【瓔珞(エイラク)~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~】45話・46話。宮中では、瓔珞と傅恒の不義の噂が広まります。純貴妃と嘉嬪はここぞとばかりに、瓔珞たちの不義を乾隆帝にほのめかすのです。
【瓔珞(エイラク)】ネタバレ45話
不義の噂
純貴妃の宮を訪れた乾隆帝は、「純貴妃はいつ会っても朕の気もちを汲んでくれるから、そなたと居る時が一番くつろげる」と言う。
純貴妃は茶を用意しながら、何気なく「傅恒殿が戦で勝ったことを瓔珞に教えてあげれば、きっと喜ぶはずです」と口にした。
傅恒と瓔珞が、過去に良い関係だったのは乾隆帝も知る事実。
純貴妃は、そんな2人(傅恒と瓔珞)の不義をそれとなく仄めかすことで、乾隆帝の疑いを煽ったのだ。
乾隆帝はまんまと不機嫌になり、目の前にあった琴に怒りをぶつけて純貴妃の宮を去った。
そのころ瓔珞は、戦から帰還した傅恒と宮殿内ですれ違った時のことを回想していた。
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瓔珞を跪かせた嘉嬪は謹慎の罰を受けていたが、謹慎期間が終わり乾隆帝に罪を詫びた。
嘉嬪は泣いて反省しているフリをした後、さりげなく「傅恒殿はくちなしの花がお好きらしいですね」と言う。
くちなしの花と言えば、瓔珞の宮にたくさん植えられている花だ。
嘉嬪の狙いは、純貴妃と同じで傅恒と瓔珞の不義を匂わせること。
その意図に気づいた乾隆帝は「令嬪(瓔珞)を中傷するな」と激怒する。
しかし嘉嬪は「瓔珞が不義を働いている」と言い張った。
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宮中では、傅恒と瓔珞の不義の噂が広まり始めた。
2代目皇后のもとを訪れた乾隆帝は、「今後2人の不義の噂を口にする者は斬れ」と命じる。
広まる噂、くちなしの花
不義の噂は瓔珞の耳にも届いた。
御花園に向かった瓔珞はそこで傅恒と遭遇するが、今ここで避けたら余計に噂が広まると判断し、彼と普通に挨拶をかわす。
その後 傅恒は瓔珞への未練を口にするが、瓔珞は冷たく突き放す。
それを見ていた女官はすぐに純貴妃に報告をしに行った。
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純貴妃に誘導されて御花園にやってきた乾隆帝は、傅恒と瓔珞が2人で話している現場を目撃してしまう。
無言で立ち去った乾隆帝はその後、瓔珞の宮にあるくちなしの花をすべて没収した。
こんな女を気に入ってしまった
延禧宮で働く太監の小全子は、夜中に盗みを働き明玉に見つかってしまうが、罰を受けずにすんだため瓔珞のためなら何でもすると誓った。
小全子は瓔珞には「お金目当ての盗み」だと話した。
だが実は、蘭児(嘉嬪の侍女)に頼まれて瓔珞の私物を盗んでいた。
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純貴妃は、宮殿内に作らせた“江南の街”を皇太后に見せて喜ばせる。
皇太后のほかにも、乾隆帝や妃嬪たちも同行しており、全員で“江南の街”を見学する。
“江南の街”は、皇太后への贈り物として純貴妃が宮中で再現したものらしい。
同時刻、瓔珞は“江南の街”で店主に扮して酒を売っていた。
瓔珞に気づいた乾隆帝は彼女の店へと向かい、他の妃嬪たちも乾隆帝に続く。
瓔珞は方言を話して乾隆帝や皇太后を和ませるが、妃嬪たちは面白くなさそうな表情を浮かべる。
瓔珞にお代を請求された乾隆帝は、玉佩を置いていった。
その夜、乾隆帝は久々に瓔珞の宮を訪れる。
瓔珞は、上目遣いで乾隆帝に訴えた。
「みんなが不義を噂しているからといって真実とは限りません。寵愛を賜るだけでなく私を信じていただけませんか。でないといくら強くても噂に潰されてしまいます」
「だがそなたは後宮で一番の策士だ」
「でもお好きに?」
「そうだ。こんな悪女を気に入ってしまった」
【瓔珞(エイラク)】ネタバレ46話
純貴妃の名声
3か月後。
皇太后と妃嬪たちは“江南の街”を歩いていた。
その途中で、露店に寿康宮の盗品が並べられているのに気づいた皇太后は顔色を変える。
売り物のなかには、瓔珞や皇后、他の妃たちの品もあった。
“江南の街”の責任者である純貴妃は、顔を真っ青にしながら「私は関与していない」と必死に弁解をするが、機嫌をそこねた皇太后は帰ってしまった。
瓔珞のしわざだと感づいた純貴妃は「いい度胸ね」と怒りをあらわにする。
その後、“江南の街”は盗品を売りさばく場所だという噂が広まると同時に、純貴妃の名声も地に落ちたのだった。
嘉嬪の末路
夫婦仲を修復したい爾晴は、傅恒の寝台に忍び込んで今までのことを謝罪するが拒まれる。
傅恒は「君はもう私の妻ではない」と言い放って部屋を去った。
外に出た傅恒は、瓔珞への忘れられない想いを青蓮に打ち明ける。
*
富察皇后の命日。
姉の富察皇后を弔うために長春宮を訪れた傅恒は、帰り際にぶつかってきた太監に衣を濡らされてしまったため着替えることにする。
着替え終わった傅恒は、ちょうど現れた瓔珞に呼び止められた。
傅恒は宮入りした本当の目的を瓔珞に問う。
「富察皇后の死の真相を探るためか?それとも私への当てつけか?」
そんな話をしているところに、嘉嬪と乾隆帝が現れる。
またもや傅恒と瓔珞が一緒にいる現場を見てしまった乾隆帝は、傷ついたような表情で瓔珞をじっと見つめる。
だが瓔珞は「偶然です」としか言わない。
乾隆帝が立ち去ろうとしたその時、傅恒の懐からくちなしの簪がこぼれ落ちた。
傅恒は、「先ほどぶつかってきた太監が 着替えの衣に簪を仕込んだのだろう」と推測を述べるが、乾隆帝は黙ったままだ。
嘉嬪はここぞとばかりに、傅恒と瓔珞の不義を乾隆帝に訴える。
すると、瓔珞は笑い出し「嘉嬪の芝居が臭すぎて見ていられないわ」と言って、小全子に証言をさせる。
「すべては嘉嬪が仕組んだことです。瓔珞の簪を盗むよう嘉嬪に命令されました。侍女の蘭児も関わっています」と。
その瞬間、蘭児が乾隆帝にひれ伏した(=罪を認めた)ため、小全子の話が真実だと確定した。
嘉嬪は幽閉を言い渡された。
【瓔珞(エイラク)】感想45話
嘉嬪を演じている女優さんは、亡き嘉嬪と同じ人です。
同じ悪役ポジションで、顔も同じなのにちゃんと別人に見える演技力が凄い!
※
今回は、傅恒と瓔珞のウワサが後宮で広まりました。
傅恒がまだ瓔珞を忘れられないのは明白ですが、瓔珞のほうもまだ完全には傅恒を忘れていないように見えます。
何度か傅恒のことを回想していたし、動揺もしていたので……。(ノーカット版を視聴しています)
一方の陛下は、ついに瓔珞が好きだと素直に認めました!♥
陛下が気持ちを認めるのはもっと後半だと予想していたので、不意打ちを食らったような感じです。
【瓔珞(エイラク)】感想46話
傅恒と瓔珞の密会場面を目撃した陛下の表情が、とても印象的でした。
これまでの陛下は、2人の密会現場を目撃するたびに、怒りを滲ませて立ち去っていました。
けれども、今回は怒りというよりも悲しそうな眼差しで瓔珞を見つめていたことから、きっと陛下は2人が一緒にいるところを見て傷ついたのだろうと思います。
この陛下の変化は、瓔珞への想いがより強い愛に変わったという表れなのかもしれません。
陛下は意外と多彩な表情をチラ見せする男性なのですが、今回のような傷ついた表情は初めて見た気がします。
一方の傅恒は、娶ることはかなわなくなったけれど、たとえ陰ながらでも一生瓔珞に支えるのだという思いが伝わってきました。
傅恒は瓔珞のことを本当によく分かっているので、もしも2人が結ばれていたらさぞ幸せいっぱいの夫婦になっていたことでしょう。
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