エテルナウタ(Netflix)キャスト・あらすじ。アルゼンチンのSFコミックの金字塔と言われる、エクトル・G・オエステルヘルとフランシスコ・ソラーノ・ロペスによる「エル・エテルナウタ」をNetflixが映像化しました。滅多に雪が降らないアルゼンチンで突然降り出した雪、それは触れただけで死に至る有毒な雪でした。偶然生き延びた1人の男は、仲間と共に生死をかけた闘いに乗り出します。
作品情報
- 2025年/アルゼンチン/全6話
- 原題:El Eternauta
- 配信:Netflix
- リリース:2025年4月30日
- オフィシャルサイト
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スタッフ
キャスト
あらすじ

滅多に雪が降らないアルゼンチンのブエノスアイレスで、夏の夜に雪が降り注ぎます。しかし、それはただの雪ではありませんでした。
それは触れただけで死に至る雪で、ほとんどの市民が命を奪われました。生き残った数千人は孤立状態になり、フアン・サルボ(リカルド・ダリン)と仲間たちの生き残りをかけた必死の闘いが始まります。
やがて有毒な雪がエイリアンによる地球侵略の手始めに過ぎないとわかり、事態は一変します。生き残るためには全員が力を合わせるしかなく、誰も1人では生き残れません。
登場人物/キャスト
フアン・サルヴォ役/リカルド・ダリン

演:リカルド・ダリン
仲間と室内でゲームをしていたことで、触れたら死ぬ有毒な雪が降る状況で生き延びました。娘を捜すべく、得体の知れない脅威に反撃する決意を固めます。
カルラ・ペテルソン

カルラ・ペテルソンはアルゼンチン出身の女優兼モデルで、スウェーデン人の血を引く父と、イタリア人の血を引く母の間に生まれました。18歳の時にダンスのクラスを受講するためにアメリカに引っ越し、20歳からテレビに出演するようになりました。
セサル・トロンコーソ

ウルグアイ出身の俳優セサル・トロンコーソは、会計事務所を辞めた後に舞台芸術を学び、演劇界でのキャリアをスタートさせました。ウルグアイとアルゼンチンで演劇に出演する傍ら、映画やテレビにも精力的に取り組み、ブラジルとスペインでも作品を発表しています。
アンドレア・ピエトラ
アンドレア・ピエトラは、1989年にデビューを果たしたアルゼンチン出身の女優です。アルゼンチンの警察ドラマ「Cops and Robbers」に出演し、アルゼンチンの制作会社Pol-ka Produccionesと契約した最初の女優でした。
- 1968年03月26日生
- アルゼンチン/ブエノスアイレス出身
- 「Tuya」「An Unexpected Love」
- アリエル・スタルタリ
- マルセロ・スビオット
- クラウディオ・マルティネス・ベル
- オリアンナ・カルデナス
- モーラ・フィッツ
解説

「エテルナウタ」は、エクトル・G・オエステルヘル(脚本)とフランシスコ・ソラーノ・ロペス(作画)による同名コミックに基づくSFドラマシリーズです。オエステルヘルはアルゼンチン・コミック界の重鎮で、アルゼンチンのSFコミックの金字塔と言われる「エル・エテルナウタ」をNetflixが初めて映像化しました。
オエステルヘルはコミックを通して、1955年から1983年までの期間に国を苦しめた多数の軍事独裁政権と、資本主義、植民地主義、帝国主義の様々な側面を批判しました。
1950年代から1960年代初頭にかけての初期のコミックでは繊細な批判を、1967年のアルゼンチンの革命家チェ・ゲバラの処刑以降の作品ではより強く直接的なアプローチを採用します。
1968年にはチェ・ゲバラの伝記漫画を描きましたが、これは後に”アルゼンチン革命”と名乗る軍事独裁政権によって発禁処分を受け、破棄されました。
オエステルヘルは娘たちと共に、アルゼンチン最後の軍事独裁政権(1976年〜1983年)が始まる少し前から、軍事政権に反対する左翼ゲリラ集団モントネロスに加わります。
オエステルヘルは身を隠しながら密かに作品を発表し続けるも最終的に誘拐され、1977年に行方不明となりました。娘たちも逮捕され、義理の息子たちも行方不明になりました。唯一この悲劇を免れたのは、オエステルヘルの妻エルサだけでした。
オエステルヘルが最後に目撃されたのは1978年で、彼はは4人娘のうちの3人と共に亡くなったと推定されており、4人目の娘は誘拐中に亡くなったとされています。オエステルヘルの妻エルサを始め、数名の孫が生き残りました。
その孫の1人であるマルティン・M・オエステルヘルが、「エテルナウタ」ドラマシリーズのクリエイティブ・コンサルタントを務めます。
監督を務めるブルーノ・スタニャーロは、「エテルナウタ」の制作が発表された際に、この物語に惹かれた経緯や、自身にとってこの物語がいかに重要であるかについて語りました。
スタニャーロにとって「エテルナウタ」は、父が毎週コミックを届けてくれたことを象徴しているそう。この作品はスタニャーロが10歳の時に人生で初めて全巻読んだ作品であり、自身の行動に大きな影響を与えたようです。まるで自分がもう1人の登場人物かのような感覚で、スタニャーロの生涯を通じて自分の中にあると説明します。
そんなスタニャーロの「エテルナウタ」ドラマ化に対するアプローチは、初めてこの物語を見た子どもたちに忠実であること、近所の片隅で冒険に生きる純粋な感動を再構築しようとすること、そしてフアン・サルヴォ(エテルナウタの主人公)という偉大なアルゼンチンの英雄を作り上げることだと締めくくりました。
「エテルナウタ」は、2025年4月30日よりNetflixで配信されます。
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