ヴィクターの記憶
「フロム」で重要な手がかりとなるのは、ヴィクターの記憶です。幼い頃から街で気暮らしていたヴィクターには、様々な記憶がありますが、自分で消してしまった記憶もありました。
ジェイドもまた、シンボルについてヴィクターに尋ねますが、彼はシンボルについての詳細は言いたくないと話していません。ただ、地下道にヒントがあるのは分かっているので、独断で地下道に入り幻覚で”白い子供たち”と”シンボル”を一瞬だけ見つけることができました。
何かのきっかけで、それらが現れるというような感じです。ボイドが、マーティンと会った場所は扉を開けた瞬間になくなって瓦礫の中にいましたが、ボイドは「暗闇に光を照らす」というキーワードでヒントを得ます。
マリエル、ジェイド、ジュリーが何かにとらわれ命の危険にさらされたとき、ボイドは再び、その場所を訪れ松明でで照らします。するとその場所が現れたのです。
さらに今回、ヴィクターにエロイーズという妹がいたことがわかりました。ヴィクターの母は、子供を守るために地下に閉じ込めて決して出ないようにいいましたが、エロイーズは母を追いかけて外に出てしまいました。
ビクターは恐ろしくて外には出なかったのでエロイーズがどうなったのかはわかっていません。ヴィクターが絵を描いているのは、記憶はいずれ消えてしまうけど絵は残るという理由。
タビサは、思い出したくないというヴィクターを説得し、ヴィクターの絵からヒントを得て町から出る方法を模索し始めます。
ヴィクターの記憶によると、彼らの母たちは町から出る方法を見つけたようです。それは、ビクターが隠していた絵にヒントがありました。タビサも、ヴィクターと同じように”白い子供”の幻覚を見るようになっており、それを恐怖を思っていましたが実は助けを求めていたと気づきます。
街を出るには「塔の子供を救う」ことのようで、塔に行くにはボトルの木の中に入らなければなりません。ヴィクターは母の遺体をボトルの木の近くで見つけたため、母親が木に入れなかったことを知ったようです。
木にはたくさんのボトルがぶら下げられていましたが、だれが下げたのはヴィクターも知りません。タビサはヴィクターの助言を得て、独断で木の中に入り塔を見つけます。
塔の頂上まで行くと、子供がひとり姿を現し「こうするしかない」と言ってタビサを塔から突き落としたのです。そして、タビサが目を覚ますと「本当の世界」に戻っていました。
タビサは森で倒れていたところを登山客に発見され、病院に運ばれたのです。そしてシーズン3では、タビサが家族や仲間を救うため、思いがけない人物の協力を得て再び街に戻るようです。
シーズン3では、街の天候が悪化して食糧危機になり住民たちが絶望感に打ちひしがれるようです。妊娠がわかったファティマの健康状態も悪化し、ボイドは状況を改善しようと危険な計画を実行しようとしますが、ドナやエリスはやめるよう説得します。
ケニーは、食料を確保するためグループを率いて森に入るようですが、果たして彼らは生き延びることができるのか?
一方で、ジムの見解は「この街は実験施設で自分たちの行動を見られているのではないか」ということ。これはランドールも同じ考えのようですが、彼はさらに”外とつながっている奴”が街にいると考えています。
これまでからして、ジムとランドールが考えている説の可能性は薄いような気もします。この中で冷静に物事を見ているのは、やはりタビサではないかと。
だからこそ彼女は町を出ることができたのかもしれません。