死亡が明らかになります。二重の悲しみを抱えたイーディスは、マリーゴールドを連れてロンドンへ逃亡してしまいます。ドリュー夫妻に対して、迷惑をかけるだけかけたイーディス。本当の娘のように可愛がって育てていたドリューの奥さんが少し可愛そうでした。
最後はロバート達も事実を知ることとなり、ダウントン・アビーで一緒に暮らせることとなったのですが、犬猿の仲のメアリーがこの事実に気づいたときどうなるのか……。
Watch out!イーディス!
『ダウントン・アビー』シーズン5の感想
シーズン5では、たくさんのロマンスが生まれました。
中には、ロバートが不倫に走りかけたり……と、ドキドキなストーリーもありましたが、概ね多くがハッピーエンドとなっています。
しかし、ロバートとコーラの孫たちは気づけばみんな片親になってしまいました。次のシーズンがいよいよファイナルです。メアリー、イーディス、トムが良きパートナーに出会えることを願います。
そして、癒しキャラだったロバートの愛犬アイシスが死んでしまいました。ストーリーを進める中で、アイシスの降板が必要だったのでしょうか?謎です。
前シーズンまでに、トーマスがアイシスを森の小屋に閉じ込めて隠したシーンがありました。そのシーン以来、活躍したシーンは特に思い出されませんが、シーズン6で姿が見れなくなるかと思うと少し寂しいです。
アンナとベイツもグリーンの不審死について散々振り回されましたが、最後は2人とも無罪放免。幸せな道へと今度こそ進んで行ってほしいです。