【瓔珞(エイラク)~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~】ネタバレ感想41話・42話。瓔珞は、富察皇后と明玉の敵討ちをするために後宮に戻ることを決意しました。そのために瓔珞がとった行動とは!?また、裏切られたと思い込んだ袁春望が、瓔珞に復讐する展開に!?
【瓔珞(エイラク)】ネタバレ41話
傅恒の金川行き
金川の反乱鎮圧に向かった訥親は、敵をあなどり大敗した上に、乾隆帝の指示に背いて味方と対立したため厳罰に処される。
訥親に代わって鎮圧に向かうことになったのは傅恒だった。
それを知った爾晴は、傅恒を金川に行かせるぐらいなら自害するとわめく。
しかし傅恒は、「金川行きを止めるのは私の身を案じてではなく、私が戦死して寡婦になれば栄華を失うからだろう」と決めてかかる。
さらに、爾晴に禁足を命じた傅恒は、一歩でも家を出たら足を切り落とすとまで言うのだった。
※
皇太后の強い推薦のおかげで、嫻貴妃は皇后に封じられた。
皇后の正装をした彼女は、姿を鏡に映しながら亡き母親を思って語りかける。
「私はもう無能ではありません。誰にも見下されないし貧乏暮らしとも無縁です。喜んでください母上」
瓔珞と明玉の再会
今年の万寿節(←皇太后の誕生日?)は円明園でおこなわれることになった。
円明園では、瓔珞と袁春望が気ままに暮らしている。
万寿節の日にはすべての妃嬪が来ると聞いた瓔珞は、明玉にも会えるに違いないと喜ぶ。
瓔珞は、明玉とは数年の間 文のやり取りをしていたのだが、突然便りがなくなり心配していたのだ。
万寿節の当日。
瓔珞は明玉に声をかけるがどこかおかしい。
心配になった瓔珞は、夜にもう一度明玉に接触し「もしや純貴妃にいじめられているのではないか」と問い詰めた。
すると明玉は「純貴妃さまは今ではまるで別人のようだ」と話し、体を少し触っただけで痛がった。
そんな明玉を見た瓔珞は、純貴妃に虐待されているのではないか?と疑念を抱く。
体内の銀針
富察皇后の祭壇を見にきた乾隆帝は、生前の彼女が好んだ菓子が供えてあるのに気づくが、当時のものと色が違うと指摘し誰が作ったのかと問う。
瓔珞は、作ったのは自分だと答えた。
菓子を手にとった乾隆帝は「これは石か?」と呆れた様子だ。
瓔珞は「昔はいつも明玉が作っていました。彼女が作る餅菓子は絶品です」と話す。
同じころ、明玉は純貴妃にいじめられそうになっていた。
そこに、乾隆帝お付きの太監・李玉がやってきて、餅菓子を作らせるために明玉を1日借りると言う。
※
調理場に明玉がやってくる。
瓔珞は、侍医に明玉を診てもらうために、自分の体を傷つけて侍医を呼びつけた。
現れたのは葉先生だった。
彼の診察によると、驚くべきことに明玉の体内には銀針が埋め込まれており、それが激痛をもたらせているとのことだ。
葉先生は、明玉の体内にある銀針を1本ずつ取り除いていく。(銀針を埋めたのは純貴妃)
しかし全ては取り出せず、残った針が臓腑に届いてしまう可能性があるとのことだった……。
【瓔珞(エイラク)】ネタバレ42話
あの日の黒幕
明玉は、瓔珞に真実を話した。
♦明玉の話♦
・仕えて数年は、純貴妃はとても優しくしてくれた
・ところが、純貴妃の侍女と王忠の逢引き現場を目撃して以降虐待されるようになった
・王忠は熟火処の管事で、富察皇后の息子が火事で死亡した当夜、非番で死罪を免れている
・このことから、純貴妃が火事の黒幕かもしれない
それを聞いた瓔珞は、守ってくれる後ろ盾を得て後宮に入り、富察皇后の敵を討つことを決意した。
※
部屋に戻った瓔珞は、富察皇后と明玉との思い出を回想する。
そして、傅恒のことも。
(おそらく瓔珞は、回想をしながら傅恒と真の決別をしたのだと思われる)
瓔珞の後ろ盾
袁春望に食事を運んだ瓔珞は、部屋の修理をしてほしいと頼む。
袁春望は、わざわざ瓔珞が食事を運んでくるなんて何かやましいことでもあるに違いないと言いながらも、修理を了承した。
そして「何があってもここで生涯を添い遂げるって約束したよな」と瓔珞に念を押す。
※
袁春望が部屋の修理をしている頃。
皇太后は、放鳥(←何かの儀式?)をおこなった。
乾隆帝や妃嬪たちが空を見上げると、放った鳥のなかに1匹だけ5色の鳥が混じっていた。
飼育したのは誰かと問う皇太后。
自分だと名乗り出た瓔珞は、「5色の鳥は鳳凰かと。皇太后さまの仁徳に天が感動し、瑞祥が現れたのでしょう」と言って皇太后を喜ばせる。
純貴妃は「瓔珞は褒美目当てで鳥に色を塗ったのでしょう」と非難し、愉妃もそれに同調する。
どうやら愉妃は、ここ数年で純貴妃の子分のような存在になったらしい。
乾隆帝も、5色の鳥は瓔珞が皇太后を喜ばせるためにやったことで瑞祥ではないと言う。
しかし、瓔珞は「もう一度 瑞祥を起こして本物だと証明します」と言い切った。
皇太后から許可を得た瓔珞は、錦鯉を円明園の湖に放って瑞祥を待つ。
すると、驚くことに錦鯉たちが「寿」の文字を作った。
それを見た皇太后は「長年 仏様を拝んできたかいがあった」と大層な喜びよう。
皇太后から褒美を賜ることになった瓔珞は、皇太后のもとで働きたいと願い出た。
ところが、瓔珞を皇太后に近づけたくない乾隆帝は、とっさに「瓔珞を妃嬪として迎えるつもりでした」と口にする。
その結果 乾隆帝の妃嬪(位は貴人)になった瓔珞は、侍女の明玉を与えてもらった。
※
袁春望は、乾隆帝の妃嬪になった瓔珞に文句を言い連ねる。
「誰に嫁いでも反対はしないが、乾隆帝だけは絶対にダメだ」
袁春望は、同じ兄弟でありながら、生まれながらにして全てを持っている乾隆帝を憎んでいるのだ。
「その乾隆帝に嫁ぐということは、私に対する裏切りであり絶対に許さない」
瓔珞は、妃嬪になった目的が復讐だとは明かさずに立ち去った。
その後、袁春望は大木を殴りながら「お前は私を傷つけた。何をしようとも恨むな」と瓔珞への恨みを口にする。
初めての夜伽
その夜。
瓔珞は夜伽に召されたが、外で1刻以上も待たされたため暖を取りながら茶菓子を楽しみ始める。
その報告を受けた乾隆帝は、瓔珞を部屋に通して彼女の言動を咎めた。
すると瓔珞は、「暖をとったのは風邪を引けば夜伽を務められないからです。加えて、“陛下は妃嬪に薄情”だという噂が広まらないよう暖をとりました」と答える。
乾隆帝は話題を変え、瓔珞に皮肉をぶつけた。
「そなたをここ(富察皇后の居所)に呼んだのはなぜだと思う。
可愛がっていた侍女(瓔珞)が栄華のために裏切る姿を、富察皇后に見せたかったからだ」
しかし瓔珞は動じずに「夜伽をしなくていいなら失礼します」と言って立ち去ろうとする。
乾隆帝は呼び止め、こちらに来いと命じた。
少しだけ近づくも突っ立ったままの瓔珞に、乾隆帝は「朕が脱がすまで待つつもりか」という。
そう言われた瓔珞は衣を脱ぐが、その下は白装束だった。
瓔珞は跪いて許しを請う。
「富察皇后は私にとって、恩師であり姉のような存在です。ゆえに、喪が明けるまでは夜伽には応じられません」
乾隆帝は瓔珞に下がれと命じた。
その後、部屋に戻った瓔珞は明玉に本心を話す。
乾隆帝の妃嬪になった以上 純潔を貫くつもりはない、でも今日だけは拒まなければならなかったと。
皇后の居所で抱かれて喜ぶ恩知らずな女だと、そう思われるわけにはいかなかったから。
【瓔珞(エイラク)】感想41話
瓔珞が異動してから数年が経っているため、妃嬪たちの位にも少し変化がありました。
愉貴人が愉妃に、嫻貴妃は皇后に。
純貴妃は位は変わっていないものの、残忍さが増し明玉に虐待をしているようです。
おそらく純貴妃は、虐待がバレないよう体に傷がつかない方法を選んだのだと思われますが、体内に銀針を埋めるという方法はあまりにも残忍……。
8本の針は取り出せましたが、今後もまた純貴妃のもとで働くのは危険すぎます。
でもきっと、瓔珞が明玉を助けてくれるはず!
【瓔珞(エイラク)】感想42話
ついについに、瓔珞が乾隆帝の妃嬪になりました!
富察皇后と明玉の敵を討つために貴人となった瓔珞が、これからどのように登りつめ、そしてどのように復讐を果たすのか!?
さっそく夜伽に召されたものの、外で待ちぼうけを食らう瓔珞が茶菓子を楽しみだすシーンは笑えました。
その後の弁もさすがで、早くも乾隆帝を瓔珞のペースに巻き込んでいる感じがします。
そして、気になるのは袁春望の存在。
彼は味方ならば絶対に裏切らない心強い存在ですが、敵に回ったらかなり厄介そうな相手です。
瓔珞がちゃんと真実(皇后の敵討ち)を話せば、袁春望もきっと分かってくれたと思うのですが、なぜ何も言わなかったのか。
何にせよ、妃嬪になった瓔珞から目が離せません!
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