【風起花抄】21話・22話 ネタバレ感想|裴行倹の腕比べ(ふうきかしょう)

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【風起花抄~宮廷に咲く琉璃色の恋~】21話と22話のあらすじとネタバレ感想。一旦回復し始めた李治の傷口に毒の症状が表れ、熱まで出始めます。複数の医者の見立てから薬には問題がないことがわかり、裴行倹と豆子が傷を覆う布や肌着を調べてみると……。

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21話のあらすじとネタバレ

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尚服局で働くことになり、改めて卓錦娘への復讐を誓う豆子。

ある日、豆子は阿碧を手伝うふりをし、卓錦娘のための茶にこっそりと毒を入れました。

阿碧が卓錦娘に茶を運ぶ途中、豆子は他の弟子たちが安四娘という人はかつて謀反を企てて身を滅ぼしたと噂しているのを聞いてしまいます。

豆子はこんな風に卓錦娘を殺してしまったら母の冤罪は永遠に晴らせないと考え直し、阿碧の代わりに自分が運ぶように見せかけて茶をこぼしてしまいました。

弟子たち全員の前で茶をこぼしてしまった豆子は尚服局での立場がますます悪くなり、鄧七娘にも叱られてしまいます。

この頃、尚服局には腕を怪我している李治のために肌着の袖口を大きく作り直す依頼が来ていました。

尚服局にいづらくなった豆子は、作り直した肌着を李治の元へ届ける役目を買って出るのでした。

豆子は李治の侍従から、怪我で塞ぎ込んでいる皇太子の相手をしてほしいと言われて寝室へと連れて行かれます。

侍従は豆子に、傷は一旦治りかけたが3日目から再び悪化して高熱まで出始めたと話しました。

豆子が傷口を見ると、血は黒くなり皮膚はただれて毒の症状のようです。

一旦治りかけて悪化し始めたことから、豆子は傷を覆う布や肌着に問題があるのではないかと考えました。

そこへ武媚娘も見舞いにやってきます。

武媚娘は自分が呼んだ医者が薬を処方したことから責任を感じ、裴行倹に頼んで都の名医を集めて複数の医者から意見を聞くことにしました。

裴行倹が連れて来た名医たちは口を揃えて、武家御用達の医者の処方に問題はないと言います。

また、裴行倹は自分の腕を傷つけ、李治と同じ薬と布を使って治療する実験もしました。

すると裴行倹にはちゃんと薬の効果が出て、李治の症状には他の原因があるとわかったのです。

豆子は夜になるのを待って、肌着に使われている生地を調べに倉庫に行こうとしました。

すると1人の宮女が肌着用の生地を倉庫に置きに来ます。

宮女に見つかりそうになった豆子を裴行倹が屋根の上へ引き上げて助けました。

豆子は裴行倹にあの宮女は以前、李明の屋敷で働いていた人物だと言います。

話を聞いた裴行倹は李明の屋敷の屋根に登り、瓦を外して中の様子を伺いました。

すると、李明の配下たちが肌着用の生地を薬の入った湯に浸していたのです。

裴行倹が調べたところ、それだけでは無毒だが傷薬に触れると毒性を発する薬だとわかりました。

豆子は密かに李治に別の肌着を用意し、傷が悪化しないようにします。

裴行倹は李治に、それでも当面は李明に次の手を打たれないように重症のふりを続けた方がいいと助言しました。

しかし李明は、裴行倹と蒲巴弩の腕比べを延期されないということは、李治はもう回復してるのではないかと疑います。

李明は見舞いを装い、突然李治の寝室を訪れました。

侍従の機転で、李治は急いで重症を装って応対します。

そして、李治は腕比べは予定通りに行うと言いました。

その場で、裴行倹と蒲巴弩が腕比べを前に睨み合いますが、気迫では裴行倹が勝っているのでした。

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21話の感想

李治に怪我を負わせた上、傷が治らないように肌着に薬を仕込むとは李明は本当に恐ろしいですね。

連携して李明の企みを突き止めた豆子と裴行倹は見事です!

裴行倹と蒲巴弩の腕比べはどうなるのか続きが気になります。

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22話のあらすじとネタバレ

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腕比べ当日、尚服局の者たちは皆仕事を休んで見物に行きたがりますが、卓錦娘はそれを禁じ見に行った者には罰を与えると宣言します。

一方、李明は蒲巴弩に戦力を増す薬を飲ませた上、武器に毒を仕込むように命じていました。

やがて腕比べが始まる時間になり、豆子は足りなくなった刺繍用の糸を取りに行くのを口実に尚服局を抜け出して見物に行きます。

なかなか勝負はつきませんでしたが、蒲巴弩の武器に仕込まれた毒の粉を浴びた裴行倹は次第に意識が遠のいてきました。

裴行倹は気を失わないように自分の腕を傷つけ、必死に策を考えます。

考えた末、裴行倹は蒲巴弩に負けを認めなければ李明の命を奪うと言い、李明に刀を向けました。

蒲巴弩は負けを認めますが、皇帝は激怒し裴行倹は衛兵に取り囲まれてしまいます。

対戦中の裴行倹の様子がおかしいことに気づいていた李治は慌てて、これには訳があるはず、殺す前に説明の機会をくださいと皇帝に懇願しました。

裴行倹は対戦中に持病の発作が起きて戦えなくなったが、もし実戦ならばどんなことをしてでも皇太子を守らなければならず、相手に負けを認めさせるための策を講じたのです、と説明します。

それを聞いた皇帝は武媚娘にどう思うか意見を聞きました。

武媚娘は今の唐の太平は皇帝が優秀な人材を登用したことによるものです、と答えます。

皇帝は裴行倹の行動は皇太子への忠義によるもので、危機にも乱れぬ知勇を評価し裴行倹の勝ちとすると結論を出しました。

裴行倹は礼を述べた後、その場に倒れてしまいます。

楊妃は自分の養子である李明の命を狙った裴行倹について、皇帝が武媚娘に意見を求めたことに大激怒。

李明のために皇太子の座を李治から奪うと決意するのでした。

李治は倒れた裴行倹を医者に診せたいと思いましたが、宮中の医者には李明の息がかかっていて信用できないと悩みます。

そこへ、武媚娘が武家御用達の医者を連れてきました。

医者は力を失ったのは毒のせいだが、一時性のものなのでしばらくすれば回復すると診断します。

腕比べが終わって尚服局に戻った豆子は卓錦娘から戻りが遅いことを指摘され、対戦を見ていたと白状してしまいます。

卓錦娘は豆子に抜け出した時間の倍の時間ひざまずかせた上、夕食抜きという罰を与えました。

そして、その後に今日やるはずだった仕事を全て終わらせるように命じたのです。

その後、李治は武媚娘に改めて腕比べの場での口添えと医者の手配への礼を述べました。

武媚娘は謙遜しながらも、ここぞとばかりに皇帝にもしものことがあれば自分は仏門に入らなければならないことを李治に訴えます。

それを聞いた李治は、これまでの恩返しに将来必ず寺から救い出すと約束するのでした。

夜になってもまだ意識が戻らない裴行倹はうなされながらも”玉児”の名前をつぶやきます。

また、罰が終わって部屋に帰った豆子は裴行倹の容態を心配しながらも、裴行倹の宮仕えが決まり、これからは宮中で会うことができると喜ぶのでした。

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22話の感想

毒を使われたことを言わずに命懸けの策に出る裴行倹。

蒲巴弩の武器を調べれば真相がわかりそうなので、毒のことを言えばよかったのではないかとも思いますが……。

武媚娘のおかげで勝利と認められてよかったです!

それにしても武媚娘がこれまで度々李治の危機を救ってきたのは、皇帝亡き後に助けてもらうためだったとは!

武媚娘もなかなかしたたかですね。

これから、李治と武媚娘の関係がどうなっていくのかも気になります。

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