【玉楼春~君に詠むロマンス~18話・19話・20話のあらすじとネタバレ感想。張夫人の誕生日が近づき、沈氏は庫房に保管してある真珠の髪飾りを贈ることにしました。沈氏は、庫房の管理者である林少春に髪飾りを探すよう指示しますが……。
18話のあらすじネタバレ
義姉たちと争いたくない林少春は、義姉たちを順に訪れ交流しました。
そんな中、張夫人の誕生日が近づきます。
庫房に保管してある真珠の髪飾りを贈ることにした沈氏(孫玉楼の母)は、庫房の管理者である林少春に髪飾りを探しておくよう指示します。
するとなぜか、許鳳翘が激しく動揺し、持っていた湯吞みを落としました。
実は許鳳翘は、内緒で髪飾りを質に入れていたのです。
許鳳翘は質に入れたことがバレたらまずいと思い、飴細工の職人に、そっくりの髪飾りを作らせ庫房に保管し直します。
許鳳翘のこの策は、林少春を陥れるためでもありました。
林少春はのちに髪飾りが飴細工だと気づいたものの、すぐに解決策は見つかりませんでした。
そんな時、林少春は、許鳳翘の夫である孫金閣が使用人にしつこく金を請求しているのを目撃します。
いつもああなのかと侍女に尋ねると、毎月少しの小遣いしかもらっていない孫金閣は賭博通いをしており、庫房をあさったこともあるとのことでした。
それを聞いた林少春は、孫金閣への月額金をわざと少なく渡しました。
すると、狙い通り孫金閣が庫房に押しかけてきて、庫房の棚から不足金を持って行こうとします。
林少春の侍女は、孫金閣が立ち去る直前に彼の背中に“飴細工の髪飾り”を引っかけました。
林少春はわざとらしく「お金は持って行ってもいいけど、髪飾りは持って行かないで!」と叫びながら孫金閣を追いかけます。
池の手前まで追いかけると、林少春の侍女は“飴細工の髪飾り”を孫金閣の背中から取って池に落とし、まるで孫金閣が落としたかのように見せかけました。
孫金閣は自分が落としたのだと思いパニックになり、この現場を目撃した吴月紅や蘇映雪も孫金閣が落としたのだと思います。
そして林少春は、沈氏にも“髪飾りは孫金閣が池に落とした”と報告。
沈氏は孫金閣の妻である許鳳翘をこっぴどく叱り、髪飾りの代金はみんなで立て替えるよう命じます。
張夫人の誕生日当日。
林少春は落ち込んでいる様子の沈氏を見かけ、どうしたのかと理由を尋ねました。
すると沈氏は、今までは自分の贈り物が一番高価だったのに、今回は違うため面目が立たないと打ち明けます。
それを聞いた林少春は、自分がお母さまの面目を保つと申し出ました。
「どうやって?」
「張夫人は舞がお好きで、かつては陛下に披露したこともあったと聞きます。久しく踊っていないなら、人前で披露したいと思っているはずです」
林少春はそう言うと、張夫人のために舞を披露できる舞台を用意し「これはお母さまの提案です」と沈氏の顔を立てました。
久しぶりに舞を踊った張夫人は大いに喜びます。
18話の感想
やられたらやり返す鮮やかさは、さすが【瓔珞】の制作陣といったところ。
今回も林少春はうまいことピンチを切り抜けました。
ただ、何も悪いことをしていないのに罪を着せられた孫金閣が少し可哀想でした(笑)
19話のあらすじネタバレ
林少春は師匠の誕生日を祝うため百戯館へ行きました。
すると、先に無双師兄が来ており、師姐の桃夭を紹介されます。
桃夭は、林少春の持つ孫家の玉佩を見て、以前に町でぶつかった男性(孫世傑)から担保として預かった玉佩と同じものだと気づきました。
桃夭は後日、玉佩を孫世傑(孫家長男)に送り返します。
その玉佩を手に取った孫世傑は、以前に町でぶつかり一目惚れした女性(桃夭)のことを思い出しました。
そして、汚してしまった衣の弁償金を届ける約束だったのに忘れていたことも思い出し、桃夭の家を訪ねます。
しかし、桃夭がお金を受け取ろうとしないので、お金の代わりに琴の演奏をしてほしいと頼みました。
演奏を聴き、ますます彼女への想いを強くした孫世傑は、また琴を聴きにくると約束します。
ある大雨の日、孫世傑はずぶ濡れになりながら桃夭に会いに来ました。
桃夭が男物の衣を用意すると、桃夭の侍女はこの衣は桃夭が孫世傑のために手縫いしたのだと教えます。
それを聞いた孫世傑は嬉しくなり、桃夭の気持ちも確かめようとしましたが、桃夭は「奥様からあなたを奪うことはできない」と距離を置きます。
そればかりか、桃夭は奥さまを大切にするようにと言い孫世傑を追い返そうとしたのです。
腹を立てた孫世傑は「もう二度とこない」と告げたものの、帰宅した後も桃夭のことが頭から離れず、支離滅裂な上奏文を提出して父に叱られます。
気落ちした孫世傑は手製の琴を作り、それを桃夭に届けさせました。
一方で桃夭の侍女は「もし本当に、彼が二度と会いに来なかったらどうするのですか。今までの苦労が水の泡です」と心配します。
19話の感想
孫世傑はすっかり桃夭に恋をしていますね。
桃夭に会っているときの彼はとても幸せそうですが、この恋を応援していいのかよく分からず複雑な気持ちになります。
しかもどうやら、桃夭には思惑がありそうですし。
「水の泡になってしまう」という侍女の口ぶりから察するに、孫世傑との逢瀬は計画どおりなのかも!?
20話のあらすじネタバレ
孫世傑は、桃夭に手製の琴を贈ったものの突き返されてしまいました。
孫世傑の部屋でその琴を目にした妻の吴月紅は、「誰に贈るつもりなの、女?」と問い詰めます。
孫世傑はお前のために作った琴だと嘘をつき、琴を習得するよう促しました。
吴月紅は喜んで琴の練習に励んだものの、一向に上達しません。
見かねた林少春は、無理に自分を変えて相手に合わせるのではなく長所を見てもらえばいいと助言します。
馬球が得意だという吴月紅に林少春は、数日後の試合に参加してその姿を孫世傑に見せてはどうかと提案。
孫玉楼も協力し、孫世傑を強引に試合に連れ出しました。
馬球の試合では吴月紅が大活躍し、その姿を見た孫世傑の同僚たちは口々に吴月紅を賞賛します。
孫世傑は誇らしく思うのと同時に、彼女にも長所があったのだと初めて気づいたのです。
しかしその時、桃夭が歩いているのが見えました。
孫世傑は桃夭を追いかけ、君を忘れられないと涙ながらに告げます。
それからというもの、孫世傑は表面上は吴月紅にとても優しくなったものの、外では桃夭との密会を続けていました。
そんなある日、桃夭は孫世傑を誘惑して体の関係を持ちます。
孫世傑が帰った後、桃夭は侍女に、孫家に嫁ぐには自分は身分が低すぎるから まずは子を身ごもらなければと話しました。
そこに突然、林少春が現れます。
実は林少春は、ここ数日の孫世傑の様子を不審に思い 尾行してここにたどり着いたのです。
孫世傑との関係を認めた桃夭に林少春は、分をわきまえるなら問題ないが、もしも邪心や目的があるなら黙っていないと忠告。
そして、桃夭の過去を調べさせてもらうと言って立ち去ります。
20話の感想
あんなに吴月紅を嫌悪していた孫世傑が、彼女の長所に気づいて微笑むシーンはウルッときました。
これで夫婦関係も良好になるだろうと思いきや……!
見計らったかのようなタイミングで桃夭が登場し、結局 孫世傑は桃夭との恋に身を投じてしまいました。
吴月紅とは政略結婚ですし、この時代なら側室を持つことも普通なので、孫世傑が桃夭を娶ったとしても仕方ありません。
ただ問題なのは、桃夭に邪心がありそうだということ。
桃夭は何やら策を弄するつもりのようですが、きっと林少春が華麗に解決してくれるでしょう。