【燕雲台-The Legend of Empress-】13話・14話・15話のあらすじとネタバレ感想。耶律賢は国政を正す協力を得るために引き続き水面下で奔走していました。一方、韓徳譲は自分が婚姻をためらうことがかえって蕭燕燕の気持ちを傷つけると気づき、蕭家に求婚に行くことを決め……。
13話のあらすじとネタバレ
耶律賢は先帝時代からの重臣である漢族の高勲に会いに酒楼へ行く途中、耶律罨撒葛の配下に尾行されていることに気づきます。
本来の目的をごまかすために、耶律賢はまず蕭家に行き、蕭燕燕を誘って酒楼に行くことにしました。
顔の傷を見て心配する耶律賢に、蕭燕燕は韓徳譲と耶律磨魯古の喧嘩の経緯を話します。
耶律賢が「私が力になれれば嫌な目に遭わせずに済んだ」と言うと、蕭燕燕は「仕返しは私がする」と言いました。
その時、偶然、耶律磨魯古が酒楼にやってきます。
それを見た耶律賢は力を使わずに懲らしめる方法があると言って、蕭燕燕にある計略を持ちかけました。
蕭燕燕は酒楼で韓徳譲を探しているふりをして、わざとらしく耶律磨魯古の前を通り過ぎます。
耶律磨魯古はまんまとひっかかって蕭燕燕を追ってきました。
蕭燕燕は、酒楼の個室の1つの前で立ち止まって中に韓徳譲がいるような素振りを見せます。
中に韓徳譲がいると思い込んだ耶律磨魯古は漢民族を罵る言葉を発しながら、扉を蹴破って個室に乱入しました。
すると、そこにいたのは高勲だったのです!
激怒した高勲の命令で袋叩きにされる耶律磨魯古。
蕭燕燕は、力を使わずに懲らしめる方法が本当にあるのね、と感心します。
そこへ、配下から耶律賢の動向について報告を受けた耶律罨撒葛が酒楼へやって来ます。
騒ぎについて問いただされた高勲は耶律磨魯古が侮辱してきたのが原因だと答えました。
また、騒動との関係を尋ねられた耶律賢は、酒楼で蕭燕燕と飲んでいたら騒ぎが聞こえたから出てきただけだとはぐらかします。
耶律磨魯古は耶律罨撒葛に助けを求めますが、酒楼を追い出されました。
その後、耶律罨撒葛は高勲に酒楼で1人で酒を飲むのか、と探りを入れます。
高勲は、この酒楼の西域の歌姫を見に来たのです、とごまかしました。
耶律賢たちがそれぞれ部屋に戻った後、配下から尾行を続けますかと聞かれた耶律罨撒葛は、耶律賢は私の敵になる男ではないから、もう尾行しなくていいと答えます。
部屋に戻って蕭燕燕と話を続けた耶律賢は、蕭燕燕に想い人がいることに気づきました。
しかし、耶律賢は話せば話すほど蕭燕燕に惹かれていくのでした。
途中、耶律賢は一時離席して密かに高勲の部屋へ行き、国政を正すための密約を交わします。
蕭燕燕の元へ戻ってきた早々、侍従に帰宅を促された耶律賢は、蕭燕燕に来月も会う約束をするのでした。
13話の感想
耶律賢、耶律罨撒葛、高勲の本音を隠したやりとりにドキドキしました。
そんなことは知らず、無邪気に想い人の話をする蕭燕燕がかわいいですね。
また、今まで何かと蕭燕燕に嫌がらせをしてきた耶律磨魯古がやっと懲らしめられ、見ている方もスッキリしました!
14話のあらすじとネタバレ
李思母子が幽州から韓家を訪ねてきました。
韓徳譲は母に言われ、仕方なく李思の相手をすることになります。
ちょうどそこへ、蕭燕燕も韓家へやって来ました。
2人の姿を見て嫉妬した蕭燕燕は街へ飛び出してしまいます。
街で偶然、耶律磨魯古に会い相撲の試合に誘われた蕭燕燕は、最初は断ろうとしますが、韓徳譲が追いかけて来たのを見て、耶律磨魯古の誘いに乗ることにしました。
蕭燕燕は韓徳譲の前で、耶律磨魯古に都で蕭燕燕に憧れる者は数知れないと言わせます。
そして、蕭燕燕は韓徳譲に向かって鈍感でそれを全然分かってない人がいると嫌味を言うのでした。
それを聞いた韓徳譲は、わざと帰ろうとします。
慌てて韓徳譲を追いかける蕭燕燕。
追いかけてきた蕭燕燕に韓徳譲は、今すべきことが分かった、今度、父と蕭家に求婚に行くと言うのでした。
そんな中、耶律罨撒葛が南京に派遣されることになった耶律敵烈一家の送別会として家族の宴を開き、耶律喜隠夫妻と蕭燕燕も招かれます。
宴の後、久しぶりに三姉妹で話をする蕭燕燕。
蕭燕燕は韓徳譲がやっと求婚に来ることになったとうれしそうに話し、姉たちは祝福するのでした。
14話の感想
韓徳譲と李思に嫉妬してすねる蕭燕燕に、思わず自分は韓徳譲に黙って耶律賢に会ってるくせに、と言いたくなってしまいました。
それでも、韓徳譲がとうとう求婚の決意をしたことに見ている方もうれしくなります!
このまま順調に運べばいいのですが……。
15話のあらすじとネタバレ
韓徳譲は父と蕭思温のもとへ求婚へ行きます。
そこへ、耶律磨魯古も朝廷で力を持つ父の耶律磨虎古とともに求婚にやってきました。
蕭思温は、娘の一生の問題だから本人に選ばせると言って蕭燕燕を呼びます。
蕭燕燕は迷わず韓徳譲を選びました。
耶律磨虎古父子は激怒しながら帰って行きます。
一方、帝位に近づくために軍を指揮する権限がほしい耶律只没は、屋質大王を抱き込もうと屋敷を訪ねました。
耶律只没に関わりたくない屋質大王は話の途中で居眠りしてしまったふりをします。
その演技に騙され、屋質大王はもう耄碌したと思い込んだ耶律只没は諦めて帰って行きました。
耶律只没の動きは耶律罨撒葛の耳に入ります。
耶律罨撒葛はその動きを牽制するため、配下に耶律只没の弱みを探すように命じるのでした。
実は、耶律只没には穆宗の侍女、安只(チャオ・ユエンユエン)と逢瀬を重ねているという秘密があったのです。
密会の現場に踏み込まれた耶律只没と安只は、穆宗の前に連行されました。
耶律只没に死刑を言い渡す穆宗。
そこへ耶律賢が耶律罨撒葛とともに駆けつけて命乞いをしますが、耶律只没は暴言を吐いて穆宗をますます激昂させてしまいます。
怒り狂った穆宗が投げた短剣が右目に当たり、倒れる耶律只没。
剣を持ち、耶律只没にとどめを刺そうと近づく穆宗に、耶律賢はひれ伏して命乞いをします。
耶律罨撒葛は興奮している穆宗を止め、殺さずに別の刑にして鬱憤を晴らしては?と耳打ちしました。
その言葉を聞いた穆宗は、耶律只没を宮刑※に処すと宣言します。
ショックで病状が悪化した耶律賢は、その場で倒れてしまうのでした。
目覚めた耶律賢は、耶律只没の様子を見に行きます。
耶律只没は一命をとりとめたものの、こんな体で生きる意味はないと言い薬も拒否するのでした。
15話の感想
耶律只没の秘密を握って穆宗に密告したのは、どう考えても耶律罨撒葛なのですが、耶律罨賢に命乞いの口添えを請われて素知らぬ顔で同行するなんて。
しかも、耶律只没に処刑よりももっと屈辱的な罰が下るように誘導するとはなんと恐ろしいのでしょう!
蕭胡輦と結婚した時はちょっといい人に見えた耶律罨撒葛ですが、やはり腹黒い人物のようです。
今後の3系統の権力争いと三姉妹運命の行方が気になります!
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