【燕雲台】31話・32話・33話ネタバレ感想|的中する不安(えんうんだい)

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©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited

燕雲台えんうんだい-The Legend of Empress-】31話・32話・33話のあらすじとネタバレ感想。景宗の一行は、狩りへ向かう途中に刺客集団に襲われ、蕭思温が命を落としてしまいます。景宗は蕭思温の死を身重の蕭燕燕に隠そうとしますが……。一方、旅先で蕭思温の死の噂を聞いた韓徳譲も馬を飛ばし、都へと向かうのでした。

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31話のあらすじとネタバレ

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狩りへ向かう途中、景宗の一行は刺客集団に襲われます。

その標的は明らかに蕭思温でした。

ところが、続けてもう1つの刺客集団が現れ、今度は景宗を狙ったのです!

景宗は女里に守られて無事でしたが、蕭思温は命を落としてしまうのでした。

狩りに同行していた蕭烏骨里は耶律喜隠に泣き崩れます。

景宗は侍従に、都で待つ身重の蕭燕燕には蕭思温の死を伝えないようにと命じました。

その夜、高勲は景宗を狙った2つめの刺客集団は女里の仕業ではないかと疑って問い詰めます。

女里は否定し、高勲は自分たち以外にも謀反を起こそうとしている者がいると確信するのでした。

翌日、景宗が都に帰ると、蕭燕燕が蕭胡輦と一緒に待っていました。

景宗は蕭燕燕に蕭思温の死を隠すため、蕭胡輦に蕭思温の誕生日祝いの品を一緒に選んでほしいと言い、部屋から連れ出すのでした。

部屋の外で父の死を聞いた蕭胡輦は、急いで屋敷に帰ります。

また、旅先で蕭思温の死の噂を聞いた韓徳譲も馬を飛ばし、都へと向かうのでした。

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一方、蕭燕燕に男子を産まれてしまったら自分が後宮に入った意味がないと考えた喜哥は、蕭思温の死を蕭燕燕に伝えて動揺させようと、太妃の蕭蒲哥と蕭啜里を焚き付けます。

蕭蒲哥と蕭啜里は、蕭燕燕の部屋を訪ねてわざと心配そうに「あまり気を落とさないで」と言います。

不審に思った蕭燕燕が尋ねると、白々しく蕭思温が殺害されたのをご存じない?と驚いたふりをするのでした。

それを聞いた蕭燕燕は倒れてしまいます。

知らせを聞いて蕭燕燕の部屋に駆けつける景宗。

目を覚ました蕭燕燕は景宗に、私が父の権力が大きくなりすぎて危険だと言ったのに、あなたが何もしなかったせいで父は死んだと言って責め、これから蕭家に行くと言います。

一緒に行くという景宗に、蕭燕燕は来ないでと突き放すのでした。

蕭思温の死を蕭燕燕に伝えたのが喜哥と太妃たちだと知った景宗は、喜哥を冷宮※1送りに、太妃たちを静養を名目に軟禁するように命じました。

屋敷に着いた蕭燕燕は蕭胡輦たちに、父と2人だけにしてほしいとお願いし、遺体が安置された部屋で1人、父との思い出に浸ります。

その時、韓徳譲が蕭家を訪ねてきました。

久しぶりの再会に声が出ない蕭燕燕でしたが、韓徳譲は「皇后に拝謁します」と恭しく挨拶するのでした。

韓徳譲は霊前に挨拶すると、蕭燕燕に「ご自愛を」と言い残し、蕭思温の死の真相を調べるために去って行きます。

家に帰った韓徳譲は、景宗が参内を命じていることを伝えられるのでした。

※1 冷宮

寵愛を失ったり、罪を犯した妃が住まわせられる宮殿

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31話の感想

不安が的中し、悲しみにくれる蕭燕燕は、そんな時に韓徳譲が駆けつけてくれたのがうれしかったことでしょう。

しかし、以前のようには接することができず、皇后として距離を置いて会話するしかない韓徳譲が悲しいです。

蕭思温の暗殺は複数の刺客集団が絡んだ複雑な事件の様相。

忠臣を失い、景宗の政権はどうなっていくのでしょうか。

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32話のあらすじとネタバレ

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参内した韓徳譲は「陛下に拝謁します」と挨拶します。

景宗は「堅苦しい挨拶など不要だ」と言いながら玉座を降りて近づきますが、韓徳譲は数歩下がって「以前とは違います」と言うのでした。

このまま遼に残ってほしいと言う景宗でしたが、韓徳譲は蕭思温の死の真相を調べるためだけに戻ってきたと答えます。

景宗は、今の遼は以前お前が話していたように政策を行っている、お前が必要なんだと言いますが、韓徳譲は「誠に昔に戻れると?」と尋ね、他の者に補佐させればいいと言うのでした。

翌日、刺客たちの遺体を調べた韓徳譲は、入れ墨の有無や武器の特徴から刺客には2つの集団があることに気づきます。

入れ墨は海東青かいとうせいという暗殺集団の刺客のものでした。

さらに、遺品の靴の中に都では見かけないシュロの葉で作った中敷きを見つけた韓徳譲は、侍従に都でそのような中敷きを扱う店があるか調べるように命じます。

また、蕭思温の検死結果を見た韓徳譲は、致命傷が背後からの刺し傷であることを不審に思いました。

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後日、現場検証に行った韓徳譲は、こんな場所で背後に回れるのは内部の者だけだと判断し、蕭思温殺害は身内の犯行だと確信するのでした。

蕭思温の葬儀の日、蕭海里と蕭海只が蕭達凛を追い出して弔問客を仕切っていました。

それを見て不満に思った蕭烏骨里は、帰宅して耶律喜隠に早く黒幕を捕まえてほしいと言いますが、耶律喜隠はそれは女里の仕事だから自分は手出しはできないとはぐらかすのでした。

耶律喜隠は、韓徳譲が事件を捜査し、女里と高勲が窮地に陥ったところで2人に協力を申し出て利用しようと企んでいたのです。

数日後、蕭思温の死によって空席となった役職の後任を巡り、大臣たちの意見が対立しますが、心労が重なった景宗はその場で倒れてしまいました。

知らせを聞いて駆けつけた蕭燕燕に、景宗は蕭思温が兼任していた2つの役職のうち、北院枢密院使を女里が、北府宰相を高勲が狙っているようだと話します。

それを聞いた蕭燕燕は、高勲を北府宰相にし、女里は狩りの時に警備を担当していたのに死人を出したのを理由に登用しなければ2人が仲たがいすると提案するのでした。

景宗はその案に感心し、ならば北院枢密院使は誰にするのかと尋ねます。

蕭燕燕は、北院枢密院使は北府宰相となった高勲を牽制できる者でなければいけないと言って韓徳譲の名を挙げました。

景宗はさらに、自分が病弱なために摂政を置きたいと考えていると話すのでした。

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その後、景宗の侍従から話を聞き出した耶律喜隠は、摂政は血縁者である自分に違いないと思い込んで喜びます。

また、事件の前に女里と高勲が野心を持っているとの告発が蕭思温にあったと聞いた耶律喜隠は配下に命じ、蕭家から告発状を盗ませることにしました。

女里と高勲を利用する切り札にしようと考えたのです。

景宗は韓徳譲に、北院枢密院使になってほしいと打診しますが、韓徳譲は朝廷に入るより事件を解決する方が先です、と言って辞退するのでした。

それでは他に適任者はいるかと尋ねる景宗に、韓徳譲は耶律賢適やりつけんてきを推挙します。

一方、耶律喜隠が摂政になるらしいとの噂を聞いた安只は耶律只没に、皇帝の実の弟なのに摂政になれないなんて情けないと詰め寄りました。

しかし、権力闘争には興味がなくなり、静かに暮らしたいと願う耶律只没は取り合わないのでした。

そんな中、郊外で海東青の首領の遺体が見つかり、韓徳譲は所持品の中に蕭海只の令牌があるのを見つけます。

しかし、韓徳譲は蕭海只の後ろにもっと大物の黒幕がいると考えるのでした。

そこで、韓徳譲は侍従に、海東青の首領を生け捕りにしたという噂を広めるように命じ、黒幕の動きを探ることにします。

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32話の感想

景宗にも私情を抑えて向き合うしかない韓徳譲が辛そう……。

蕭思温亡き後、それぞれの大臣が私欲のために動き出しますが、冷静に女里と高勲を仲たがいさせる策を思いつく蕭燕燕はさすがです!

また、耶律只没はすでに権力闘争に興味がなくなっているのに、権力に固執し続ける安只が何かしでかしそうで不安になります。

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33話のあらすじとネタバレ

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耶律喜隠は女里と高勲を宴に招いて蕭家から盗んだ告発状を見せ、いずれ摂政になる自分に協力するようにと脅すのでした。

韓徳譲の調べで、耶律喜隠が女里、高勲と組んだことを知った景宗は打つ手がないと諦めますが、蕭燕燕は父を亡くし、蕭家の娘として負けられないと言います。

その言葉を聞いた韓徳譲は蕭燕燕を摂政にと進言しました。

景宗は身重の蕭燕燕を案じて反対しますが、蕭燕燕は朝廷に韓徳譲がいれば大丈夫だと答えます。

韓徳譲は蕭燕燕のために朝廷に残る決心をするのでした。

後日、景宗は大臣たちを集め、蕭燕燕を摂政にすると発表します。

耶律喜隠は後宮の女子にまつりごとをさせるのかと反対しますが、韓徳譲が述律じゅつりつ太后※2の先例があり、蕭燕燕はその血縁だと反論するのでした。

次に、景宗は高勲を北府宰相に任命。

また、以前に韓徳譲が推挙したとおり、耶律賢適を北院枢密院使に任命します。

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その後、西南面招討使せいなんめんしょうとうしに任命された耶律喜隠ですが、あからさまに不満な態度をとるのでした。

最後に、韓徳譲が枢密院通事に任命されます。

耶律喜隠が韓徳譲はまだ経験が浅いと異議を唱え、それに同調する大臣も現れますが、景宗は朝廷の重要な役職を任せるのに重視するのは経験ではなく、忠誠心だと言うのでした。

数日後、海東青の首領が捕まった噂を聞いた女里と高勲は、蕭思温暗殺の首謀者として蕭海里と蕭海只を捕らえ、景宗に差し出しました。

取り調べをした韓徳譲は景宗に、刺客を雇ったのは確かに蕭海里と蕭海只だが、背後に黒幕がいるはずだと報告します。

韓徳譲は、海東青の首領が捕まった噂が広まってすぐに動いた女里と高勲が怪しいが、証拠がなければ捕まえられないので、しばらく泳がせることを提案しました。

しかし、景宗は身重の蕭燕燕を早く安心させたいと言うのでした。

韓徳譲はそれを受け、表向きは首謀者は蕭海里と蕭海只として事件は解決したことにし、秘密裏に黒幕の証拠を集めることにしました。

蕭海里と蕭海只の処刑は蕭家の三姉妹に任されることに。

どんな方法で処刑するか案じる蕭烏骨里に、耶律喜隠は射鬼箭しゃきせん※3を提案します。

そして、耶律喜隠はある企みを持って、蕭胡輦は父亡き後の屋敷の采配で忙しく、蕭燕燕は身重の体だから、代わりに自分が刑の準備をすると言うのでした。

※2 述律太后

遼の初代皇帝太祖の皇后。太祖を補佐した。

※3 射鬼箭

矢で乱れ打ちにする刑。

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33話の感想

お互いを労わりあう景宗と蕭燕燕を見て思わず目をそらす韓徳譲が切ない……。

それでも、蕭燕燕のために朝廷に残ることを決めるところがかっこいいです。

そして、耶律喜隠がまた怪しく動き始めたのが気になります。

蕭燕燕、景宗、韓徳譲は、敵だらけのこの状況をどうやって切り抜けていくのでしょうか。

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