海外ドラマ『グリッチ』シーズン1。
数年前に亡くなったはずの妻が、美しかったあの姿のまま墓場から甦る。
一体なぜ?さらに戻ってきたのは彼女だけではなかったのです……。
不可解な”再生”から巻き起こる衝撃的な物語『グリッチ』のネタバレをお届けします。
『グリッチ』の作品概要
【製作】
Netflix・ABC
【製作国】
オーストラリア
【キャスト】
パトリック・ブラモール、ジェネヴィーヴ・オライリー、エマ・ブース、エミリー・バークレイ、ネッド・デネヒー、ショーン・キーナン、ハンナ・モンソン、アーロン・L・マグラス、ジョン・リアリー、ロジャー・コーサー、アンドリュー・マクファーレン、ルーク・アーノルド、ロブ・コリンズ、ペルニラ・アウグスト
『グリッチ』シーズン1ネタバレ
6人の蘇生者
物語の舞台はオーストラリア・メルボルン近郊にあるヨラーナという小さな町。
ある日の深夜、青年が墓地を通りかかると、服を着用せず泥だらけの女性が助けを求めているのに気づきます。
近づいて見ると、次から次へと人が泥だらけになって這い出てきており、怖くなった青年はすぐに警察へ通報。
通報を受けたジェームズ・ヘイズ警官が墓地を調べに行くと、足を怪我した女性が座りこんで怯えていました。
ヘイズはすぐに救急車を要請し、彼女に名前を訪ねているとまた別の蘇生者の男が近寄ってきました。
ちょうどそこに、要請を受けた医師のエリーシャ・マッケラーが到着。ヨラーナは小さな町で、1台しかない救急車が出払っていたため彼女は自分の車でやってきました。
女性をバンの後ろに座らせ、怪我した足を治療しているとき、先ほど隠れた男の蘇生者がやってきたのです。
ジェームズは男に毛布を渡し、何があったのか?何人いるのか?と尋ねました。男は、「ここはどこ?」と聞き、ジェームズは墓地だと答えます。
そしてまたひとり、女性が助けを求めて近づいてきました。そしてまたひとり見つかり……。
結果、保護したのは女性3人男性2人の5人。しかし、彼らのことを物陰から見ていたもうひとりの蘇生者の男がいました。
男は、車が立ち去ると毛布を体に巻き付け、身を隠すように墓地を後にしたのです。
記憶を取り戻す
彼ら5人は記憶がなく、自分の名前も分かりませんでしたが、少しずつ取り戻していきます。
最後に助け出した女性は、自分のつけていた指輪の”K&J”というイニシャルから自分はケイトだと、さらに診療所に来たことがあることも思い出しました。
男性2人のうちのひとりは、カルロと名乗りましたが彼のフラッシュバックから、生きていた時代は1940年代あたり。
そしてもうひとりの男性は、牧場から来たと言いますがどこの牧場かは定かではなかったのです。
診察を終えた者、風呂に入って体をきれいにした者が、診療所のリビングに集まっていました。
そこにジェームズが……。
彼はケイトの顔を見て驚きます。なぜなら、ケイトは数年前に癌で亡くなったジェームズの妻だったのです。
最初ケイトは、ジェームズを見ても彼が誰だか気づきませんでしたが、彼が頬に触れた際にジェームズであることを思い出したのです。
それでもまだ信じられなかったジェームズは、ケイトの写真を彼女に見せました。
撮られた写真は、寝起きのケイトをジェームズが撮影したもので、彼女の腕にあるアザを彼が「コーヒーのシミ」って言っていたことも話したのです。
ジェームズはそのまま泣き崩れました。
正体不明の老人
6人蘇生者のうち5人は診療所で保護されましたが、ひとりの老人は隠れて別行動をとっていたのです。
毛布にくるまり泥だらけのまま夜中の町を歩き、どこかを探している様子で、彼らを通報した青年が老人の後をつけていました。
しかし、後をつけられていることに気づいた老人に捕まってしまいます。
彼は、老人や他の蘇生者が土の中に埋まっている棺から出ているところを見ており、それを携帯で撮影していたのです。
老人は青年に、”ザ・ロイヤル”という店の場所を訪ね、案内するよういいます。
「知り合いがいる、酒が飲みたい」と。
青年が店を案内して立ち去ろうとすると、老人は急にすがりだします。
青年の名前はボー。2人はすでに閉まっている店に侵入しますが、老人は店内にあるゲーム機や電飾が気に入らないと大暴れ。
更に、カウンター後ろに飾ってある明らかに年代物のナイフを見つけ、自分のナイフだと言うのです。