化け物の弱点
ボイドが街に入れてしまったのは、這う虫なのか血なのかはハッキリしません。ただ、「それ」を入れてしまったと表現していました。
ボイドは、突然の体調不良や腕の痛みに襲われ、自分に起きていることを話しますが誰も信じてくれません。しかし、6話でエリスがデイルという住民に刺され診療所に運ばれた時に、輸血が必要になりました。
夜ということもあり、外に出ることはできずその場で輸血できるのはボイドだけ。しかし、ボイドは自分の血を輸血したら”血”がエリスに移ってしまうことを懸念して拒否します。誰にも虫は見えず「このままではエリスが死ぬ」と輸血を強要されましたが、その場にいたマリエルが「私にも虫が見える」と言ったのです。
するとケニーにもクリスティーにも虫が見えるようになりました。これは、クリスティやケニーもオルゴールや幻覚、悪夢を見たことでボイドと同じような状況になったからだと思います。
輸血をするためにボイドは、化け物に移すことを考えました。一か八かの賭けではありますが、ボイドはナイフを手に外に出て化け物を引き寄せます。
複数の化け物に囲まれるとナイフで手のひらを切り、そのうちのひとりの首に切りつけます。化け物はにやりと笑って立っていただけでしたが、ボイドが切り口に手のひらを当て「俺の血は貴様の血だ」とマーティンと同じ言葉を唱えます。
ところが化け物に異変は起きません……と思った直後、化け物は体を痙攣させて倒れ込み”本当の顔”をさらけ出して苦しみだしたのです。
すると、ほかの化け物はボイドを素通りして倒れた化け物を囲み、顔を合わせただけで去っていきました。血が化け物を倒したのです。
もしかしたら、これで化け物を倒せるかもしれない問う一筋の希望が湧き、クリスティは化け物が死んだのを確信したら解剖して確かめることにしました。