© 2018 Warner Bros. Japan LLC All rights reserved.
https://warnerbros.co.jp/tv/freakish/
『フリーキッシュ 絶望都市』シーズン1。
圧倒的なテンポで描かれる、ライトなゾンビものです。
海外ドラマ初心者やゾンビ系ドラマ初心者、時間がない方にオススメのパニックドラマ。
考察を楽しめるのも本作の魅力です。
そんな『フリーキッシュ 絶望都市』のネタバレ感想と見どころをお伝えします。
『フリーキッシュ 絶望都市』のキャスト
レオ・ハワード/グローヴァー・ジョーンズ役
主人公。ヴァイオレットと一緒にいたいという理由で、呼ばれてもいない補修に参加する。
メアリー・マウサー/メアリー・ジョーンズ役
グローヴァーの妹。
ライザ・コーシー/ヴァイオレット・アダムス役
グローヴァーが想いを寄せている女性。
タイラー・チェイス/バレット・マッキンタイア役
PCや機械に詳しいが、一匹狼で非協力的。
アイスリン・ポール/ナタリー・シンクレア役
優等生キャラだが、のちに妊娠していることが判明する。
アダム・ヒックス/ディーゼル・ターナー役
不良少年で一見すると人を寄せ付けないように見えるが、根は優しい人物。
『フリーキッシュ 絶望都市』シーズン1のあらすじ
主人公のグローヴァーが通う高校では、休みの土曜日に補習授業が開かれました。
グローヴァーは、教師に呼び出されてもいないのになぜか補習に参加。
教師が問い詰めると、グローヴァーは意味ありげにヴァイオレットに目線を送ります。
どうやらグローヴァーはヴァイオレットに惚れているらしく、一緒にいたいがために補習に参加したようです。
同じ頃、校庭では多くの生徒が部活動に励んでいました。
各々が活動に励んでいると、突然、警報が鳴り響きます。
「化学物質拡散の危険。校舎に入ってシェルターに避難せよ」
初めは訓練だと決め付け、無視しようとしていた生徒たち。
しかし、高校の近くにある化学工場が火事で燃えていると知り、訓練ではなく本当に危機が迫っていることを悟りました。
化学工場はやがて爆発。化学物質が拡散されたことで、人々がゾンビ化してしまいます。
化学物質を吸うとゾンビ化してしまうため、校舎から外に出れらず、閉じ込められてしまったグローヴァーたち。
そのうち、校舎内にもゾンビが侵入してきて……!?
『フリーキッシュ 絶望都市』シーズン1の見どころ
ライトなゾンビものだから見やすい!
シーズン1は、閉じ込められた校舎内でのできごとがメインに描かれています。
学園ドラマ×ゾンビという、重厚というよりはライトな作風なので、ゾンビ系を初めて見る人や海外ドラマ初心者の方も見やすいドラマです。
主要人物も限られているので、登場人物を覚えやすく世界観にもすぐ溶け込めるはず。
また、1話20分なのですぐに見終わることができるのも魅力。
20分×10話なので、実質3時間半でシーズン1を見終わることができます。
1シーズンを3時間半で描いているため、当然話のテンポも良く、無駄な描写や中だるみがありません。
ミステリー要素も楽しめる
勇猛で正義感もあって優しい主人公のグローヴァー。
その上冷静さもあるので、グローヴァーさえいれば何とかなるだろうという安心感があります。
しかし、話が進むにつれてグローヴァーに対しても疑問が沸いてくるのです。
思えば、グローヴァーは呼び出されてもいないのに補習に参加していました。
もしかして、化学工場の爆発を知っていたのではないか?だから安全な学校にやってきたのではないか?
母親は普段化学工場で働いているけど、たまたま母親が休んでいる日に工場が爆発したことも怪しい要素です。
校舎に閉じ込められた人たちはみんな良い人に見えるけれど、もしかするとこの中の誰がか化学工場を爆発させたのかもしれない。
そのような様々な疑問がわいてくるので、ミステリーとしても楽しめます。
フレッシュなキャスト
本作は、ユーチューバーやvineボーイズといった、旬な人材がキャスティングされています。
ヒロイン役のライザ・コーシーは、普段はユーチューバーとして活躍。
本作ではクールな女性を演じていましたが、ユーチューブではおもしろ動画を投稿しており、そのギャップがたまりません。
また、ヘイズ・グライアーは、動画サイトでvineボーイズとして名を馳せている若者です。
人間味あふれる登場人物たち
人間味あふれる人物が多い点も本作の魅力です。
悪ぶっていても根は良い人だったり、一匹狼に見えても人の温もりを求めていたり。
登場人物たちが抱えている悩みや感情は、とても身近なもので共感を誘います。
たとえば、不良少年のアダムは「お前の母親は~」と主人公をからかうものの「母親は死んだよ」と聞いて、「すまん……悪気はなかったんだ」と謝る素直さがあります。
一匹狼のタイラーは、普段は非協力的ですが、好きな女性には弱い部分もあったり。
ひとりひとりが人間味に溢れているので、パニックドラマとしてだけではなく、ヒューマンドラマとしても楽しめる作品です。
『フリーキッシュ 絶望都市』シーズン1のネタバレ
土曜の日中。グローヴァーが通う高校は、部活動に励む生徒や補習にきた生徒でにぎわっていました。
そんな中、突然近くの化学工場が爆発し、生徒たちは校舎に避難します。
しかし、家族の無事を確かめたい者や“学校も安全ではない”と考える者たちが、次々と校舎の外へ出て行きました。
校舎に残ったのは、主人公のグローヴァー、妹のメアリー。ヴィイオレットやバレット他数名のみ。
初めは水も食料もありましたが、徐々に底をついていくため各々が切羽つまっていきます。
また、外の化学物質を吸った生徒が校舎に戻ってくるのですが、のちにゾンビ化してしまいパニックに!
ゾンビに接触した場合、下記の危険性があがります。
・ゾンビに噛まれて自身もゾンビ化する
・ゾンビに食べられてしまう
主要人物の数名は、ゾンビによって悲惨な結末を迎えてしまいます。
ゾンビが侵入してパニック化する中、グローヴァーがリーダー的存在となり、的確にゾンビを処理していきます。
外部との連絡は、機械に詳しいタイラーが担当。
タイラーは一匹狼で誰とも打ち解けないので、外部と連絡が取れても誰にも話さず、事態はひたすら悪化していくばかり……。
シーズン1の後半では、ようやく外部からの救助が到着!
と思いきや。なぜか救助員は、校舎にいる生き残りの生徒たちを殺そうとします。
さらに、化学工場を爆発させた人物が主要キャストの中にいるかもしれないと、謎は深まるばかり。
ラストは、外に助けを呼びに行ったラショーンが戻ってきたところで終わります。
しかしラショーンの背後には、大量の人がついてきたようで……!?
『フリーキッシュ 絶望都市』シーズン1のネタバレ感想
閉じ込められた空間(学校)で物語が展開されていくので、ハラハラ感をたくさん味わえました!
ゾンビの動きが俊敏なので、校舎にゾンビが現れるたびにヒヤっとします。
海外ドラマでは、主要人物であっても容赦なく死んでしまうので、本作でも誰が死んでしまうか分からず最後まで緊張感を保てました。
また、主人公のグローヴァが好青年だったことも、ドラマにハマれた要素のひとつです。
追い込まれた状況下でも優しさを失わず、しかも勇猛。
最初はグローヴァーのことが眼中になかったヒロインも、徐々に惹かれていきます。
基本的にはパニックドラマですが、グローヴァーとヒロインの恋愛要素もあり、癒されました。
後半になってくるとミステリー要素も加わって、もしかしたらこの中に裏切り者がいるかもしれないという不安が膨らんでいきます。
裏切り者がいるとしたら誰なのか。それを考察する楽しみもあり、最後まで面白く視聴できました。