【瓔珞(エイラク)~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~】57話・58話。陛下の乳母が遺した手紙により、皇太后が産みの母ではないことが判明しました。ドラマは皇太后vs皇后が本格的に開始!?
【瓔珞(エイラク)】ネタバレ57話
劣勢な皇太后
皇太后の主張は以下のとおり。
✓銭氏のことは殺していない。
✓産みの親ではなくとも、これまで乾隆帝を大切に育ててきた。
✓我々親子を仲違いさせるための誰かの罠に違いない。
皇太后の話を聞いた乾隆帝(陛下)は、しっかり調査すると言って去った。
ちょうど皇太后の宮に来ていた瓔珞は、皇太后と陛下の会話をすべて聞いていた。
*
乾隆帝は、育ての母である皇太后が生母(銭氏)を殺したのかもしれないという疑念を捨てきれず、その胸の内を皇后に話した。
話を聞いた皇后は、率直な推測を述べる。
当時の皇太后はただの側女で高位についている家族もいなかったため、地位を盤石にするために銭氏の息子(現陛下)を奪った可能性は大いにあると。
その後。
乾隆帝は、真相を明らかにするべく銭氏の兄を呼び寄せるが彼は急死していた。
これにより乾隆帝は、乳母の遺書に書いてあったこと(皇太后が銭氏を殺して息子を奪った)が真実だろうと判断する。
勝ちを確信する皇后
気の病で倒れた皇太后は、見舞いにきた皇后の態度から彼女が黒幕であると気づく。
父親(那爾布)の敵討ちのために、乳母の遺書を使って自分を陥れたのだろうと。
皇后は去り際に、皇太后の甥が着服の罪で牢獄されたことを皇太后に伝える。
すると皇太后は「那爾布を殺したのは甥の罪を隠すためではなく、陛下と国を守るためだった」と話した。
しかし、皇后は聞き耳を持たずに言い放つ。
「お疲れ様でした。今後は国のことで気を揉む必要はありません」
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その後 中風と診断された皇太后は、言葉も発せないほどになってしまう。
居合わせた瓔珞は、万一に備えて葉先生を呼び出し処方箋を見てもらうと、その処方箋は害はないが効果もないものだった。
瓔珞は、周りから「後宮での立場が危うくなった皇太后とは距離を置いたほうがいい」と忠告されていたが、乗りかかった舟ゆえ最後まで皇太后に付き添うと決断する。
慶貴人の台頭
延禧宮にやってきた慶貴人は、皇太后のために用意した中風の処方箋を瓔珞に渡して言った。
「父親が舒嬪の配下だから普段は舒嬪に従っているが、善悪は理解している」と。
さらに“本当は瓔珞に憧れている”と打ち明ける慶貴人に、瓔珞は協力するから登りつめたらどうかと提案した。
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皇太后の意識がないと聞いた乾隆帝は、慌てて皇太后に会いに行くが待っていたのは慶貴人だった。
慶貴人は、瓔珞に教えてもらった通りに“銭氏に関する真相”を乾隆帝に話した。
♦慶貴人の話♦
・かつて銭氏は、先帝に同行した山中で賊に襲われ辱しめを受けた
・ゆえに自害したと見られている
その後乾隆帝は、かつて先帝に仕えていた王天一に銭氏の死の真相について尋ねた。
その真相は、慶貴人が話した真実と一致した。
“皇太后は銭氏を殺していなかったのだ”と気づいた乾隆帝は急いで皇太后に会いに行く。
だが皇太后は、療養という名目で瓔珞とともに紫禁城を去っていた。
【瓔珞(エイラク)】ネタバレ58話
一筋縄ではいかぬ皇太后
円明園に向かう馬車の中で瓔珞は、皇太后の中風が偽りであるという驚きの事実を知らされる。
実は、皇太后お付きの劉女官は医術の達人で、針をつかって一時的に中風の症状を出させたのだ。
それにより、皇太后の目論みどおり皇后を油断させることに成功した。
ただ、症状を出せるのは少しの間だけであるため、後宮に居続ければいつかは偽りだとバレてしまうから紫禁城を去ったのだ。
瓔珞は「このタイミングで去れば陛下に罪悪感を植え付けることにもなりますし、流石ですね」と感心した様子だ。
皇太后は、瓔珞を連れ出した理由も説明する。
陛下が会いたくても会えない状況を作りだしたのだと。
皇太后からしてみれば、寵愛を取り戻すための瓔珞の策(慶貴人に話をさせながら自分の影をチラつかせる)は手ぬるいらしい。
最後に瓔珞が銭氏の死について尋ねると、皇太后は「どう思う?」と言って笑った。
瓔珞の決意
瓔珞と皇太后が円明園に来てから3年が経った。
瓔珞は、皇太后の代筆という体で毎月乾隆帝に手紙を送っていた。
18通目から乾隆帝が返事をくれるようになり、36通目になった今、瓔珞は「今月は手紙を送らない」と言い出す。
(これは、瓔珞が妃嬪になってすぐの時に使った乾隆帝の気を引く方法と同じである)
瓔珞のその策に気づいたのかどうかは分からないが、この時から、乾隆帝の返事は一切こなくなった。
それから3か月後。
かねてより、瓔珞に後宮へ戻るよう促していた皇太后は「どうして陛下から返事をもらえないのか考えてごらん。このままでは本当に忘れられてしまう」と助言する。
そんな中、瓔珞に会いに来た傅恒は、後宮で起きている近況を報告した。
傅恒いわく、3か月前に入宮したある妃嬪が陛下の寵愛を独占し続けているらしい。
3か月前といえば、ちょうど乾隆帝からの返事がこなくなった時期と一致する。
傅恒の話を聞いた瓔珞は、紫禁城に戻ることを決意した。
ヤキモチを焼く瓔珞
紫禁城に戻った瓔珞は、皇后に呼び出され「順嬪に対抗するために結託をしよう」と提案される。
順嬪というのは例の妃嬪で、入宮して3か月たらずで“嬪”の位を与えられるほど寵愛されているらしい。
それを聞いた瓔珞は顔色を変えるが、この場では皇后の提案を断って去った。
ところが、その直後に陛下と順嬪が一緒にいるところを目撃した瓔珞は、やはり皇后と手を組むことに決めた。
その晩、明玉がなぜ気が変わったのかと聞くと、瓔珞は鏡を指差して怒り狂う。
「鏡に映ったこの顔を見てよ!
こんな顔、腹に一物あって狡猾そう(←昔陛下に言われた)。
でも順嬪は、優しそうで誰からも愛されるような顔をしていた」
私が順嬪みたいな顔だったならどんなに良いか、と瓔珞はふくれ顔だ。
すると明玉は、ニヤけながら瓔珞に言う。
「もしかして今ごろ気づいたの?陛下をお慕いしていると」
一方で、第13皇子(皇后の赤子)をあやしていた乾隆帝は、順嬪の教育係に瓔珞を指名した。
海蘭察(ハイランチャ)のキャスト情報
名前:王冠逸(ローレンス・ウォン)
生年月日:1988年8月5日
身長:178㎝
代表作:【楼下女友请签收】(2020)、【男婚女嫁】(2013)
本作の配音:马斑马
SNS:インスタはこちら。
その他:公式YouTubeはこちら。
・英語、日本語、広東語、中言語が堪能
・本作の紹介動画で日本語の挨拶をしたり、YouTubeのオフィシャル動画でも日本語を披露している
・2010年にチャリティー活動に参加し、その資金はパラリンピックの費用に充てられた
【瓔珞(エイラク)】感想57話
近ごろは皇太后vs皇后という展開になりつつあります。
おそらく皇后は、皇太后に父親を殺された恨みを晴らそうとしているのでしょう。
皇后が皇太后に「お疲れ様でした」と後宮からの退場宣告をしたシーンはゾクゾクしました。
きっと皇后は、皇太后には再起する見込みがないと勝ちを確信したのだと思われますが、いつも慎重な皇后にしては少し早計だった気もします。
実際、最後は皇太后が陛下の信用を勝ち取りましたし。
皇太后側が用意した“銭氏の話”がどこまで本当かは分かりませんが、紫禁城から去る皇太后のタイミングはかなりのやり手という印象。
陛下が皇太后を信じ直したタイミングで顔も見せずに去ることで、陛下はさらに皇太后への罪悪感を抱くはずだからです。
そして、今回のもうひとつの見どころは慶貴人の台頭でしょう!
これまで彼女は、出番がかなり少ないながらも善良そうな人柄を醸しだし視聴者の目を引いてきました。
57話にしてようやく慶貴人にも焦点が当たりはじめ、この先の重要人物になっていきそうな予感がします。
【瓔珞(エイラク)】感想58話
皇太后は、さすが先帝時代に後宮で勝ち抜いてきただけあり簡単にやられたりはしません。
瓔珞だけではなく皇后をも欺いたその手腕には感心するばかりです。
おそらく、皇太后が瓔珞を可愛がるのは、いずれ紫禁城に戻った時に皇后に対抗するためだと思われます。
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瓔珞は、復讐という目的は果たしたのだからもう紫禁城に戻る必要はないはずなのに、陛下から寵愛されている妃がいると聞いて戻ることを決意しました。
このことから、やはり瓔珞にも陛下への情があったようです♥
瓔珞のヤキモチを焼く姿は可愛いかぎりで、中でも「純嬪みたいな愛され顔に生まれたかった!」とすねるシーンは顔がほころびました。
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