【玉楼春~君に詠むロマンス~】24話・25話・26話のあらすじとネタバレ感想。桃夭を連れ帰ってきた孫世傑は、桃夭を側室にすると宣言しました。すると、孫遜に勘当され、職を失ってしまいます。孫世傑はお金を得るため、道端で書画を売りますが……。
24話のあらすじネタバレ
桃夭を連れ帰ってきた孫世傑は、桃夭を側室にすると宣言。
一同が啞然とする中、孫世傑は、桃夭を人買いに売った吴月紅と口論になります。
口論を続けていると、それまで黙っていた父・孫遜が「側室とて家柄が重要だ」と口を開き、桃夭を娶ることに反対しました。
それに反発した孫世傑は孫遜から勘当され、朝廷の職も失ってしまいます。
その頃。
姚滴珠は一方的に結婚破棄を突きつけてきた孫俊豪にギャフンと言わせるため、彼を追って暮城に向かう旅に出ました。
立ち寄った宿で体調の悪そうな女性を介抱すると、その女性から礼としてかんざしを渡されます。
その後、姚滴珠が入浴しているところに、部屋を間違えた官吏の一団が踏み込んできました。
先頭に立つ人物こそが孫俊豪でしたが、姚滴珠はそれに気づいていない様子。
その時、どこからか悲鳴が聞こえて駆けつけると、先ほど介抱した女性が何者かに殺されていました。
姚滴珠は事情聴取を受けた後、再び暮城へ向かいます。
すると、その道中で詐欺師に荷物を盗まれてしまい、姚滴珠は孫俊豪に助けを求めました。
孫俊豪の行き先も暮城だと知った姚滴珠は、自分も同行すると言い強引に馬車に乗り込みます。
24話の感想
孫世傑にはいろいろと思うところもありますが、桃夭に対する愛情は本物のようです。
孫世傑のように、愛のためにすべてを捨てるなんてなかなかできることではありません。
ふと思ったのですが、桃夭の狙いは(おそらく)お金なわけだから、このまま孫世傑が勘当され続ければ桃夭は勝手に離れていくのではないでしょうか。
孫家から縁を切られ、職も失った孫世傑は、桃夭にとってはもう用なしなのでは?
25話のあらすじネタバレ
吴月紅は、林少春のすすめで被災民に武術を教え始めました。
孫世傑の家出で気が晴れなかった吴月紅でしたが、武術を指導するうちに生きがいを感じます。
そんなある日、道端で書画を売ってお金を得ようとしている孫世傑の姿を目にしました。
心を痛めた吴月紅は、人を遣わせ孫世傑の書画をすべて買い取ります。
一方の桃夭は、孫家が一向に孫世傑を迎えにこないため困惑していました。
孫世傑に近づいたのは玉の輿のためだったのに、孫世傑がこのまま孫家に戻れなければ苦労が水の泡になってしまうからです。
そんな中、孫世傑は客が酒楼で食べ残したものを持ち帰ってきました。
こんな物を食べるなんて耐えられない桃夭は、翌日から酒楼で演奏して自ら稼ぎ始めます。
すると、陳伯遠という男からアプローチされました。
陳伯遠は書生の身なりをしているものの、衣の下から高級な生地が見えた桃夭は、富豪の息子かもしれないと思い侍女に探らせます。
その結果、どうやら彼は皇室御用達の商人のようでした。
陳伯遠がまもなく帰郷すると知った桃夭は、孫世傑と別れて陳伯遠についていくことにします。
25話の感想
売り慣れていないためか、客寄せの声が小さすぎる孫世傑がかわいかったです。
名家の長男として前途洋々だった彼が、こんなふうに苦労している姿は、妻からしたら心が痛いでしょうね。
ただ肝心の本人は、生活が貧しくても幸せそうなのが印象的でした。
そんな孫世傑とは対照的に、見るからに孫世傑から心が離れていく桃夭。
桃夭は今度は陳伯遠という男をターゲットにしたようですが、もしかして、陳伯遠は林少春の仕込みなのでは?
26話のあらすじネタバレ
孫世傑と別れて陳伯遠について行った桃夭は借金取りに囲まれます。
追い詰められた陳伯遠は借金のカタとして桃夭を差し出しました。
一方、孫俊豪一行に伏兵が襲いかかり、伏兵の1人が姚滴珠の髪からかんざしを抜き取ります。
その簪は、姚滴珠が介抱した女性から渡されたものでした。
伏兵を一掃した後、その簪をよく見てみると、中に紙片が入っていました。
その紙片には野狼(盗賊)の根城が示されているようでしたが、雨で濡れて読み取れません。
孫俊豪は濡れた衣を乾かしながら、なぜ暮城に行きたいのかと姚滴珠に尋ねました。
姚滴珠は目の前の男こそが孫俊豪だと知らずに、孫俊豪を惚れさせた後で捨てる計画を話します。
孫俊豪はどうにかして姚滴珠を家に帰そうと思っていた矢先、姚滴珠が熱で倒れてしまいます。
孫俊豪は仕方なく姚滴珠を暮城へ連れて行き、百草先生に診てもらいました。
そのうちに姚滴珠は完治したものの、孫俊豪に惚れているため帰ろうとしません。
そんなある日、姚滴珠は百草先生から孫俊豪の過去を教えられました。
かつて、戦で1人だけ生き残った孫俊豪は心を病んでいたが、曲霊児という女性と出会って愛し合い、心を取り戻したこと。
しかし、曲霊児が野狼に殺されてしまったこと。
それゆえに、孫俊豪は彼女の愛したこの土地(暮城)を守ると誓ったのでした。
26話の感想
やはり、陳伯遠は林少春の仕込みでした!
でも捕まったのは桃夭だけなので、桃夭の侍女がまた孫世傑に助けを求めに行くのでは?
それにしても、このところ主役の影が薄いですね。
もしかすると本作は、孫家1人1人に焦点を当てていく物語なのかもしれません。