【瓔珞(エイラク)~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~】67話・68話。最終話に向けて、袁春望をはじめとする敵役たちが動きだしました。どうやら、最後の戦いは南巡にて繰り広げられるらしい!?この記事では、ネタバレ感想と2代目皇后のキャスト情報をお届けします。
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【瓔珞(エイラク)】ネタバレ67話
第4皇子の監禁
「皇后に毒を盛られた」という第4皇子の主張の真偽を確かめるべく、李玉が料理を調べにいくが毒は入っていなかった。
さらに、毒入り料理を運んだはずの珍児は一日中ずっと床にふせっていたと侍医が証言する。
これにより第4皇子の主張は信憑性がなくなり、乾隆帝から宗人府での監禁を言い渡された。
乾隆帝はその後すぐに、傅恒だけを呼び「今回の銃の暴発事件をどう思うか」と問う。
傅恒は、第4皇子は潔白でしょうと推測を述べた。
なぜなら第4皇子は、実際に事故の原因となった新しい銃には触れていないから。
乾隆帝も同じ考えのようだが、それでも第4皇子を宗人府に連行させたのは、普段の行いの悪さが目に余るゆえらしい。
乾隆帝への寄り添い
瓔珞は、葉先生を呼び戻して第5皇子の足を治療してもらおうと考えていた。
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養心殿に足を運んだ瓔珞は、第4皇子の処罰を乾隆帝に迫るつもりだったが、ひどく疲れた様子の乾隆帝を見てやめた。
そして、「第4皇子は私にとっては赤の他人でも、陛下にとっては実の息子。処罰するのはお辛いでしょう」と乾隆帝の気持ちに寄り添う。
第4皇子の処罰はともかくとして、こたびの事件は皇后が関わっているのではないかと瓔珞は推測を述べ、もしや15皇子(瓔珞の息子)も害されるのではないかと案じる。
乾隆帝は、第15皇子のことは何としても守ると約束した。
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慶妃は、お産後に体を壊してしまった瓔珞に頼まれ第15皇子を養育している。
舒妃も第15皇子を可愛がっており、たくさんの贈り物を彼に贈ったが、なぜか慶妃は舒妃からの贈り物をいっさい使わせていなかった。
どうやら慶妃は、舒妃が第15皇子を害するかもしれないと慎重になっているようだ。
それに気づいた舒妃は怒りをぶつける。
「私はたった1人の息子すら亡くし、子宝に恵まれなかった。自分の子ではないけど第15皇子を可愛く思っている。まさか私が害するとでも?」
舒妃の言葉を聞いた慶妃は、これからは贈り物を使わせると約束した。
その様子を、袁春望が陰から見ていた。
南巡の同行
袁春望は、女官の髪に花を飾って皇后から叱責されるように仕向ける。
その思惑どおり、女官は皇后から杖刑の罰を言い渡された。
その夜、袁春望は女官を自害に見せかけて井戸に突き落とした。
これにより、「皇后が女官を殺した」という噂が宮中で広まった。
*
皇太后の宮に妃たちが集まった。
舒妃はさっそく皇后の噂を皇太后に伝える。
女官を殺すなどあってはならないと皇太后が憤慨しているところに、皇后が遅れてやってきた。
主要メンバーが集まったところで、皇太后は南巡の話を切り出す。
*
乾隆帝は皇后に、南巡には随行せず宮中に残って養生するよう言う。
ところが、皇后は「皇后が残っては清の体面と尊厳が失われるゆえ絶対に同行します」と言い張った。
だが乾隆帝も折れず、なかば口論のようになってしまう。
その後。
袁春望にけしかけられた第12皇子と第5皇子は、皇后の随行を許可してほしいと乾隆帝に嘆願する。
【瓔珞(エイラク)】ネタバレ68話
15皇子
養心殿を訪れた第5皇子は、自分も南巡に同行させてほしいと乾隆帝に申し出るついでに、皇后の随行の許可も求めた。
すると乾隆帝は、第5皇子の同行および皇后の随行を許可した。
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袁春望に指示された太監は、第15皇子が持ち歩いている筆を毒付きのものとすり替える。
それにより15皇子は中毒を起こしてしまい、知らせを受けた慶妃と舒妃は急いで瓔珞の宮に駆けつけた。
筆に毒が塗られていたと知った慶妃は、贈り主である舒妃に激怒する。
しかし舒妃は、一番に疑われるのは贈り主なのだから毒を塗るわけがないと言い、さらに「15皇子を排除して得をするのは皇后だ」と主張した。
それまで黙っていた瓔珞は、皇后がこんなに杜撰な策を弄するとは思えないと口を挟む。
皇貴妃の冊封
袁春望は、弘昼に皇后の現状を伝え「こうなったら謀反を起こすしかない」とけしかける。
そんな2人の密会現場を目撃した傅恒は、「親王(弘昼)と太監が親しくするのは禁じられているはずだ」と弘昼を咎め、さらに弘昼の皇后への想いを言い当てる。
激怒した弘昼は傅恒に殴りかかり、次第に2人の殴り合いは激しくなっていく。
偶然通りがかった乾隆帝はそれを目にした。
その後、乾隆帝は弘昼の軽率な言動を叱り、次に何か問題を起こせばもう実の弟とは思わないと言い放った。
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皇太后の宮を訪れた弘昼は、乾隆帝に叱責されたことを泣きつき仲をとりもってもらう。
皇太后の仲裁により、結局 乾隆帝は弘昼を許し南巡への随行も許可した。
弘昼が去った後。
乾隆帝は「瓔珞を皇貴妃に冊封したい」と皇太后に相談をする。
皇貴妃とは、皇后の次に高い位で“皇后代理”のような役割を担う。
だがこれまでの歴史の中でも、皇后の存命中に皇貴妃を冊封したケースはほぼ無く、もしも冊封すれば現在の皇后は名ばかりのお飾りとなる。
乾隆帝はそれを承知のうえで瓔珞を皇貴妃に冊封するつもりらしい。
これらの会話を、弘昼は外で聞いていた。
(おそらく乾隆帝は、第5皇子の銃事件を皇后のしわざだと思っている上に、皇后が病を患っているため瓔珞に後宮を任せたいのだろう)
謀反の提案
「陛下は瓔珞を皇貴妃に冊封するつもりらしい」
と弘昼からの伝言を聞いた皇后は、不安がピークに達してしまう。
その夜、弘昼と会った皇后は「謀反を起こそう」と告げられる。
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宮中で瓔珞とすれ違った傅恒は、「数日後の南巡では弘昼に注意しろ」と伝える。
瓔珞が理由を問うと、傅恒は弘昼と袁春望が密会していたことを教えてくれた。
南巡当日。
乾隆帝、皇太后、それぞれの妃、弘昼、第5皇子は紫禁城を出発した。
2代目皇后のキャスト情報!
名前:佘詩曼(カーメイン・シェー)
生年月日:1975年5月28日
身長:165cm
代表作:【紫禁城 華の嵐】(2004)、【フビライ・ハン】(2013)
本作のアフレコ:苏柏丽
SNS:インスタグラムはこちら。
・カーメイン・シェーは香港の女優。
・大学時代はスイスに留学をし、香港に戻ってきたあと芸能界デビューを果たした。
・受賞歴は、ざっと目視するだけでも30個近くある。このことからかなりの演技派女優だと思われる。
【瓔珞(エイラク)】感想67話
瓔珞が第4皇子の処罰について「私には赤の他人でも、陛下にとっては実の息子だから胸がお痛みでしょう」と陛下の気持ちに寄り添う言葉が印象的でした。
陛下と瓔珞が、10年の間に良い夫婦になったのだとしみじみ感じます。
一方、なにも画策していないのに周りに疑われて追い詰められていく皇后が気の毒なかぎり。
瓔珞もこの10年で鈍くなったのか、銃の暴発事件は皇后が黒幕だと思っているようです。
10年前ならば皇后は絶対にハメられなかっただろうし、瓔珞も皇后のしわざではないと見抜いたはず。
残り3話でドラマがどのように終着するのか見守るしかなさそうです。
【瓔珞(エイラク)】感想68話
いつも穏やかな慶妃があれほどまでに激怒したところを見るに、15皇子のことを本当に愛しているようです。
そして、舒妃の「陛下よりも15皇子に会いたい」というセリフからは彼女が15皇子を可愛く思っていることが窺えました。
舒妃は初期のころには気軽に女官を殺したこともありましたし、忠義心も低く、瓔珞に嫌味を言うことも日常茶飯事でしたが、何だかんだ最後まで憎めない女性でした。
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結局 袁春望の狙いは乾隆帝への復讐が第一で、そのついでに憎き皇族たちを全員めちゃくちゃにできれば尚良し、という感じでしょうか。
てっきりラスボスは皇后だとばかり思っていましたが、最後の敵は袁春望なのかもしれません。
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宮中で傅恒とすれ違ったときの、瓔珞の表情が印象的でした。
これは今回に限ったことではないのですが、瓔珞が傅恒を見る目はいつも“ただの友人”ではなく、別の感情が混じっているように見えます。
瓔珞は陛下と良き夫婦になり情を育んできた一方で、やはり傅恒への愛も完全には忘れていないのかもしれません。
*次回69話・70話(最終話)のネタバレ感想はこちら。
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