【玉楼春~君に詠むロマンス~】31話・32話・33話のあらすじとネタバレ感想。孫遜は国家の赤字解消策を見つけて上機嫌でした。そんな中、林少春は桃夭が赤字解消策を他人に漏らしたことを孫遜に報告します。ところが、桃夭はすでに先手を打っており……。
31話のあらすじネタバレ
暮城では姚滴珠が、藁の下に埋もれていた谷野という男を手当てします。
盗賊の一味だと疑われた谷野は、自分は盗賊に無理やり従わされていただけで決して人は殺していない、嘘だと思うなら劉夫妻に聞けば分かると言うのでした。
孫遜は国家の赤字解消策を見つけて上機嫌でした。
そんな中、桃夭は賈逢源に指示されたとおりに孫遜の書房を漁り“赤字解消策”を盗み見ます。
そこへ孫遜が現れると、桃夭は掃除をしに来ただけだと誤魔化しました。
一方、桃夭の背後に賈逢源がいることを突き止めた林少春は、賈逢源と暮らしている蘇映雪に探ってもらうことに。
すると、蘇映雪から「賈逢源と手を組んだ桃夭が赤字解消策を盗んだ」との伝言が届きます。
林少春はすぐにこのことを孫遜に知らせました。
「赤字解消策を他人に漏らした密偵がいます、その人物は桃夭です」
しかし、孫遜は桃夭は密偵ではないと言いました。
それというのも、桃夭は前もって賈逢源から赤字解消策を盗めと強要されたことを孫遜に話しており、孫遜は内容を書き換えたものを桃夭に渡していたのです。
書き換えられた赤字解消策をまんまと皇帝に献上した梁京冠(賈逢源の師匠)は、愚策だったせいで叱責され謹慎を命じられます。
梁京冠は自分が孫遜の罠にかかったことに気づいて悔しがるのでした。
また、賈逢源も遠方に飛ばされることになりました。
賈逢源を訪ねた孫遜は、賈逢源が自分に近づいたのは敵討ちのためだと見抜き「父の仇を討ちたい気持ちは分かるが、父に死を賜ったのは陛下だ」と告げます。
孫家では林少春が体調を崩し、沈氏は林少春の代わりに桃夭に家事を任せたらどうかと提案しました。
31話の感想
谷野は盗賊に無理やり従わされていただけだと言っていましたが、本当のところはどうなのでしょう。
このドラマは騙し合いばかりなので、誰がどこまで本当のことを言っているのかなかなか読めません。
林少春が体調を崩したのも、おそらく演技ではないでしょうか。
梁京冠はお笑い要員になりつつありますが、演者の王茂蕾(ワン・マオレイ)はこういう面白い役が本当に似合います!
32話のあらすじネタバレ
孫世傑は、ケガをした吴月紅を心配して駆け寄るも「あの女(桃夭)のところへ行けばいい」と冷たくあしらわれます。
孫世傑は吴月紅を後ろから抱きしめ、桃夭は自分の求める女子ではなかった、一生添い遂げたいのは吴月紅だと告げるのでした。
その様子を目にした桃夭は、孫世傑の愛が冷めたなら自分の力だけで何とかするしかないと決意します。
そんな桃夭に侍女は、お腹の子の本当の父親が陳伯遠だとバレたらただでは済まないのでは?と心配します。
そこで、桃夭はわざと階段から転げ落ちて流産し、「吴月紅に突き落とされた」と訴えました。
それを聞いた沈氏は、証拠がないならこの話は終わりだと立ち去ります。
暮城では孫俊豪が、姚滴珠につきまとう谷野を警戒して部下に見張らせました。
すると、谷野が伝書鳩を飼いならしているようだと報告を受けます。
孫俊豪は「伝書鳩を操るなんて何者だ」と谷野を問い詰めましたが、谷野は姚滴珠への贈り物だと言ってその場で伝書鳩を操り、空に「滴珠」という文字を作りました。
その後、孫俊豪は姚滴珠にすぐにでも結婚したいと告げ、姚滴珠も求婚を受け入れます。
ところが、毒入りの酒を飲んだ兵士たちが大量死したため婚礼は中止に……。
死んだ兵士のそばには「野狼の復讐だ、借りは返した」と書かれた紙が置かれていたのです。
一方、貴太妃の葬儀を取り仕切ることになった孫玉楼は、これから忙しくなるお詫びにと林少春を買い物に連れ出します。
その店では、生前の雲妃が身に着けていた一点ものの簪が売られていました。
孫玉楼は、本来なら棺に入れるはずなのになぜ店にあるのか、誰かが宮中から盗み出したのかもしれないと訝しみます。
32話の感想
やはり、桃夭のお腹の子の父親は孫世傑ではありませんでした。
バレたら困るからと、自ら階段から落ちて流産する桃夭が恐ろしすぎます。
でも恐らく、ほとんどの事は林少春の筋書き通りなのでしょうね。
どこからどこまでが林少春の策かは分かりませんが、桃夭が失脚する日も近い気がします。
33話のあらすじネタバレ
具合が悪くなった孫玉楼の代わりに急遽、孫世傑が貴太妃の葬儀を取り仕切ることになりました。
ところが、葬儀の最中に爆発音が鳴り響き、棺の中の副葬品が盗まれたことで孫世傑は責任を問われて連行されてしまいます。
調査を任された梁京冠は、捕らえた者たちを買収して孫世傑に罪を着せました。
梁京冠から報告を受けた皇帝は、孫世傑は死罪に値すると言い、父親の孫遜にも責任があるとして処分を下します。
そのことを知った桃夭は、孫家と共倒れになるのはごめんだと思い、急いで装飾品をお金に換えました。
そして、その金を抱えて小船で逃亡しようとすると、小船で待ち構えていた孫遜、沈氏、孫玉楼、林少春が降りてきます。
実は、孫世傑が貴太妃の葬儀を取り仕切ることになったのも、葬儀中のドラブルも、すべては桃夭の尻尾を掴むための林少春の筋書きだったのです。
林少春は孫遜たちの前で、桃夭が身ごもったのは孫世傑と別れた1か月後だから孫世傑の子ではないと暴きます。
桃夭は開き直って「私を見逃せばこのお金を半分あげてもいい」と言い出しました。
しかし、装飾品をお金に換えた商人ももとから林少春の仕込みであり、桃夭が持っている金はすべて偽物だったのです。
孫遜は従者に、桃夭を捕らえるよう命じました。
その後、孫玉楼は孫世傑の潔白を証明し、今回の黒幕は梁京冠だと皇帝に訴えます。
皇帝は梁京冠に隠居を言い渡しました。
そうして、釈放された孫世傑は、実家に戻っている吴月紅を迎えに行き「これからは大切にする」と誓います。
33話の感想
どこからどこまでが林少春の策で、誰が協力者だったのでしょう。
おそらく孫家は林少春の協力者だったはずですが、皇帝も知っていたような感じに見えました。
桃夭への処罰が甘いような気もしましたが、桃夭にとってはこれが一番の罰になるという解釈で良いのでしょうか。
さすがに桃夭はこれで退場だと思いますし、梁京冠も成敗されました。
となると、残りの10話はまた別の敵キャラが出てくるのでしょうか。