タイドラマ【F4 Thailand/BOYS OVER FLOWERS】9話・10話・11話・12話のあらすじとネタバレ感想。タームの婚約者のリターが現れたことで、ゴーヤーの不安は徐々に大きくなっていきました。そんなゴーヤーが出した結論とは……!?
【F4 Thailand】9話の感想(ネタバレ有)
リターという女性
タームの誕生日パーティー会場で、1人の女性がゴーヤーに激突してきます。その女性こそが、タームの婚約者のリターでした。インパクトのある登場をした彼女は、性格もなかなかぶっ飛んでいて、タームの耳をかじるシーンには驚きました。でも飾り気のない素直な性格ですし、根は悪い子ではなさそうです。
リターはゴーヤーのことを気に入ったのか、このあと何度もゴーヤーの前に現れて友達になろうとします。上流階級で生きてきたリターは、友人も社会生活もすべて親から与えられてきたために“本当の友達”の作り方は知らないのでしょうね。そんな彼女が、ゴーヤーと友達になりたいと思ったのも分かる気がします。2人はどことなく性格が似ているので。
ゴーヤーのほうも、最初はゴリ押ししてくるリターに戸惑っていましたが、いつの間にかリターを好きになっているようでした。
クッキーを自慢するタームが可愛い!
まだ寝ているレンを無理やり起こし、ゴーヤーからもらった手作りクッキーを自慢するタームが可愛かったです。寝起きで少しボーっとしているレンも可愛いかぎり。
一方、カニンとガウィンは良い雰囲気になりつつあります。少なくともカニンのほうは、すでにガウィンに惹かれているように見えました。ガウィンもカニンを気に入っている様子ですが、原作どおりならばこの2人は結ばれないはず……。2人の可愛らしい空気感が好きなので、タイ版では2人が結ばれる結末もアリかなと期待しています。
ゴーヤーの限界
タームはゴーヤーを抱き寄せて「しばらく会えない。何があっても俺を信じて待っててくれ」と告げます。いつになくタームが真面目だったのは、どうやらTNグループのボス(パゴーン)の死が関係しているようです。上流階級のタームにとってはかなり重大なことらしいです。パゴーンの葬儀には、ゴーヤーとカニンも花屋として赴きました。そこで一緒に参列するタームとリターを見たゴーヤーは、自分とは別世界だと改めて感じてしまいます。
これまでもきっと、何度も「別世界」だと感じたことはあったのでしょうが、ゴーヤーなりに身分や世界の違いを乗り越えようと頑張ってきたのかもしれません。でも、実際に“タームとお似合いの人”を目のあたりにしたことで、気おくれする気持ちや不安が一気に押し寄せてしまったのかも……。ゴーヤーが感傷にふけっていると、レンがやってきて「気がかりなのはタームじゃなくて、リターの気持ちだ」と言います。
レンの予想どおり、リターはタームのことを好きになり始めていました。リターから直接「タームを愛しはじめているかも」と聞いたゴーヤーは、かなりショックだったでしょうね。リターならばタームの家柄と釣り合いますし、リターがいい子なのを知っているから なおさら「自分さえ身を引けば……」という考えになってしまう。
そしてとうとうゴーヤーは、タームに「もう疲れた。もう無理なの」と伝えて泣き出してしまいました。きっと、ゴーヤーの中で少しずつ不安が蓄積されていて、今回のことで爆発したのかもしれません。でもタームはタームなりに精一杯がんばっているのに、一方的に終わりを告げられて少し可哀想でした。とはいえ、ゴーヤーも限界なのでしょう。
両想いなのに思うようにいかない2人の恋模様は見ていて胸が痛みます。ただそんな中でも、ほっこりするシーンもいくつかありました。たとえば、タームとゴーヤーがラーメンを食べるシーンでは、弟が「韓国風?」と聞くセリフがありましたが、この時のタームの返事が韓国語のようにも聞こえました。演じるブライトはアドリブも多いそうなので、もしかしたらここもアドリブだったのかも!?
【F4 Thailand】10話の感想(ネタバレ有)
タームとリターの交際
ゴーヤーから一方的に終わりを告げられたタームは、リターとの交際を始めました。それをリターから聞いたゴーヤーは、「おめでとう」と言いながらも涙が止まりません。身を引いたとはいえタームのことを忘れたわけではないから、いざ2人が付き合うのはショックなのでしょうね。
一方のタームは、リターと付き合いながらも、以前にゴーヤーからもらった手作りクッキーを大事そうに眺めたりと、明らかに未練アリ!もしかすると、リターとはビジネス交際なのでしょうか?リターからすれば、付き合ってくれと言われたから付き合ったのに、タームが心の中では他の女性を想っていたら複雑ですよね。
けれど、リターはそんなタームに怒ったりはせず、努力して何とかタームの心を得ようとかんばっているのが健気でした。彼女はかなり積極的で、なんと、学校内でキスまでしてしまいました!たまたま目撃してしまったゴーヤーは大ショック。
そんな彼女の話し相手になってくれたのは、やはりレンでした。レンは、なにか特別な言葉で慰めるわけではないのだけど、声のトーンや眼差しが優しいので、それだけで十分な慰めになるんですよね。
タレーの接近
これまで たびたびゴーヤーに接近していたタレーという男子生徒が、さらに急接近してきます。その様子を偶然目にしたレンは、タレーを直感的に怪しんでいるようでした。確かにタレーは何を考えているか分からない不気味さがありますし、以前にF4を探っているような描写もありました。
ある日。バイト帰りのゴーヤーとタレーがショッピングモールへ行くと、タームと鉢合わせます。タームは嫉妬心を丸出しにして「この男は誰だ!」激怒し、ゴーヤーもそんなタームに腹を立てて口論に。ゴーヤーからしてみれば、タームだってリターと付き合ってるのに、自分だけがこんなに激怒されるのは納得いかないでしょうね。
翌日になると、ゴーヤーのロッカーに赤札が貼られていました。ゴーヤーは以前よりも酷いイジメを受け、鉄柱に頭をぶつけたせいで気絶してしまいます。そんな中、ゴーヤーを助けにきてくれたのはレンでした。いじめた男子生徒を目力だけで黙らせるレンが男前すぎます。レンはゴーヤーを抱きかかえてその場から連れ出しましたが、背後からタレーの一味に襲われて気を失います。
やはり、タレーは悪いやつでした。タレーはゴーヤーを拘束した動画をタームに送りつけ、「ゴーヤーを助けたかったらこの場所にこい」とおびき出しました。おそらくタレーは、はじめからこれが目的でゴーヤーに近づいたのでしょう。F4の過去の所業を思えば、タレーがF4に恨みを抱くのも分かりますが、だからと言って罪のないゴーヤーを害して良いわけがありません。
F4に復讐するにしても、もっと別のやり方があったのではないでしょうか。ともあれ、タームはゴーヤーを助けるために、呼び出された現場へと向かいました。この一件がどのように決着するのか、次回も目の離せない展開になりそうです。