【燕雲台-The Legend of Empress-】28話・29話・30話のあらすじとネタバレ感想。韓徳譲に密偵がつけられていたと知った蕭燕燕は、景宗を激しく批判。景宗は蕭燕燕にとうとう後宮を出ていくことを認めるのでした。荷物をまとめ、景宗に別れの挨拶に行った蕭燕燕が見た光景は……。
28話のあらすじとネタバレ
日連部の村に突然、李思が訪ねてきます。
実は、景宗は都を出た韓徳譲に密偵をつけ、居場所を逐一報告させていました。
そして、李思に居場所を教え、韓徳譲を訪ねるように仕向けていたのです。
しかし、韓徳譲に会った李思は草原を探し回って騰里のおぼし召しで会えたと嘘をつき、どこまでもあなたについて行くと言うのでした。
そんな李思に韓徳譲は困惑しつつも、日連部の民を幽州に移し、農耕と学問を学ばせて暮らしを楽にさせてやりたいという自分の考えを語ります。
韓徳譲は、蕭燕燕が国を守りたいと思っているのなら、自分は土地を検分して民を守れば、それが蕭燕燕を守ることになるのではないかと考え始めていました。
これまでも韓徳譲は、旅先で思ったことを宛て名のない手紙にして書き溜めていましたが、そのうちの何通かを紛失していることに気づきます。
実は、景宗の密偵が手紙をこっそりと都に届けていました。
景宗から韓徳譲の手紙を見せられた蕭燕燕は、どうやって届いたのかと問い詰めます。
韓徳譲に密偵がつけられていたことを知った蕭燕燕は、韓徳譲には自分の人生を選ぶ権利があると景宗を激しく批判。
さらに権力で私の人生にも手出しをしたと畳みかけます。
景宗は謝罪しますが、態度を変えない蕭燕燕にとうとう後宮を出ていくことを認めるのでした。
一方、耶律喜隠は景宗によって外出禁止が解かれ、蕭烏骨里は男子を産んでいました。
その子は蕭思温によって留礼寿と名づけられます。
産まれた子が男子だと知った女里は出産祝いにかこつけて耶律喜隠を訪ね、子どもがいない景宗の養子にすれば次の皇帝にできるとほのめかして帰って行きました。
耶律喜隠は蕭烏骨里にそれを伝えますが、子どもを引き換えにしないで自分で帝位を奪い取れと激怒されてしまいます。
その後、即位後初の大臣会議が行われ、手柄を急ぐ耶律喜隠は耶律罨撒葛の討伐を提案します。
大臣たちの賛否が分かれ意見は紛糾しますが、蕭思温の充分な考慮が必要だという一言で景宗は結論を出さずに散会とするのでした。
28話の感想
今まで韓徳譲に正直に接してきた李思が自分に都合のいいように嘘をついたのは、とうとう勝負をかけてきたということでしょうか。
それにしても、出産直後の蕭烏骨里に子どもを養子に出す話なんかしたら、キレられるのは当然だと思いますが…..耶律喜隠がまた何かやらかしそうで心配です。
29話のあらすじとネタバレ
自分の意見が通らず不満な耶律喜隠は会議後、1人で景宗のところへ行き、軟弱で子どもも作れないと景宗を侮辱します。
ちょうどその時、後宮を出る挨拶をするために来た蕭燕燕がその言葉を聞き、耶律喜隠を無礼者、跪けと怒鳴りつけました。
耶律喜隠はひるまず命令する資格があるのかと聞き返しますが、景宗は侍従に耶律喜隠を跪かせ、侮辱罪として杖打ちの刑を言い渡すのでした。
その後、蕭燕燕は別れの挨拶をせずに黙って部屋を出て行ってしまいます。
自分の部屋に戻った蕭燕燕は、もし自分がここを去った後に面倒を起こす者が出て、景宗が対抗できなかったら遼の改革が頓挫してしまうと考えるのでした。
そこへ、景宗が酒の飲み過ぎで吐血したが、侍医の治療を拒否しているという知らせが入ります。
蕭燕燕が駆けつけると泥酔した景宗は、この世で信じられる者は2人だけ…..1人は蕭燕燕、もう1人は韓徳譲…..だが2人とも去って行く…..と言いながら眠ってしまいました。
それを聞いた蕭燕燕は遼の改革を成し遂げるため、韓徳譲との縁は断ち切られる運命だったと悟るのでした。
景宗が目覚めると蕭燕燕が付き添っていました。
なぜ出て行かなかったのかと尋ねる景宗に、蕭燕燕は、あなたが心配だから私はこれから遼に必要な皇后になるように努力すると答えるのでした。
その頃、蕭思温のもとへ、街で女里と高勲の使用人が強奪をしているとの訴状が届いていました。
そこへ、女里が官職に登用してほしい緒家の子弟の名簿を持ってきます。
名簿には親が女里に賄賂を贈った者ばかりが名を連ねていました。
蕭思温は官職にはふさわしくない者も含まれていると名簿を返そうとしますが、女里は自分も新帝の即位に貢献したのに、なぜ顔を立ててもらえないのかと抗議します。
そこで、蕭思温は女里の使用人について訴状が届いている話を持ち出しました。
女里は証拠があるなら景宗に訴えればいいと言い放って出て行きます。
蕭思温から女里と高勲の使用人の暴挙について報告を受けた景宗は、女里と高勲に報奨金と爵位を与えて貢献をねぎらいつつ、2人の持つ兵権を耶律休哥と蕭達凛に移しました。
その処遇に不満を持った女里と高勲は密談し、蕭思温を陥れることを画策するのでした。
その後、都で蕭燕燕を貴妃から皇后へ冊封する儀式が行われます。
旅を続けている韓徳譲は村人たちの噂から、蕭燕燕の立后の儀が盛大に行われたことを知るのでした。
29話の感想
蕭燕燕と韓徳譲が去って行くのは、どう考えても景宗の自業自得だと思いますが……。
とうとう運命を受け入れてしまった蕭燕燕。
旅先で、その噂を聞いた韓徳譲は覚悟はしていものの、複雑な気持ちになったことでしょう。
また、遼国内で耶律喜隠以外にも不穏な動きをする者が出てきました。
この先、遼はどうなっていくのでしょうか。
30話のあらすじとネタバレ
都では、蕭燕燕の懐妊が判明します。
それを聞いた蕭烏骨里は留礼寿に従弟ができると喜びますが、耶律喜隠は景宗に跡継ぎができることに焦りを感じるのでした。
そんな中、隠居していた屋質大王が景宗に遼の未来を託す言葉を遺して息を引き取ります。
以前にも増して多忙になる景宗。
蕭燕燕は、女里と高勲が権力を奪われたのに対し自分の父は権力があまりに大きく、このままでは嫉妬されると危惧しますが、景宗は権力は徐々に分割すればいいと取り合いません。
しかし、蕭燕燕の不安は的中するのでした……。
高勲は、侍女を色仕掛けで蕭海里、蕭海只に近づけ、蕭思温の甥たちに侍女が陵辱されたと報告。
蕭思温は甥たちを叱責し、景宗の狩りの同行から戻ったら罰を与えると言いました。
蕭海里と蕭海只は罰を受ける前に蕭思温を亡き者にしようと、密かに刺客を雇って狩場に向かう手筈を整えるのでした。
狩りに発つ前、蕭思温は蕭燕燕に会いに行きます。
父を気遣って初めて作った匂い袋を手渡す蕭燕燕。
受け取った蕭思温は、娘たちの中で蕭燕燕に一番申し訳なく思っていると打ち明けます。
蕭燕燕は、今は運命だったと思って、もう父上を恨んではいません、と言うのでした。
30話の感想
蕭燕燕の悪い予感が的中。
以前から柄の悪い印象だった蕭思温の甥2人はやはり悪役だったのですね……。
何も知らずに狩りに向かう蕭思温の運命は?今後の展開が気になります。
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