【玉楼春~君に詠むロマンス~】21話・22話・23話のあらすじとネタバレ感想。桃夭の本性を見極めるために疫病にかかったふりを提案された孫世傑は、仕方なく了承します。仮病だと見抜いた桃夭は裏をかいて献身的な女を演じようとしますが……。
21話のあらすじネタバレ
林少春に過去を暴かれれば孫世傑にもすべてがバレてしまうと思った桃夭は先手を打つことにしました。
わざと孫世傑に自分を尾行させ、一芝居打つことにしたのです。
そうと知らない孫世傑は、桃夭の思惑どおり彼女を尾行しこっそり様子を伺いました。
すると、仮面をつけた集団が桃夭に金を催促し、「カモの孫世傑からまだ金を巻き上げられないのか、死にたくなければ仕事しろ」と命じます。
桃夭は、孫世傑を本気で好きになってしまったから騙すなんてできないと言い、ムチで仕置きされました。(ここまで全て芝居)
見るに堪えない孫世傑は桃夭を助けに入り、機転を利かせて男たちを追い払います。
桃夭は孫世傑に、自分は詐欺を強要され、孫世傑と出会ったことも計画のうちだったと涙ながらに告白しました。
孫世傑はすべてを許し、桃夭を守ると約束します。
一方、桃夭の過去を調べた林少春は、彼女が詐欺師だと突き止め孫世傑に教えました。
しかし、すでに詐欺のことを知っている孫世傑は「詐欺は理由があってのことだ」と桃夭をかばいます。
そんな中、黒耳という男が捕らえられ、桃夭に詐欺を強要したと自供しました。(これも桃夭の仕込み)
桃夭は、強要されたとはいえ自分も罪を償うべきだと言い、自ら牢に入ります。
しかし実は、桃夭は看守を買収しており、その看守に頼んで黒耳に自供書を書かせて自害させました。
それにより桃夭は無罪となるも、まだ怪しみ続けている林少春は、桃夭をよく知る師匠に話を聞きに行きます。
すると師匠は、桃夭は目的のためなら何でもする人間だと言い、彼女を止めるには桃夭の策の上をいく必要があると助言しました。
21話の感想
桃夭が想像以上にやばい女性でした。
人心を掌握する系の悪女なので、だまされる側は骨の髄までだまされてしまい、過去にだまされた男たちが本当に気の毒でした。
けれど、当の本人はだまされたことを恨んでおらず、むしろ桃夭に出会えて幸せだと思っているところが恐ろしい。
善悪についてはともかく、相手にそこまで思わせるなら詐欺師としては大したものです。
そんな桃夭の悪事を、林少春がどのようにして暴いて懲らしめるのか、今から楽しみです。
22話のあらすじネタバレ
孫世傑は孫玉楼から、桃夭の本性を見極めるために疫病にかかったふりをするよう提案され、仕方なく実行しました。
しかし桃夭は、孫世傑の脈を診てすぐに仮病だと気づきます。
桃夭は自分を試すのが目的だということも見抜き、一度部屋を出て侍女に言いました。
「詐欺師の私をだまそうと言うなら、こっちも裏をかいて献身的な女を演じるわ」
その会話を聞いた吴月紅(孫世傑の妻)は激怒し、桃夭を捕らえて売り飛ばしました。
船の上で目覚めた桃夭は、人身売買の男と交渉して侍女だけを解放してもらうことに成功。
桃夭は侍女に、孫世傑に助けを求めるよう頼みます。
一方の孫世傑は、急に桃夭の姿が消えたことで「疫病を恐れて私を見捨てたのか」と傷心します。
帰宅した孫世傑は、目の前にいる人を大切にしようと思い、妻の吴月紅を抱きしめました。
その頃。
賈逢源との子を妊娠した蘇映雪(孫家次男の妻)は、賈逢源から中絶するよう言われ落ち込んでいました。
そんな時、白昼堂々むつみ合っていた使用人が捕らえられ、下品だと激怒する沈氏は使用人たちを売り飛ばすよう命じます。
使用人を不憫に思った林少春は、沈氏には内密にその使用人を自分が買い取り遠くへ逃がしました。
その対応を目にした蘇映雪は、林少春なら自分のことも助けてくれるかもしれないと思い、不義密通の末に妊娠したことを打ち明けます。
林少春は、孫家を裏切ることになるから蘇映雪を助けられないと断りました。
すると、蘇映雪は「だったら私は死ぬしかない、私が死ねば不義密通の事実が公になり、どのみち孫家の名誉は傷つくことになる」と言います。
林少春は、考える時間が欲しいと答えました。
22話の感想
どこからどこまでが林少春の策だったのでしょう。
吴月紅が桃夭を捕らえて売り飛ばしたのも、林少春の計画のうち??
ともあれ、孫世傑は桃夭に見捨てられたと思い、吴月紅を大切にすると決めたようです。
でも完全には桃夭への想いを断ち切っていないように見えるので、またすぐに桃夭にほだされるのではないかと心配です。
次から次へと問題が起こる孫家、今度は蘇映雪が妊娠してしまいました!
夫の不在中に懐妊するなんて、誰の目から見ても不義密通が明白です。
こんなことを相談されて、林少春も困りますよね……。
孫家を裏切らずに蘇映雪の子を守る方法が、果たしてあるのでしょうか。
23話のあらすじネタバレ
妊娠のことで思いつめた蘇映雪は部屋でボヤ騒ぎを起こしました。
林少春は力になるからヤケを起こさないようにと蘇映雪を諭します。
そんな中、蘇映雪の夫で孫家次男の孫俊豪が数年ぶりに帰還することになりました。
蘇映雪は彼の帰還前にお礼参りをしたいと言い、林少春も付き添いを申し出ます。
お礼参りを終えた林少春は蘇映雪に「すべてを手配した、もう後戻りはできない」と伝えました。
その帰り道、林少春は蘇映雪の転落死を偽造し、これからは蘇映雪の双子の妹として生きていくようにと言い、用意した戸籍を手渡します。
蘇映雪は感謝して立ち去りました。
孫府では蘇映雪の葬儀が行われ、蘇映雪の死を知った賈逢源は激しく動揺します。
その夜、賈逢源が酔って帰宅すると、目の前に蘇映雪が現れ、死が偽造であることを知らされました。
孫家。
国境から帰還した孫俊豪は、蘇映雪の棺の前で、3年のあいだ1通の手紙も送らなかったことを悔やみます。
孫俊豪を案じる母の沈氏は、喪が明けたら新しい嫁を娶らせてあげたいと思い、姚滴珠を後妻にすることに。
縁談話が進む中、孫俊豪は一方的に結婚破棄の手紙を姚滴珠に送りつけます。
その手紙を読んだ姚滴珠は腹を立てて孫家に乗り込んだものの、孫俊豪はすでに国境(暮城)へ戻った後でした。
姚滴珠は孫俊豪を懲らしめるため、孫俊豪を追って暮城行きの旅に出ます。
孫家では宴が開かれ、桃夭の侍女を目にした孫世傑は追いかけました。
しばらくして、桃夭を連れて孫府に戻ってきた孫世傑は両親に、桃夭を側室にしたいと懇願します。
23話の感想
蘇映雪の懐妊をどうやって解決するのかと思えば、死を偽造するとは驚きでした。
確かにこの方法なら孫家の名誉も傷つきません。
賈逢源に関しては、蘇映雪の死を知ってあれほど動揺していたところを見ると、利用しながらも愛していたのでしょう。
今回、孫家次男の孫俊豪が初登場しました。
妻を亡くしたばかりなのに、もう次の結婚話が進むなんて……。この時代では普通のことなのでしょうか。
一方の孫世傑は、桃夭を孫府に連れ帰りました!完全に骨抜き状態ですね。
このドラマ、孫玉楼以外にまともな男性がいない気がします(笑)