タイドラマ【F4 Thailand/BOYS OVER FLOWERS】13話・14話・15話・16話(最終回)のあらすじとネタバレ感想。モーナーと再会してからというもの、ガウィンはどこか憂いている様子。一方、モーナーの話を聞いたカニンも様子が変で……!?
【F4 Thailand】13話の感想(ネタバレ有)
モーナーという女性
タームはゴーヤーと正式に付き合い始めたものの、まったく進展しない関係に悩んでいました。どうすれば良いのかF4に相談してみたところ、サプライズパーティーを開いたらどうかと助言されます。さっそくパーティーの準備にとりかかるタームですが、その準備をゴーヤー本人にさせているのが笑えました。相変わらず、かわいらしいおバカさんです。
そんな中、どこか様子のおかしいガウィン……数日前にモーナーと再会したことが原因でしょう。一方のカニンも、ガウィンのことで悩んでいました。ガウィンがモーナーと再会したあの日、帰りの車の中でカニンはガウィンからモーナーの話を聞いていたのです。
- モーナーという女性はガウィンが心を開いた女性であり愛してもいたけれど、彼女との友情が壊れてしまうのを恐れてずっと思いを秘めていた。
- しかし、ある男性への嫉妬が原因でモーナーとケンカ別れしそうになった際、モーナーに思いを打ち明けた。
- 後日、モーナーからある建物の屋上に呼び出されたもののそこへは行かず、それ以来会っていない。
話を聞いたカニンは、その屋上を探すことにしました。それにしてもガウィンというキャラクターは、内面がかなり複雑なキャラクター。演じるウィンは役の気持ちを理解するのに少し苦労したそうですが、その苦労が感じられないほど演じ切っていますね。
縮まる距離
サプライズパーティーが開かれました。タームは色々なサプライズを用意していましたが、連絡の取れないカニンのことが気になって仕方ないゴーヤーはサプライズどころではありません。1ミリもサプライズを見てもらえないタームが不憫!結局ゴーヤーは、カニンから連絡があり飛び出してしまいます。
カニンはホテルの屋上に侵入しようとして警察沙汰になりかけたのですが、幸いにも、そのホテルはターム家が経営するホテルでした。もちろん、タームの権限によりカニンはお咎めなし。タームの“お金持ち設定”が、初めて役に立った気がします!
その頃、ガウィンのもとに再びモーナーが現れます。モーナーの左手の薬指には指輪が……。きっと今も彼女を忘れられないガウィンにとって、左手の指輪はショックだったはず。でもその感情を表には出すまいと、どうにか飲み込もうとするガウィンの表情は見ていてつらいものがありました。でも、モーナーの結婚を知ったことで、ようやく心から吹っ切ることができるのかもしれません。
一方、例の屋上を見つけたカニンはガウィンを呼び出します。普段あまり心を開かないガウィンのようなタイプにとって、カニンのしたことは踏み込んでほしくない領域に入られたようなものではないか?と少し思ってしまいました。実のところ、放っておいて欲しい気持ちもあったと思います。それでも屋上へ行ったのは、ガウィンにとって、カニンという存在そのものが大きくなり初めているからかもしれません。
現に、ガウィンはカニンに「屋上に来たのはモーナーのためじゃない」と言っていました。この時の、ガウィンの熱いまなざしにはトキメキ不回避!
一方、タームとゴーヤーにも進展が。ゴーヤーは「サプライズがある」と言うなりタームに不意打ちでキスをしました。不意打ちは認めない!と言い出すタームが笑えましたし、「もう一回」とねだりまくるタームが可愛かったです。結局、2人はもう1度キスをしました。最終回なみの素晴らしいキスシーンでしたが、その余韻に浸る暇もなく、ラストシーンではゴーヤーの家が建て壊されており……。
14話の感想(ネタバレ有)
タームの母ロサリンの指示により、ゴーヤーの家が建て壊されました。住む家をなくしたゴーヤーは、バイト先の花屋の空き部屋で暮らすことに。花屋のオーナーは、いざという時には力になってくれる頼もしい存在です。F4のメンバーも家具を届けにきてくれたりと、皆が一丸となって戦ってくれている感じが心温まりました。
しかし、今回のロサリンはかなり本気のようで、タームの口座をストップさせたり、実力行使で花屋を立ち退かせたり、挙句の果てにはカニンの父親をクビにする始末。ここまでするなんて容赦なさすぎる……。でもゴーヤー相手には、ゴーヤー本人を傷つけるよりも 彼女の大事な人を傷つけるほうが効果あるんですよね。
居ても立っても居られなくなったゴーヤーはすぐにロサリンのもとへ。「タームと別れる代わりに、みんなの人生を元に戻してほしい。でも私は負けてもタームは負けない」ロサリンと対峙したゴーヤーは、本作が初の演技だとは思えないほど良い表情をしていましたし、「私は負けてもタームは負けない」というセリフも力強かったです。
いつもは氷のような表情のロサリンも、わずかに動揺したように見えました。ロサリンは大事な話があると切り出し、ゴーヤーに末期がんだと打ち明けます。そして、自分の死後はタームが事業を引き継ぐことになるが、今のタームのままでは敵に容赦なく潰されてしまうから“昔のタームに戻してほしい”とゴーヤーに頼んだのです。了承したゴーヤーは、タームを呼び出して「別れよう」と告げ、手切れ金の小切手を受け取ったと嘘をつきタームを突き放しました。
わざわざそんな嘘をついたのは、昔のタームに戻ってもらうためなのでしょう。雨に打たれながらの迫真の演技は見ていて胸が痛みました。しかし冷静に考えてみると、わざわざ昔のタームに戻らなくても経営者として学ぶことはできるし、ライバル企業と戦うこともできたはず。ともあれ、ゴーヤーは学校を退学して地方へと姿を消し、タームはシンガポールで経営を学ぶことになりました。
一方のロサリンは末期がんの診断書を燃やしていましたが、まさか末期がんの話は嘘だったのか……!?だとすれば、あまりにも酷すぎるし怖すぎますね。【F4 Thailand】も、残り2話となりました。ハッピーエンドで終わってくれると信じていますが、手強すぎるラスボスのロサリンにどう立ち向かうのか、まだまだ目が離せません!