【霓裳(げいしょう)~七色に輝く虹の如く~】全話のあらすじ一覧。この記事では、ネタバレストーリーと感想を最終回までお届けします。古代ファッション業界を舞台にした本作は、不屈のヒロインと溺愛公子が織りなすロマンス劇。時代劇のライトな雰囲気を楽しめるのと同時に、刺繡の魅力も堪能できる作品です。
【霓裳(げいしょう)】のあらすじ/作品概要
織物業を営む謝家の末娘である謝小霓は、同業者の蘇家に陥れられ家族を失ってしまう。
霓裳と名前を変えた彼女は、家族の無念を晴らし謝家を立て直すため刺繍学校の「雲錦荘」で技術を学ぶことにした。
すると、かつて命を助けた洛王の歐陽子虞と再会し、2人は多くの苦境を乗り越える。
全話のあらすじ一覧
【霓裳(げいしょう)】のあらすじネタバレを最終回(全40話)まで紹介します。
(あくまでも個人の評価です)
1話のあらすじネタバレ
*一部、シーンが前後しています。
商家の末娘である謝小霓(リー・ジャーチー)は、“錦繡大会で勝利すれば宮中ご用達の商家になれる”というお触れ書きを見て参加したいと意気込む。
錦繡大会で勝てば謝家の名をとどろかせることができるはずだと考えていた。
ところが、父に「女子が商売の心配などするな」と反対されてしまう。
「兄上だって私と同じ女子なのに!」
「それは家でも禁句だと言ったはずだ」
実は、謝家の長子(小霓の兄)謝楓は、家業を継ぐために男のふりをしている女性だった。
父は今度口を滑らせたら容赦しないと釘をさす。
それまで黙っていた謝楓は「確かに大会は謝家にとって好機です」と父を説得。
父は「志があるならやってみなさい」と許可した。
しかし、大会用の生地に問題が発生。
染める段階で、無数の黒い斑点がついてしまった。
小霓は、染料に吸収力の高い炭を入れて黒い斑点を取り除く。
陛下から錦繡大会の開催を命じられている宮市局の袁道成は、大会を成功させたいと思っていた。
そのためにも、宮市局と関わりの深い「蘇家」を勝たせたい。
しかし、大会を審査する洛王(ビー・ウェンジュン)は公正な人物とされており、もしも彼が三流の商家を勝者に選ぶようなことがあれば宮市局の顔を潰されてしまう。
そこで、袁道成と幹部の高璇は洛王を招き、蘇家を勝たせるよう遠まわしに頼んだが拒まれた。
洛王は帰路の途中、馬車が壊れて崖から転落してしまう。
実は、高璇が馬車に細工をしたのだ。
高璇の狙いは洛王を骨折させて大会に出させないことだったが、まさか、崖から落ちてしまうとは思っていなかった。
高璇は動揺しながら袁道成に報告する。
すると、袁道成は激怒して声を荒げた。
「愚か者!陛下に追及されたらどうする!あやつは親王なのだぞ」
高璇は何の証拠もないから足はつかないはずだと小声で弁解する。
元宵節の夜。
男装して街を練り歩く小霓は、女子をいじめていた男を懲らしめようとする。
そこへ、蘇家当主の息子・蘇文宇(ソン・ウェンズオ)が現れた。
蘇文宇は小霓を止めようとした際に手が胸に触れ、女子だと気づく。
そして蘇文宇は、小霓が落としていった手巾を拾って微笑むのだった。(小霓に惚れた?)
翌日。
謝楓と狩りに出かけた小霓は、崖落ちした意識不明の洛王を発見した。
1話の感想
驚いたのは、キャストの半数以上が【花不棄〈カフキ〉】と同じだったこと。
それもそのはずで、本作は同じ制作会社が作ったシリーズ第二弾なのだそうです。
謝楓役の邢恩(シン・オン)は【花不棄】と同じくこちらでも男装女子を演じていますが、相変わらずとても似合っています。
妹の小霓を叱りながらも甘やかして守る「溺愛ぶり」も最高でした。
優しく頼れる“お兄ちゃん姿”が素敵すぎて、現段階では男性主人公の洛王よりもときめきポイントが高め。
小霓も謝楓に完全に甘え切っていて、2人のちょっとしたやり取りが可愛くほっこりできました。
謝楓が【花不棄】の時のように闇落ちしないことを願います。
一方、男性陣のビジュアル系メイクが印象的ですが、【双子伝】でメイク耐性がついたのか、すんなりとこの世界観を受け入れられました。
ストーリーも1話からしっかり動いていて好印象。
小霓と洛王の出会いは次回に持ち越しとなりましたが、2人がどのようなケミを発揮するのか楽しみです。
ちなみに、1話だけでこれだけのキャストかぶりがありました。
【霓裳】 【花不棄】 謝楓 莫若菲 小霓の父 九おじ 小霓の母 いじわる夫人 小路 元崇 小琴 小蝦 蘇文宇 白漸飛 高璇 朱寿
2話のあらすじネタバレ
小霓は意識不明の洛王を屋敷に連れ帰った。
「きれいな顔💖」と思いながら眺めていると、洛王が目を覚ます。
ところが、彼は記憶を失っており、まるで子どものようになっていた……。
小霓は回復するまで家に置いてあげたいと父に懇願。
謝楓の口添えもあり、父は屋敷に置くことを許可する。
屋敷にいる間、洛王は食べて遊ぶ以外は何もせず、すっかり小霓になついていた。
包子ばかりを食べるので、小霓は「パオズ」と呼ぶことにした。
そんなある日、謝楓は町で見かけた“尋ね人の似顔絵”がパオズに似ていると気づき父に報告する。
父は、錦繡大会が終わったらパオズに出て行ってもらうことにした。
大会が始まり、謝家と蘇家が最終選考に残った。
謝家が大喜びする一方で、蘇家の蘇功銘は「無名の謝家が最終試験に残るなんて」と気に入らない。
今のうちに謝家を潰しておこうと考えるが、当主の蘇功権は「商人は誠実さが大事だ、道を誤るな」と諌める。
最終選考の当日。
蘇功銘と謝楓は同時に宮市局に入場する。
主催の袁道成は「3回のお題のうち、2回勝てば勝者となる」とルールを発表した。
1回目の勝負は刺繡で、お題は「春」。
期限の2日以内に、宮市局が配布した布に刺繡を施さなくてはならない。
違う布を使えば、その時点で失格となる。
短い期限だったにもかかわらず、蘇家は見事な両面刺繡を披露した。
一方の謝家は、質素な片面刺繡しかできず……。
2話の感想
洛王はすっかり子どものようになってしまいましたが、今のキャラのほうが似合っている気がしますし、何より可愛さが増しました。
小霓は弟ができて嬉しいのか、楽しそうに彼の面倒を見ています。
別れを思って泣いていたことからも、すっかり洛王を大好きになっているのでしょう。
それにしても、洛王はまるで子供なのに、無自覚のうちに小霓をドキドキさせる人たらしっぷり。
可愛いのに高身長というギャップも萌え要素で、小霓と並ぶと余計に高身長が際立ちます。
3話のあらすじネタバレ
1戦目の刺繡は蘇家が勝利した。
街では蘇文宇が、初めて会って以来ずっと探していた小霓を見かけて声をかける。
蘇家の者だと名乗ると、「インチキで勝った蘇家か」と小霓に罵られる。
蘇文宇は本当にインチキだったのかを確かめるため屋敷に戻った。
すると、ちょうど当主(父親)が、大会で不正した蘇功銘を叱っていた。
「汚い真似をして得た勝利など、蘇家の恥だ!私が病に倒れてからお前に商売を任せているが、お前の行いは度を越しておる」
不正の事実を知った蘇文宇は、小霓に謝りに行ったついでに縁談を申し込むが軽くあしらわれる。
生地の色止めを競う2戦目では、日光を浴びても色褪せない謝家が勝利した。
これで1勝1敗となり、次の最終戦で決着がつく。
最終戦は5日後で、お題は「赤」。
小霓は七色に輝く生地を作ろうと謝楓に提案し、高価な原料を別のもので代用することも思いつく。
最終戦の当日。
小霓は大会会場へ行こうとしたが、パオズ(=洛王)が居なくなったため1人で探しに行くことに。
その頃、町で無銭飲食をした洛王は店主に殴られ気絶していた。
目覚めた洛王は過去の記憶を取り戻していたが、その代わりに謝家で過ごした期間の記憶が失われた。
洛王は今日が錦繡大会の最終日だと知り、会場に向かう。
その頃の大会会場。
蘇家が純正な赤色の生地を作ったのに対し、謝家は光り輝く生地を披露した。
その輝きと美しさは審査員から歓声が起こるほどだったが、謝家に勝たせたくない袁道成は「お題の「赤」にはそぐわない」と言う。
その時、洛王が到着する。
洛王の意向により公平な投票が行われた結果、謝家が勝利した。
パオズの正体が洛王だと知った謝楓と父は、小霓には黙っておくことにする。
3話の感想
蘇功銘はあくどい人物ですが、蘇家の当主と息子の蘇文宇は良識があるようで安心しました。
蘇家当主は、蘇功銘ではなく蘇文宇に商売を任せるべきかもしれませんね。
それにしても、予想よりも早く洛王の記憶が戻りました。
子供のような彼はとても可愛かったので、元に戻ってしまい残念な気もします。
*次回4~6話のあらすじネタバレはこちら。
4話~10話のあらすじ
11話~20話のあらすじ
21話~30話のあらすじ
31話~最終回(40話)のあらすじ
37話・38話・39話・40話(最終回)
【霓裳(げいしょう)】の基本情報
話数:全40話
製作:2019年 中国
原題:小女霓裳
監督:ディン・インジョウ
脚本:ワン・ユー、リャオ・シャオユ
キャスト:厉嘉琪(リー・ジャーチー)、毕雯珺(ビー・ウェンジュン)、孙嘉璐(スン・ジアルー)、宋文作(ソン・ウェンズオ)ほか
放送局:BS11 毎週月~木曜
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