【風起花抄~宮廷に咲く琉璃色の恋~】23話と24話のあらすじとネタバレ感想。裴行倹は怪我が回復し、李治の侍衛として仕え始めます。一方、豆子は武媚娘から盂蘭盆会の衣装の担当に指名されるのでした。そんな中、裴行倹は豆子の素性を調べ始め……。
23話のあらすじとネタバレ
翌朝、豆子は裴行倹の見舞いに行きました。
豆子は、前夜に看病をしていた李治の侍従から裴行倹がうわ言で”玉児”という名を呼んでいたと聞いてうれしくなります。
侍従に頼まれた豆子が包帯を取り換えていると、裴行倹が意識を取り戻しました。
知らせを聞いた李治も駆けつけ、裴行倹の回復を喜ぶのでした。
豆子が尚服局に戻ると孫徳成が菓子を届けに来ていました。
孫徳成は李治に近づきすぎると、李明に目をつけられて危険な目に遭うから気をつけるようにと忠告します。
しかし、豆子はもう母のような犠牲者が出ないように、李治のような正しい人を応援したいと言いました。
そんな中、武媚娘は宮中の盂蘭盆会※で着る衣装の製作に豆子を指名するのでした。
一方、傷が完治して仕官し始めた裴行倹。
裴行倹は、豆子の作った肌着は着心地がいいと李治が言っていたから、仕官祝いに自分にも肌着を作ってほしいと豆子に言いました。
豆子は快諾し、裴行倹の胴に自分の腕を回してサイズを測ります。
裴行倹は照れながらもうれしそうな顔をするのでした。
また、尚服局では、楊妃に提案した図案がどれも気に入ってもらえず不機嫌な卓錦娘が豆子たちに妙案を出すように命じます。
ある日、武媚娘の侍女、松濤が宮中で恋仲の侍衛と密会しているところを楊妃の侍女に見つかってしまいます。
実は、それは楊妃側が武媚娘の盂蘭盆会の衣装を探るために仕掛けた罠だったのです。
弱みを握られた松濤は、武媚娘が盂蘭盆会で着る衣装の図案が決まったら知らせるように約束させられます。
その後、李治は裴行倹と豆子を呼び、李明の陰謀から救ってくれたお礼の宴を開きました。
李治は外国から献上された葡萄酒をふるまい、豆子は飲み過ぎて酔っぱらってしまいます。
見兼ねた裴行倹は傷が癒えたばかりの李治の体を心配するふりをしてお開きを申し出て、豆子を連れ帰りました。
23話の感想
裴行倹と豆子が想い合っていることをやっとお互いに認識し始めました。
今回の豆子が裴行倹の胴に腕を回してサイズを測る場面は恋愛ドラマ定番の胸キュンシーンですね(笑)
これから裴行倹と豆子の関係がどう発展していくのか楽しみです。
24話のあらすじとネタバレ
宴からの帰り道、裴行倹は豆子に李治とは距離をおくようにと忠告しました。
豆子は、孫徳成にも同じことを言われたが、自分は権力争いに巻き込まれることなど恐れずに良い人にお仕えしたいと言い返します。
裴行倹は口ごもりながら、李治に気に入られたら側仕えにと望まれるかもしれない、女の身で側仕えが務まるのかと諭しました。
ある日、尚服局の者たち全員が食事に行った後、豆子はこっそりと図案を描き始めました。
卓錦娘は鄧七娘に、豆子が何の図案を描いているのか探ってくるように命じます。
図案は”百鳥朝鳳”で、豆子は楊妃のために描いていると言いました。
豆子は、楊妃は先の皇后亡き後、皇后の座に一番近いのは自分だと思っている、その地位を衣にも表したいはずだと説明します。
その会話を聞いていた卓錦娘は手柄を奪う気なのかと豆子を怒鳴りつけました。
豆子は卓錦娘に、妙案を出すように言われていたのでこの図案を提出するつもりでしたと言います。
卓錦娘はわかればいいと言って怒りを収めるのでした。
その後、卓錦娘が”百鳥朝鳳”の図案を見せに行くと、楊妃はそれをとても気に入ります。
卓錦娘はさらに、衣装を本物の鳥の羽根で飾ることも提案しました。
豆子は武媚娘のための図案も描き、提案に行きます。
いくつかの中から、武媚娘は牡丹の図案を選びました。
豆子は花弁を金の糸で刺繍して優美に仕上げることを提案します。
会話を聞いていた松濤は楊妃の侍女にそれを報告するのでした。
一方、裴行倹の直属の部下として旧友である莫坤が配属されました。
莫坤は喜び、何でも裴行倹の力になりたいと申し出ます。
裴行倹は莫坤に、庫狄延忠という男が過去に宮中とどういう関わりがあったのか密かに調べてほしいと頼みました。
莫坤は記録庫に公文書を調べに行きます。
その時、偶然、記録庫に来ていた小順子はそれを見て裴行倹が安四娘の事件を調べていることを知りました。
小順子から話を聞いた孫徳成は、豆子の正体がバレないように自分たちが守ろうと決意するのでした。
裴行倹は莫坤から報告を受け、豆子こそが安四娘の娘、瑠璃で、あの日、武家から逃がすように頼まれた少女だと気づきます。
喜びを抑えきれない裴行倹はすぐに豆子に会いに行き、明日渡したいものがあると言いました。
半信半疑の豆子に、裴行倹は私たちは縁があると言い残して去って行くのでした。
裴行倹は宮外の家へ安四娘の形見を取りに行き、翌日、豆子の部屋を訪ねます。
ところが、豆子は不在で卓錦娘と鄧七娘が部屋で何かを探していました。
それを見た裴行倹は、もし今、豆子に母の形見を返したら卓錦娘に奪われてしまうと考え、持ち帰ることにします。
24話の感想
裴行倹が、豆子が李治に気に入られて側仕えに望まれるのを心配するのはきっと男としての嫉妬もあるんでしょうね(笑)
そして、裴行倹がやっと豆子こそが11年前に助けた瑠璃だということに気づいてよかったです!
しかし、卓錦娘が豆子に目をつけている今の状況ではそれを明かして母の形見を返すのも慎重にならざるを得ませんよね。
今後、裴行倹が豆子の仇討ちをどんな風に助けていくのか気になります。